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~関東・東北地方音楽シーンの現状報告~ Vol.27

Loxograph/for521 鈴木 香太

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3.11から何も終わっていない現実、伝える術、音楽、そして今を生きるということ。

故郷である、岩手県山田町は津波とその後の火事でメチャクチャでした。瓦礫まみれの実家跡地に立ち尽くした時、グチャグチャな訳の分らない感情が頭をいっぱいにした事を、今でも思い出します。ただ漠然と、動き出さなければならない、そんな思いが当時から僕の中に今もあります。山田町の景色は瓦礫だけが消え、ほとんどが変わらないまま、何も無いままです。

巷では「東北ライブハウス大作戦」や「AIR JAM」、その他多くのイベントがありました。素晴らしいバンドが数多く出演していました。隣の市の宮古市にはCOUNTER ACTION MIYAKO、大船渡市にはFREAKSが出来ました。地元を音楽で盛り上げる為の基盤が整った状態の中で僕は、何も出来ていない自分に歯痒い思いをしていました。きっと東北の多くのバンドや関東に出ているバンドは、似た思いを抱いたのではないでしょうか。

ただただ何か出来ないか路頭に迷って駆けずり回った結果、辿り着いたのは、東北復興プロジェクト「Re:Light」でした。

思い付いた様に復興支援ソングなんて歌えばいいのか? ただ、地元に帰ってライブすりゃいいのか? 良い様に誘われたライブに、うんうんと出りゃあ良いのか?

数多くの疑問が渦巻いた中、「Re:Light」で出会う仲間とライブし、話をする中で、そういったものは消えていきました。生きている限り忘れられない日が生きている以上伝えていかなければならないこと、何も変わっていない現状、生きている現実の中のとても素晴らしいもの、変えていかなければならないこと、僕らの思うたくさんのことが音楽で広がれと、強く願えるようになりました。

震災以降、何が本当で何が嘘なのか分らない事ばかりです。悪魔のようなNPO法人、金の臭いしかしない政治、ヒーロー気分のお偉いさん、得の為に震災を利用する、そんな糞みたいなことの何が真実か、自分には到底理解の出来ないものです。

地元を含む被災地と全国を音楽で繋ぐパイプが出来た今、本当の意味を成すライブがどれだけ行われているのか、お金でも力でもない、人が人を支える音楽が出来ているのか、僕は僕の生きている本当を、全てを、これからも伝えていこうと思います。

27年前の笑顔津波後1 津波後2

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