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怒の百二十二 「“気付き”ダイエットへの誘い……」

ダイエットに成功しました。思い立っておよそ1ヶ月半。体重は78キロから70キロに、体脂肪率は33%から25%に。見た目もかなり変化しましたね、自分で言うのもなんですけど。会う人、会う人に言われるんです。「苦労したでしょ」って。僕は黙って首を横に振ります。苦労してないですからね。ハッキリ言って、マジに楽なダイエットでした。小太りで悩んでいる人、肥満気味で不安な人に朗報です。即効性があり、しかも健康的なダイエットが、誰でも簡単に実行出来るのです。巷に溢れているダイエット商品なんて必要ありません。断食する必要もありません。やろうと思えば今日からでもやれます。そして、1週間後には「痩せたな」と実感出来ます。ズバリ言いますね。僕が実践したダイエットの秘訣は、「気付き」なのです。

さて、「気付き」とはなんでしょうか? 何に気付けば体重が減っていくのでしょう? そこに言及する前に、今一度「ダイエット」の本質について考えてみたいと思います。人は何故に体重を減らしたがるのでしょう? 自己満足のため? 健康のため? それとも意志の強さを証明するため? 違います。答えは否です。人がダイエットする一番の目的は「見映え」です。それも他人から見た「見映え」なのです。スリム体型は、カッコいいです。どんな人でも、太っているより痩せている方がカッコいいのです。つまり、体重が減ったとしても「小太り感」が残っては身も蓋もないのです。逆に体重が減らなくっても体型がスリムにシャープになれば、なんの問題もないのです。それがダイエットの本質ですし、だからこそ「気付き」がポイントになって来るのです。

人が行動を起こすきっかけは、「強制」か「気付き」しかありません。躾や教育は常に「強制」により身についていきます。義務教育なんてある意味「強制」の塊です。子供の頃は「強制」で自らを成長させていけますが、自我が強くなるにつれ、「強制」は「反発」を産みます。大人に対してはもはや「強制」は無意味です。仕事や人間関係に関しては、諦めや達観で行動しますが、それ以外のことは自分の意志がないと行動しません。ダイエットも、だから自分の意志でやろうとするのですが、どこか他人事なのです。それは「気付き」がないからですね。

「気付き」とは、まさに気付くことです。自分に気付くことです。もっと言えば、他人が自分をどう見ているかに気付くことです。人間って弱いものです。いくら自分を冷静に見ようとしても、必ず「まあいいや」と精神的にフィルターをかけて見てしまうものです。まずは、この自己愛のフィルターを外す作業が肝要なのです。
……続く

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