音楽メディア・フリーマガジン

ラックライフ Vo./G. PONのお宝自慢 Vol.6

大阪・北摂出身、同じ高校のクラスメイトで結成された4ピースバンド“ラックライフ”。飾らずに感情を爆発させる熱いライブパフォーマンスで観客を魅了、支持を拡大し続けている彼らのJUNGLE☆LIFE誌上連載! Vo./G.PONの“お宝自慢”と題された本連載で、はたしてどんなお宝が飛び出すやら…? 最終回となる第6回は『おんがく(音楽)』という永遠のテーマについて、尽きることなき想いを語る。

まいど〜! ラックライフPONのお宝自慢! なんとまあ! 最終回〜!!! ひゅ〜! どんどん! このコラムもこれで最後、涙なしでは読めない最終回となっておりますので、ハンカチのご準備を。相も変わらず無計画に書き連ねるとします。
歴史に残る最終回! 最後にPONが自慢したいのはっ
【おんがく】
だーーーっ!!! うおーーーっ!!! 最終回っぽいーーー!!! 永遠のテーマ感がすごいーーー!!! 僕の日常のど真ん中にあり続けて早9年? ぐらい? すごいですよね、9年もの間それを真ん中に生きてるって。そんな続いたの初めて。なんかウレシイ。
この目には見えない『おんがく』ってのは、僕らにとってすごく大切なモノ。きっと読んでるあなたにとってもそーだと思う。じゃないとこんな記事に目を通さないもの。楽しい時はより楽しく、悲しい時は一緒にどこまでも行ってくれる、なにより近い存在のモノかもしれません。ないならないで楽勝に生きて行けるやろけど、そりゃもう味気ないやろな〜って感じしますよね。うんうん。

【MUSIC MONSTERS-2014 summer-】

PH01_MUSICMONSTER

僕がおんがくに興味を持ったのは小学4年生ぐらい。当時KinKi Kidsに憧れて、モノマネばっかりしてた気がします(堂本剛派です)。歌うのは元々すきやったし、小学校のお楽しみ会ではモーニング娘。のLOVEマシーンを女子に紛れて踊るぐらいでした(しかもゴマキポジション)。当時オーディション番組がたくさんあって、テレビでそれ見ながら、あ〜俺もこーやって歌手になるんやろな〜って、謎の確信を持ってましたね、なんの疑いもなく。
謎の確信を持ってたはずやのに、金曜夜8時すぎ、テレビを見ながら浜崎あゆみを熱唱。ちょーど帰ってきた母ちゃんに「あんたの下手くそな歌、外まで聞こえてるからやめて。」(ガシャーン)(ブロークンハート)ってゆわれて、びっくり凹んで地獄のような練習の日々が始まりました。悔しかったんだわ、いや、懐かしい。
中学生になってカラオケにしょっちゅう行くようになり、CHEMISTRY(堂珍派)とEXILE(SHUN派)ばっかし歌ってました。だってそーゆう風に歌手になるんやと思っててんもん。よーするに僕は、J-POP生まれJ-POP育ち、悪そうなやつとはだいたい目をそらして生きてきた訳です。怖いし。これめっちゃいいー! とかゆって聴き込んだバンドって、Mr.ChildrenとBUMP OF CHICKENぐらいですかね。あとはさらっとぐらい。
そんなJ-POPの申し子PONは、バンドになんて興味なかったし、ガシャガシャうるさいだけやと思ってました。高校入って、軽音部の先輩のライブ見て、「なんやあれ楽しそう! スターやん!」ってなってバンド組みました。よくあるじゃないですか、音楽始めたのはモテたかったからです、みたいな。僕もそうです、目立ちたかっただけ。学校のスターになりたかった。体育祭とか、無意味に後輩のいるとこ友達と歩いたもんです。一緒に写真撮ってください〜! ってゆわれるの待ちで。そこから始まったんですね〜僕のバンド人生は。安易だ。
それからライブハウスに通うようになり、身近な先輩ですごい歌を唄う人たちがいて、歌を聴いて心が震える事がある、ってのを知りました。わけもわからずボロボロ涙が出たり、気付いたら両手上げてたり、ひどい時には無意識にダイブしてたり。発信されてる音楽を受信して、自分に重ねて感動する、とかじゃなく、鳴ってる音楽に体が、心が勝手に反応するって感じですかね。なんなんですかね、よーわからんもんです、すごいね、おんがくってのは。
いつも練習スタジオでお世話になってる地元の茨木JACK LIONってライブハウスには、プロのミュージシャンの方がたくさん来られます。中でも僕が衝撃を受けたのは、金子マリさん。なんかわからんけど、もう涙が止まらんくなっちゃって、着てた服の袖ボトボトなるまで泣いたなあ(笑)。一音で痛いとこに刺さるってゆーか、すごくすごく優しいんやけど、強くて、凛としてて、可愛らしい。地元でそーゆうミュージシャンのおんがくに触れれるってのは、すごくありがたい事やと思うのです。触れてみなわからん事が、たくさんあるなあって。僕には『おんがく』を教えてくれる人がたくさんいた訳です。

