音楽メディア・フリーマガジン

沖縄ファイル Vol.2

4月頭に関西&九州ツアーから帰って、前号で紹介した4/10「WWW(※1)」に続き、4/17は埋立による環境破壊が続く泡瀬干潟を見渡す博物館カフェ「ウミエラ館」オープニングイベント、4/23と24は震災チャリティに司会と歌で出演。更に5/8は、辺野古と同じように新しい米軍施設が作られようとしている北部の東村高江の為の国際通りでのストリートイベントの司会。ほぼ週末しか稼げない司会業の私が毎週ボランティアばかりだと、今月収入ゼロという結果(泣)、誰が呼んだか「チャリティ貧乏」(笑)。更に震災前に決まってた5月後半の北海道→東北→東京ツアーの復活を決意。沖縄も日本も私も大問題だらけだけど頑張って1つずつ乗り越えよう!
(※1:WWW=「What a Wonderful World」というイベント名の略称)

「酒神ユキヲ」と『4head hi-fi stereo』 (※文中4HHSと表記)

2005年5月5日、「スカイメイツ」のトロンボーン担当・宮古島出身の「ユキヲ」こと仲間由希子が27歳の若さでガンで亡くなって、早いもので今年7回希(※2)。酒と音楽と人をこよなく愛し、「酒神」とも「偉人」とも呼ばれ、広く愛されたユキヲの誕生日である翌年9月には、盟友モンゴル800を始め、県外から赤犬やBEAT CRUSADERSなども宮古島に駆けつけて「偉人フェスタ」を開催。以降毎年、全国各地で同時開催飲み会を催してきたが、今年は宜野湾市のライブハウス「HumanStage」山田さんの御厚意で「ミュージシャンならライブしろ!」と言われ、宮古の家族が見れるようにUST中継までやった。その最初に演奏したのが4HHS。ギター前田とベース成忠は、2000年前後の沖縄インディーズブームの中でもアングラな存在の1つ「4Storied Pagoda」というバンドからの腐れ縁コンビ。またユキヲがsaxを吹いていた「INCUBE」というインストバンドでユキヲ亡き後に入った尚也と、ドラムは元「BLEACH」のサユリという4人組。結成して間もないが、長い付き合いに育まれた信頼のお陰か、全員が実直に音楽に向き合うメンバーが揃ったからか、急成長を見せるアグレッシブなインストバンド。この日は特別に、ユキヲが生前やっていた曲を4HHS的アレンジで演奏。このバンドの音源も期待したい所だが、ライブバンドなのでぜひ生で体感して欲しい。
(※2:ユキヲ=由希子の希を使うことにした。)

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