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泉 沙世子 / 境界線 / アイリス

1988年10月28日生まれ。大阪府豊中市生まれ、岡山県育ち。父、母、ウルフルズさんをこよなく愛する“うたうたい”。キングレコード主催の“Dream Vocal Audition”にて、1万人を超える応募の中からグランプリを受賞。昨年11月にSingle『スクランブル』でデビュー。

「境界線」という曲のテーマは“大きな無償の愛”です。愛には友情、恋人、親子、様々な形があります。この唄はそんな大きな意味での“ラブソング”です。
どうしようもなく辛いとき、限界を感じたとき、誰かに助けてほしいのに、うまく人を頼ることができない。相手と自分の間に線を引いてしまって、これ以上はもたれられない、見せられないと決めてしまうことが多いと思います。そんなときに、境界線なんてとっぱらってもっと私に頼ってほしい。私からも線を飛び越えてあなたのそばにいくよ。あなたの絶対的な味方でいるよ。何があってもあなたを見捨てない。そういう優しくも強い気持ちを歌っています。
「境界線」というタイトルにはもうひとつ意味があります。「もう限界。もう消えてしまいたい。」そんな極限の状況に追い込まれている人に届いてほしい。そこで限界の線を決めないで、投げ捨てて逃げるという選択肢を増やしてほしい。私自身も環境や将来に悩んだとき、怖くて孤独で”もう消えてしまいたい”そう思ったことがあります。この唄はそのときの私がかけてほしかった言葉が詰まっています。私自身を救ってくれた唄です。みなさんの心にも届きますように。
「アイリス」という曲は神戸コレクション東京ランウェイのテーマソングです。私はこのイベントに実際に足を運んだことはありません。憧れはあったけどキラキラしすぎていて会場に入るのは気が引けるようなそんな気持ちでした。でも考えていくうちに、このイベントに行く女の子も外から見たら完璧に見えるけどきっと悩みもあって、その分努力しているのかな…と思えてきて。素直に等身大の女の子の気持ちを書くことにしました。コンプレックスを抱えながらも、夢や恋を掴むため、理想の自分にもっともっと近づくために一歩ずつ努力している女の子。サビの部分は合唱しながらそれぞれが自己暗示にかかればいいな…と思っています(笑)。

泉 沙世子

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