vol.171
FEBRUARY

HEY-SMITH:己を信じ続けることで掴み取った“俺たちのフリーダム”
鴉:迷いや葛藤の先、真実の高みへと彼らは突き抜けていく

HEY-SMITH:己を信じ続けることで掴み取った“俺たちのフリーダム”
鴉:迷いや葛藤の先、真実の高みへと彼らは突き抜けていく HEY-SMITH:己を信じ続けることで掴み取った“俺たちのフリーダム”
鴉:迷いや葛藤の先、真実の高みへと彼らは突き抜けていく

最新号VOL.171:2012年2月1日発行

CONTENTS
LAST ALLIANCE:誇り高き孤高の存在は強さを求めて走り続ける
「少女よ、大志を抱け!」KING RECORDS Presents “Dream Vocal Audition”
自由な表現力を手にしたFLiPのフィジカルな新作
クラウド型24チャンネルセルフ録音サービス『即レコ24』応用編!!
〜関東・東北地方音楽シーンの現状報告〜 Vol.10
音速ライン 藤井 敬之(Vo./G.) / イベンター いずみてぃ / 川崎Serbian Night よしおか / つくばPARKDINER 岡野 / 柏616 山内 / shibuya eggman 鞘師 / 新宿MARZ 小柳 / 池袋LiveGarage Adm 豊島


ARTISTS
HEY-SMITH 鴉 スムルース TRIPLANE winnie ザ50回転ズ Half-Life ROACH the loud function アップル斎藤と愉快なヘラクレスたち それでも世界が続くなら Purple Days heidi. ナチュラルキラーズ Addy Hi+TRY midnightPumpkin FLiP knotlamp Neat's GOOD4NOTHING LAST ALLIANCE sleepy.ab ANEMONE is HERE 後藤まりこ テンションパーマ ザ・サイレンズ

HEY-SMITH

己を信じ続けることで掴み取った“俺たちのフリーダム”

2011年5月にリリースしたフルアルバム『Free Your Mind』が見事オリコン・インディーチャート1位を獲得し、名実共に日本のPUNK界に必要不可欠な存在となったHEY-SMITH。60本にも及んだリリースツアーは各地で大きな盛り上がりを見せ、福岡と東名阪の4会場で行われたFINAL SERIESは全てSOLD OUT。そのグランドファイナルとなった大阪BIGCATでのライブを余すところ無く収録した初のDVD『Our Freedom』が、2/8にリリースされる。2011年、信じた道をただひたすらに走ってきた彼らの集大成が、リアルに詰め込まれた熱量・密度共に高い内容になっている今作。アルバムリリースから今に至る経緯、そして今後彼らが進む道をG.猪狩に訊いた。

HEY-SMITH

迷いや葛藤の先、真実の高みへと彼らは突き抜けていく

鴉が2012年に放つ第一撃として、ニューシングル『蒼き日々』を2/22にリリースする。今年1月から全国放映中の日本テレビ系深夜ドラマ「ティーンコート」の主題歌として、表題曲をもう耳にしている人も多いはずだ。10代が犯した罪を同じ10代が審理するという、アメリカで実際にある裁判制度をモチーフにした同ドラマ。誰しもが悩みや迷いを抱え、夢と現実の狭間で葛藤していた10代のリアルな心情を描いた歌詞はドラマのストーリーに寄り添いつつ、疾走感溢れる楽曲は1つ先へと突き抜けたような感覚に満ちている。昨年8月にリリースした前作のミニアルバム『感傷形成気分はいかが』で見せた新たな方向性は、MERRYとのWレコ発ツアー“激唱FREAKS”という異種格闘技戦なども経て、より振り切った方向へと向かっているようだ。今作では初のプロデューサーも迎えるなど、これまでのイメージに囚われることなくアグレッシブな挑戦と進化を続けている3人。次々と自己ベストを更新するかのような名曲を生み出していく、鴉というバンドの最高到達点はまだ誰も予想すらできない。

鴉

スムルース

この3人にしか表現できない“thmRock”完成! 結成15年目の集大成的アルバム

今までスムルースに触れたことのある人たちにとっては懐かしい感情を呼び起こし、初めて触れる人たちにとっては新しい出会いの興奮をもたらす。約1年振りのリリースとなる彼らのニューアルバム『WHOOP HOOP』は、そんな魅力を持った作品だ。やさしさや安心感というアットホームな魅力はそのままに、原点回帰的な勢いに満ちたバンドサウンドが躍動。聴く者全てを包み込んで広がっていく“歓喜の輪”が、今作には渦巻いている。結成15年目を迎えた3人にしか鳴らせない“スムロック”の完成を、自ら祝福しているかのような集大成的傑作が誕生した。