【初めてマリさんのライブを見た日】

PH02_マリさんそーやって9年間、おんがくを真ん中に置いて生きてきました。あっとゆーまの9年。目立ちたいだけで始めたバンドが、いつの間にか人生かけてやるよーになってた。そんなもんなんかもしれへんなあ、大概の事は。
ステージで『おんがく』を鳴らしてる瞬間、僕が一番笑えて、泣けて、感じれる場所。もちろん僕も一人の人間なので、ステージやライブハウスだけで生きてるんじゃない。きっとあの場所がなくなっても、どってことなく幸せに生きて行く自信もあります。それでも、きっとあそこに立つ事が、ライブハウスでおんがくを浴びる事が、一番幸せになれると思ってるから、僕はおんがくのある場所に行くのです。ステージに、立つの。
それって、きっとあなたも一緒なんちゃうかなあと思う訳。この日この場所であのおんがくが鳴るから、ライブハウスに足を運ぶ。それはその瞬間自分が充実するために行くんでしょ? おうちでゆっくりする事も、友達誘って飲みに行く事だってできる中で、自ら選んでライブハウスに、お金を払って、時間を使って、『おんがく』を聴きに行く。今これを読んでるのだってそう。暇つぶしかもしれん、たまたま目に入っただけかもしれん。それでも、ここまで目を通してくれてるのは、あなたが選んで読んでくれてる訳です。僕らは常に、自分の歩く道を、自分で選んで歩いてるんです。やらされてる、なんてのはきっとないんです。あったとしても、それはより良い道をこれから先歩くために、やと思うんです。
なんかいつまでもそーゆう関係でいれたらいいなあと思います。お互いがお互いを選んで、おんがくを真ん中に向き合ってる。そんな奇跡的な状況が、日常になる、当たり前のよーに、向き合っていたいです。やから、ライブハウスに遊びに来て下さいね、僕もいますから。

【ジャングルライフ編集長と】

PH03_編集長とそんなこんなで、PONのお宝自慢最終回は『おんがく』でした! このコラムどーでした? 大昔から読んでたジャングルライフで、まさか自分がコラムやらしてもらえるなんて思いもせんかったなあ。楽しかったです。
またライブハウスで会いましょね! ライブハウスは楽しいところ!
ご愛読ありがとうございましたっ!

 

 

 

■リリース情報

LLal_JK1
4th Album『正しい僕の作り方。』
I WILL MUSIC
XQML-1002 ¥2,400(+税)
NOW ON SALE

■ライブ情報

「正しい僕の作り方。」ワンマンレコ発ツアー
“正しい僕の作り方。〜GOOD LUCK vol.30〜”
11/22(土) 渋谷 TSUTAYA O-Crest

“正しい僕の作り方。〜GOOD LUCK vol.31〜”
11/24(月) 名古屋APOLLO BASE

“正しい僕の作り方。〜GOOD LUCK vol.32〜”
12/06(土) 大阪LIVE SQUARE 2nd LINE

  • new_umbro
  • banner-umbloi•ÒW—pj