音楽メディア・フリーマガジン

That’s a NO NO! / 『CARROT or STICK?』

 1stアルバム『YES or NO?』発売から3年。エェ感じに熟成した2ndが発売されました。みなさま、ありがとうございます。60年代のR&BやR&Rなどのルーツミュージックをベースとして、泥臭くも清らかなガレージロックを目指すわたしたち。今回はホラー、サイケ、ポップなどなど多彩なサウンドをギュギュッと詰め込んでお届けします。なかでも聴いていただきたいのは、以下の3曲。
 人間の止めどない欲望の暴走を嗤う「The Devil Laughs」は疾走感あふれるオルガンガレージ。
 過去の男との爛れた思い出に漂いながら愛を叫び散らす「Damn it!」の狂おしいギターリフは必聴。
 死んだ女が蘇り、愛しい男のもとへと急ぐ「The Loving Dead」はおどろおどろしくも切ない響き。
 ……こうやって並べると心の病を心配されそうですが、私は心身ともに絶好調です。今日も酒がうまい。他にもNina Simoneの「Ain’t Got No」やThe Animalsの「Inside Looking Out」など、60年代の名曲カバーも収録しております。ご機嫌なR&Bで歌って踊るもよし、元カレとの辛い関係を勝手に重ね合わせて泣くもよし、恋の歌に胸をキュンキュンさせるもよし。気分と症状に合わせて、10曲のなかから、自分で自由に処方してくださいまし。

Vo./G./Org. 吉田ケイ

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