スムルース

TRIPLANE

結成10年目に導き出した自らの存在証明的・最高傑作

2011年、TRIPLANEは自分たちの原点である故郷“北海道”に改めて立ち返り、“自分たちが何者であるか”という命題に向き合ってきた。そんな1年を経て結成10周年となる2012年、遂に完成させた5thアルバム『V』が2/1にリリース! メッセージとメロディとデジタルエッセンスが鮮やかに融合した今作は、その問いへの1つの答えとも言える彼らだけの確かなオリジナリティに満ちた傑作だ。完全セルフプロデュースで制作された今作を、Vo./G.江畑 兵衛にスペシャル・セルフライナーノーツという形で語ってもらった。

TRIPLANE

winnie

それは決して薄れることのない記憶と音像

磨きぬかれたライティングセンスに男女ツインヴォーカル、動的に感情を揺さぶるエモーショナルなライブでシーンを魅了してきたwinnie。昨年2月に4thアルバム『Synchronized』をリリースし、同作ツアーファイナル(4/23新代田FEVER)を大成功させた彼らが、そのファイナルのライブ映像が詰まった初のライブDVDと待望のニューシングルを完成させた。結成10周年を迎え、バンドして更なる高みへと突き進む彼らは、決して薄れることのない記憶と音像を鳴らし続ける。

winnie

ザ50回転ズ

コンセプトミニアルバムシリーズ第3弾(完結編)
これがザ50回転ズによるぶぶぶぶぶぶぶっちぎりのラブソングだ!!

2010年11月にリリースされたミニアルバム『ロックンロール・マジック』から始まった、我らがザ50回転ズのコンセプトミニアルバムシリーズ。第1弾『ロックンロール・マジック』ではロックンロールに魅了されたピュアな心を描き、そして2011年7月にリリースした第2弾『ロックンロール世界旅行』では自ら道化を演じて魂を削りながら人々を幸せにした。そんな彼らによるコンセプトミニアルバムシリーズ第3弾は、ザ50回転ズが2012年の音楽シーンに向けて送った6通のロックンロール・ラブレター。これがザ50回転ズによるぶっちぎりのラブソングなのだ。

ザ50回転ズ

Half-Life

再びここから駆け上がっていく3人の新たな始まりの序曲

歌い手の体温まで伝わってくるような生々しい言葉と音に満ちていた1stミニアルバム『drama』を、Half-Lifeが発表したのは昨年9月のことだ。そこからわずか半年というスパンで、3rdフルアルバム『replay』が2/8にリリースされる。前作で初めてプロデューサーに久保田光太郎氏を迎えたことで、彼らは新たな視点と方向性を手に入れた。シンプルでありながらもダイナミックさを兼ね備えたサウンドと、生々しくも根底に明確なポジティブさを持った言葉。前作同様の熱量を放ちつつも、ポップ感すら漂わせる耳触りの良さが今作から感じられるのはその両者を彼らが獲得したからだろう。初めてのアルバムを作った時のような気持ちで、“今”のHalf-Lifeが創り上げた音楽。今作は3人が今やれることを全て出し切った総決算的な1枚であると同時に、新たな旅路へ向けてスタートを切る第一歩でもあるのだ。3/10には初の渋谷CLUB QUATTROワンマンも控え、ここから彼らはまた1つ上の高みへと駆け上がっていく。

Half-Life

ROACH

愛も憎しみも全てを共有して包みこむ彼らのモッシュピット。そこに理由なんていらない

3年ぶりの正式音源となる1stミニアルバム『BREED OF THE SUN』を昨年2月に発表して以来、ROACHはまさに精力的な活動を続けてきた。リリース後の全国ツアーで新たな出会いを経つつ、9/30には渋谷CLUB QUATTROでの主催イベント“098-”に600名を動員。確実にその名と存在を世に広めてきた2011年を経て、彼らが新作ミニアルバム『No Reason in the Pit』をリリースする。前作で得た感覚を確信へと変えた今作。あらゆる場所をピースフルなモッシュピットへと変えてしまう音と言葉は、ここでさらなる進化と深化を遂げている。

ROACH

アップル斎藤と愉快なヘラクレスたち

19歳のクソ男子どもがロックへの愛情とほとばしるエナジーを詰め込んだ衝撃的ミニアルバムでデビュー!!

