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吉田健児(元行政書士)の歌うたいのプチ法律講座? 第1プチ

kenjiyosidaartist11
 
こんにちは。吉田健児です。
これから『歌うたいのプチ法律講座?』を書いていく事になりました。記念すべき第1プチです。
 
何書くかって事でプチッと考えたんやけど、まぁ音楽情報誌で音楽語ってもアレなんで、僕らしく『法律』ってものを絡めて語ろうかなと。
僕はミュージシャンなので基本いい加減なんやけども、ここでは『元』行政書士としての面をチラッチラ覗かせようかなと思うぞ。あんまそんな面を出していくの好きでは無いので他では見せる気無し(こないだの1stアルバムリリースに合わせて行政書士は無期限お休み中なので今は『元』行政書士ね。行政書士は”街の法律家”と呼ばれる国家資格者で専門家です。”カバチタレ”が有名かな)。
 
『元』なので品位もクソも関係無く責任も無く、何か身近な相談とか質問とかあればいい加減に答えようと思うよ。適当に送ってきてみて。相談料取らへんし。
まぁ、ミュージシャン仲間が今後『悩める相談者』として登場することもあるかもしれません。といっても、法律ばっかり書く気は無いぞ。物事はほどほどに。
 
あー、Gibson Les Paul Junior欲しい。急にふと欲しくなった。P-90一発ってかっこいいわ。ヴィンテージ買ったろかな。でもなんだかんだジャズマスの方がいいかな。。
 
 
DSC_0062_miniそうそう、この間たまたま行った雑貨屋で、ニット帽を被って首の周りにお金やら車やらをぶら下げたえらい楽しげなおっさんの人形を発見したんやけど、エケコ人形っていうボリビア、ペルーやアンデス高地の原住民の間で『福の神』として大切にされている人形だそう。
欲しいものを持たせると(っつうか括りつけると)実際その物が手に入ると言われてるらしくて、欲しいもの背負わせて口にタバコをくわえさすといいんやって。あ、タバコは火曜と金曜やって。
ちなみにタバコはマルボロメンソールがお気に入りらしい。現地ではタバコは高級品やから、それをくわえさせたらいい事があるってゆう話やね。日本ではタバコやっすいけどね。
 
なので買った。買いましたよ。迷いはなかったね。単純にかわいいし。レジで「カード使えますか?」って言ってやった。
すんごい変な顔したエケコさんがいたりしたんやけど、とびきりかわいいおっさんを。身長16cmくらい。ただコイツ重心が安定してなくてすぐ倒れるんやけど。
詳しくはわからへんけど(つっても僕も数カ月前まで吸ってたんやけど)、日本のタバコってフィルターがついてるけど現地ではそれが無いらしく、日本のタバコの方がフィルターある分太いらしいのね。だから、エケコさんの口にくわえさせるのもねじ込む感じやね(笑)。ほとんど噛んでるやんこれ。
なんか「日本製や中国製の偽物エケコ人形が出回っています気を付けてください!」みたいな案内が書いてあったんやけど。一体こうゆう人形の偽物ってなんなのか…? 本物ってなんなのか…? どっちでもええわ。って思いつつ、しっかりペルー産の本物を買った。足の裏にHand Made In PERUって書いてるわ。
 
んで、エケコさんにお願いしたろと思って、ギターを背負わせてみた。ミニチュアギターも探して買った。結構高い。
僕はいままでヴィンテージのFenderのTelecasterをメインにしてきたんやけど、ちょっとそろそろ他にメインのギターも欲しくなってきたから。EpiphoneのCasinoやGibson ES-335もあるけど、欲しいサウンドじゃないんよね。ペルーから来たエケコさん、FenderのJazzmasterくれ。まぁどうせ自分で買うしかないから御茶ノ水とかに探しに行くのは時間の問題やな。
 
プチッ。
 
さてさて、僕は独身を守ってるんやけども。先日、とあるミュージシャン仲間が結婚の準備をし始めたのよね。相手の実家行って挨拶したり、自分の実家に連れて行ったり。

『結婚』っていうのは、2人の間で夫婦関係を生じさせるれっきとした『法律行為』なのね。民法上では『婚姻』と表現してる(民法731条)。
民法は、こう言ってる。

“夫婦は同居し、互いに協力し扶助しなければならない。(民法752条)”
 
一緒に住むんやで、お互いに支え合うんやで、ってことやね。さらにこう言ってる。
 
“夫婦は、その資産、収入その他一切の事情を考慮して、婚姻から生ずる費用を分担する。(民法760条)”
 
金銭面でもお互いに支え合うんやで! ってことやね。結構あれこれ指示してくるよね。うっさいほっといてくれって感じするけどね。
 
こんな感じで民法ってものは僕らの生活に密着している『ルール』と捉えればいい。そんな民法は『一般法の王様』とも呼ばれたりする。僕の得意分野かな。
 
例えば、僕らが気軽にする口約束ってゆうのも、契約書などの書面を残さずにしたれっきとした『契約』を意味するねん。わが国の民法上、「口約束でも法律的に有効に契約が成立する」のね。
書面はざっくり言えばただ単に、後で言った言わないの水かけ論みたいなのを防ぐためのもの、みたいな感じ。
まぁだから、適当な口説き文句や口約束はあんまりしない方がいいぞみんな! ってな感じやね。といっても、例えば僕が法律を専門にしてたからって「うおー! 口約束は契約なんだー! うおー!」とか言う事は無いけどね(笑)。
世の中が法律を必要とするのは、ほんとに困った場合の救済として。法律なんて関係ないところで回ってる部分も多いからね。
 
…音楽情報誌で民法〜条とか書いてる違和感。
 
てことで、プチプチ連載していくよ。『保証人』や『連帯保証人』ってなんや? とかも書いてみよかな。身近な労働問題とかも。遺産相続問題も身近にあるかもしれないね。実は身近に色々な事例が転がってる。『憲法』とかに触れると怪我しそうやからやめとこか。
  
しかし、こうやって音楽情報誌を手に取り、何故か法律ってものに興味を持ってしまう人が現れてしまったら複雑な気持ちになるかもしれない(笑)。
まぁいないか。まぁ最初に書いた通り、法律ばっかり書くんじゃなく脱線しまくるのでよろしくお願いします。
 
ってことで何か相談あったら送ってくれたらええやん。僕ももうこの連載限界だって思ったら編集長に相談します。
 
 
■プロフィール
吉田健児

ロックを基調にシンプルかつ印象的なメロディーを紡ぐシンガーソングライター。ふてぶてしくも古き良きロック魂を漂わせる佇まいがライブハウスシーンやレーベル等業界の重鎮達からも注目を集める中で西原誠(ex.GRAPEVINE)に見初められ、2016年7月にG.西川弘剛(GRAPEVINE)参加曲含む、初の公式音源となる1st Album『forthemorningafter』をリリース。
 
 
■WEB
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