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~関東・東北地方音楽シーンの現状報告~ Vol.33

LIVE & CLUB MACANA ブッキング Daylight Tree Records 馬渕竜也

馬渕竜也http://macana.net/
http://www.fake-face.net/

大きな傷跡から生まれた沢山の絆。僕の終わらない音楽人生で一番に大事にしていこうと思います。

当たり前の日常がなんと幸せな事かと感じされた震災。当たり前の優しさがなんと幸せな事かと感じさせてくれた震災。その経験によりはじめたレーベル、そしてより強くなったライブハウスへの思い。希望という物は最初から僕の目の前にありました。音楽と共に生きていこうと固く決心する出来事になりました。

 

3月11日。入社したてで色々覚える事もあり慌ただしい毎日を過ごしていました。当時のMACANAは地下1階がホール、7階が事務所という作りでした。
突然それは起きました。古いビルだったので揺れには弱い建物で、どんどん大きくなっていき、その場に押し倒されるように埋もれてしまいました。
無残な光景となった事務所に混乱しましたがすぐさま避難。事務所以上に混乱する人集りに変わり果てた光景。突然の出来事に公共機関はほとんど機能していない。先ずは家へ帰ることが優先だと判断しました。
両親、知人に電話するが繋がらず、そして結成してまだ1年足らずのFAKE FACEが初の東北ツアーを沖縄の2side1BRAINと共に初日福島へと向かっていましたが当然連絡もとれず…。ラジオから聞こえる「津波」「死者」「原発」という言葉に実感もなければ状況も理解できない。家へ着き両親の安否は確認し安心しました。ライフラインは遮断されやはり状況を確認することができず不安な夜を過ごす。
翌日。中心地のライフラインの復旧は早く、MACANAの電気を使い携帯電話の充電貸出を始めました。ようやくFAKE FACEとも連絡がとれ、なんとか仙台へ戻っていると聞き、すぐさまみんなの元へ駆けつけメンバー全員の安否を確認し安心しました。その後の地震の状況に関しては大勢の方が本紙でも語っていると思いますし、文字数に限りがありますので割愛させていただきます。
その後MACANAは営業中断するものの、数々の関係者、アーティストの皆様のおかげで以前よりも素晴らしい形となりその年の10月に見事復活。FAKE FACEは再度東北を含む土地でのツアーを行い、地震の状況を全国へ報告しながらも俺らは元気だと言わんばかりのライブをしました。その事をきっかけに僕はもっと彼らを応援したくなり、レーベルを立ち上げ地震から一年後にFAKE FACEの1stミニアルバムをリリースしました。
今回の地震で失ったものは沢山ありましたが、同時に得たものも沢山あります。MACANAの復活の際は本当に多くの人に支えられましたし、FAKE FACEといっしょに被災した2side1BRAINは沖縄にてすぐに復興ライブを行っていただきました。復活後のMACANAにもすぐ来て頂きFAKE FACEとの共演も見事果たせました。
大きな傷跡から生まれた沢山の絆。僕の終わらない音楽人生で一番に大事にしていこうと思います。

 

今は無き旧マカナの入り口

今は無き旧マカナの入り口

初めて流通をしたFAKE FACE

初めて流通をしたFAKE FACE

復活したマカナのステージ

復活したマカナのステージ

 

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