栃木県宇都宮市を中心に活動する4人組ロックンロール・パンクバンド、アップル斎藤と愉快なヘラクレスたち。そのバンド名だけでも既にインパクトは強いが、同名の1stミニアルバムを聴けばさらなる衝撃が待ち構えている。メンバー全員が19歳という若さならではの鮮烈なエナジーを放ちつつ、歴代のパンク/ロックンロールへの愛情と造詣も兼ね備えたサウンド。コアな音楽マニアにも訴求する音作りと、日本語を大切にした歌詞の絶妙なバランスは彼らの大きな魅力だ。ハチャメチャながら特別なオーラを漂わせるライブも含め、今最も注目すべき大型新人がデビュー!

アップル斎藤と愉快なヘラクレスたち

それでも世界が続くなら

“夢”や“希望”で生きていけなかった全ての人たちへ贈る

千葉を中心に活動を続けていた彼らは、メンバーチェンジを経て、2011年にバンド名を“それでも世界が続くなら”に改名し再スタートした。悲しみや苦しみ、様々な葛藤を泣きのメロディーにのせた、エモーショナルな楽曲は、心の奥深くまで直球で投げかけ、聴く者を震わす。そんな彼らの渾身の1st アルバム『彼女の歌はきっと死なない』がついにリリース。全ての楽曲を生み出している、Vo./G.篠塚の心の中を探ってみた。

それでも世界が続くなら

Purple Days

日本のポップスシーンに脈々と続くデジタルサウンド・ロックユニットの新たな旗手

Purple Days

heidi.

揺るがぬ芯で結びついた不動の4人が
結成5周年という区切りの先に見据える未来

2011年に結成5周年を迎えた4ピース・ロックバンド、heidi.(ハイジ)が初のベストアルバムをリリースする。結成以来、不動のメンバーはその内の誰1人欠けても“heidi.”にはならないという強い結束の下で、共に突き進んできた。言葉と想いをしっかり届ける力強さと聴き手の心を優しく包みこむしなやかさを併せ持つ義彦(Vo.)の歌を軸に、この4人でしか表現できないサウンドを創り上げてきた彼ら。これまでの5年間で培ってきたものが詰まった今作は、その歴史を雄弁に物語るかのようだ。初回限定盤には、バンド結成当初にライブ会場でのみ販売された幻の楽曲「マリア」も収録。現在は入手困難な作品からも楽曲を収録するなど昔からのファンはもちろんのこと、新たに彼らを知ったファンもバンドのヒストリーを追体験できるような珠玉の作品集となっている。今作のリリースにあたって、JUNGLE☆LIFEではメインソングライターであるナオ(G.)のソロインタビューを敢行。この5年間を共に振り返ってもらうと同時に、音楽的なルーツやバンドの芯にある想い、さらには現在の心境から今後の展望に至るまでを語ってもらった。

heidi.

ナチュラルキラーズ

迫り来るファンキーかつダンサブルなサウンドに細胞が喜び踊りだす

2009年に結成し、関西を中心に活動するインストファンクバンド、ナチュラルキラーズがニューミニアルバム『ニューライト』を会場限定でリリースする。インストバンドへの注目が高まる中、ルーツミュージックに忠実なアプローチだけではなく、キャッチーなメロディとアグレッシブなパフォーマンスを武器に関西のライブハウスシーンを席巻する彼ら。ガン細胞やウイルスを補食することで知られる“ナチュラルキラー細胞”という正義の細胞から名付けられた彼らが、ファンキーに、そしてハッピーに音楽シーン全体を明るく照らす『ニューライト』となる!

ナチュラルキラーズ

Addy

総勢12名のミュージシャンとクリエイターの“個性”と“遊び心”が
せめぎ合いながら融合する比類なきNEW CREATIVE UNIT

総勢12名のミュージシャンとクリエイターからなる“個性”と“遊び心”をコンセプトにした新しいクリエイティブユニット、Addy。ハイレベルなパフォーマンスと最高のエンターテインメントを目指し、2009年7月から彼らは動き始めた。楽曲制作の他にミュージックビデオ、CDジャケットデザイン、WEBデザイン、キャラクターデザイン、グッズデザインなど全ての制作をメンバー自身が担当。各分野に精通したクリエイターたちと高いプレイヤビリティを持ったミュージシャンたちが、NAO☆(Vo.)の歌を軸に1つとなることで唯一無二の作品を生み出している。そんな彼らが昨年9月に発表した1stミニアルバム『Futures』を経て、より進化を遂げた2ndミニアルバム『ZIG-ZAG』を2/1にリリース。JUNGLE☆LIFEでは初となるインタビューで、その比類なき存在の正体に迫った。

