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~関東・東北地方音楽シーンの現状報告~ Vol.36

介護士/歌うたい/ユウワオン 佐藤 努

2013.草野心平文学館撮影100002954071839@facebook.com

人々をコントロールできても、原発はコントロールできなかった。現実と向き合い、何が正しくて、何が正しくないかにとらわれず、“祭り”がしたい。

1978年、福島県双葉郡楢葉町に生まれ。高校卒業後、上京するも、特に何も実らず帰郷。地元で老人介護職に就き、認知症の病気を知り、介護の重要性を知り、地域を明るくしたいと思うようになった。ケアの一環で歌を作るようになり、老人と共に歌っていた。
2011.3.11あの日も。

 

 

地震、津波、原発、私達は、老人数十名を抱え町を離れたました。避難所を転々とし、最終的には、千葉の老人施設に避難させて頂くことになりました。一瞬にして今までの生活は失ったが、歌は残っている。

避難先で介護の仕事に就きながら、自分なりの言葉と歌で、福島の現状を伝える活動を、各地で行ってきました。

脱原発集会、地域イベント、学習会など。様々な方と出会い、思いを共有して頂きました。2012年の夏からは、いわき市内の老人施設に勤務し、市内の老人施設、仮設住宅への慰問、地域イベントへの参加などの活動を続けています。

避難先でお世話になった方々を含め、地域間のつながり、人と人とのつながりには、本当に感謝しています。

昨年、「人を紡ぎ」「町を編む」をテーマに、地域を明るくする応援をしていきたいという思いから、地域イベントの企画、協力を主としたチーム、「ユウワオン」を設立し、3月には、草野心平記念文学館で“ごびらっふのうた#2”を行いました。毎回、希望者には、イベント翌日、20キロ圏内ツアーを案内しています。

震災から3年が過ぎ、様々な思いが言葉として混在している今、私が考える復興(再生)とは、無数の言葉にならない思いを言葉にし、その言葉を自分自身、受け入れることで、「心の復興」=「新しい心」になるのではと考えます。それは、個々の活力となり、人と人とのつながりを持ち、目に見える希望、物質的な復興となるのではないかと思います。

そうした考え方を基に、「話す」と「音」を用い、継続した「笑い」の場をつくり続けるべく、故郷を思いながら、人を、地域を大事にした、明るい活動を継続していけるよう精進していきたいと考えます。

2012仮設住宅慰問

2012仮設住宅慰問

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