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橋本進 / 『狼煙』

 この度、ソロとして3枚目となるアルバムが発売になりました。前作を3月に発売したばかりで、今回は短期間でのレコーディングとなったのですが、素晴らしいゲストアーティストと共にバラエティ豊かな作品に仕上げることができました。
 M-1「mourning in the morning」には中東やアフリカの少年兵の想いを込めました。当たり前にあったはずの日常が、ある日突然なくなるかもしれない、その儚さ…。M-3「洗剤のブルーズ」では日本の安い洋服屋で売られるジーンズの裏にある世界を叫びました。M-5「星のお姫さま」は、“男の子が男の子を好きになっても、女の子が女の子を好きになってもいいじゃないか”と、今なお同性愛に偏見の強い世間に対する抵抗歌です。アルバムの最後を締めくくるM-8「若草公園にて」は、大分県にツアーに行った際、公園でのんびりギターを弾きながら作った曲です。老若男女いろんな人が行き交う公園で、ぼくなりの哲学を歌いました。
 今回のアルバム、歌詞をじっくり聴いて頂けたら嬉しいですが、楽器のアンサンブルや曲の随所随所に散りばめたアバンギャルドなフレーズも是非楽しんでみてください。

橋本進

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