Addy

Hi+TRY

運命的に出会ったガテン系
HIP HOPユニット

ガテン系の仕事を通じて奇跡的&運命的に知り合った3人のヴォーカリストと1人のサウンドプロデューサーによるユニット・Hi+TRY。RYOが綴った嘘のない言葉を、RYOのハイトーンボイス、TAKUの感情豊かな歌声、YUTOの大胆かつリズミカルなラップで作り出すHi+TRYの音楽は、毎日を必死に生きる人たちの背中を強く、そして温かく押してくれる。

Hi+TRY

Neat's

新津由衣が直面した“生きる”ということ

2011年2月までRYTHEMとして活動していたシンガー・ソングライター、新津由衣。ソロプロジェクトとして昨年7月にスタートさせたNeat'sの活動の中で、彼女は26年間守ってきた大切な物を失い、自分の生き方について深く考えることとなる。音楽的なセンスと絶妙なポピュラリティを散りばめ、記号的なキャッチーさと中毒性、等身大のメッセージ性を携えた1stフルアルバム『Wonders』。同作を制作していく過程で、彼女にどのような変化が生まれたのだろうか。

Neat's

GOOD4NOTHING

世界標準を手にした4人の新たなスタート

結成13年。日本国内はもちろん、近年では積極的に海外へも足を伸ばしてライブ活動を展開するパンクロックバンドGOOD4NOTHING。2年前にDr.SUNEを迎え、数多くの経験を積んでバンドとしての成長を遂げた彼らが新たなスタートを切るべく、昨年7月のショートチューンアルバム『It’s shoooort time!!』に続いて早くも新作2タイトルを同時リリース。3月からは海外を含む“RIGHT NOW TOUR”も決定しており、ライブバンドとして世界標準の高みへと駆け上る4人に怖いものはない。

GOOD4NOTHING

DEAD POP FESTiVAL 2012

SPECIAL LIVE REPORT
2011/01/14@恵比寿LIQUID ROOM
coldrain / SHANK / Crossfaith / HEY-SMITH / SiM

見えない壁を壊す熱い想いに、心を揺さぶられた最強で最高の夜

DEAD POP FESTiVAL 2012

LAST ALLIANCE

フロアの熱狂と興奮を限界まで高めるため
誇り高き孤高の存在は強さを求めて走り続ける

2010年10月に5thアルバム5thアルバム『Keep on smashing blue,』、2011年6月に6thアルバム『for staying real BLUE.』という対になるアルバムをリリースし、自身のツアーはもちろん、全国各地のフェスでライブの貫通力と浸透力を見せつけた誇り高き孤高の存在、LAST ALLIANCE。美学を追求した先に彼らが求めるものは、ライブハウスで繰り広げられる熱狂と興奮。今回リリースされる新作・コンプリートシングルコレクション『c.s.c20022011』は、それをより確固たる感触として手にするための新たなスタート。今回はVo./Ba.MATSUMURAに、ライブに対する想いと新曲、そしてLAST ALLIANCEが追い求めるものについて訊いた。

LAST ALLIANCE

KING RECORDS Presents “Dream Vocal Audition”

統括プロデューサー 浅沼 正人氏に訊く

日本を代表する老舗レコードメーカー・キングレコード。数々のアーティストを輩出してきた同社が80周年を迎えた2012年、新たな女性ボーカリストを発掘するためのオーディション“Dream Vocal Audition”を開催する。10年後、20年後の音楽シーンに残る新たな才能を発掘するという同オーディションの統括プロデューサー・浅沼 正人氏に話を訊いた。

KING RECORDS Presents “Dream Vocal Audition”

FLiP

エモーショナル・ガールズロックバンドの最右翼
自由な表現力を手にしたFLiPのフィジカルな新作

ライブバンドとして絶え間ない成長を続けている沖縄出身のエモーショナル・ガールズロックバンド、FLiP。1stアルバム『未知evolution』を2011年5月にリリースして以降、特にその成長は目覚しく、キャッチーかつ独自性の高いロックは、ツアーや夏フェスなどのタフな経験によって確固たるものへと昇華した。多忙な2011年を締めくくる2ndシングル『ホシイモノハ』を昨年12月にリリースした4人は一瞬たりとも立ち止まることなく、早くも3rdシングル『ワンダーランド』を発表。FLiPのネクストステージを予感させる同作は、ライブハウスで新たな光景を見せてくれるだろう。

FLiP

SPECIAL LIVE REPORT:後藤まりこ

とてもナチュラルで、音楽に乗せた言葉はより素直で、行動は相変わらず暴力的で、そしてキュートで、どこまでも自由な、後藤まりこ。

2011/12/27@渋谷O-EAST “Don't Disturb Me!!” 後藤まりこ / 篠原ともえ / 女王蜂

SPECIAL LIVE REPORT:後藤まりこ