音楽メディア・フリーマガジン

台灣的音樂情報 Vol.14

台湾の音楽をラジオ番組で紹介。〜JFN 楽楽台湾〜

台湾在住11年目のエッセイスト『青木由香』が、台湾から毎週お送りしているラジオ番組『JFN楽楽台湾』。Japan FM Networkから全国17放送局に配信されています。2011年4月から開始されましたが、初めての収録は、2011.3.11ちょうど、台湾のスタジオに入る直前に日本の震災の模様を生中継で観ていました。早い事に、今年で2年目を迎えます。台湾のインディペンデントの音楽を多く紹介しているのですが、日本から台湾に来るアーティストの情報も取り上げています。
台湾の人たちはとても日本の事が好きで、日本の音楽をよく聞いているので、日本の人たちも台湾の音楽を少しきにかけていただけたら嬉しいです。そして日本のアーティストの台湾でのイベント情報などがあればどしどしご連絡をくださいね。
ラジオは想像するメディアです。音楽の他にも、台湾各地の面白い場所を訪問してレポートしたり、食べ物の特集をしたり、変わった切り口で台湾を紹介しています。ララジャパニーズというコーナーもあって、台湾に残る日本文化も時折紹介しています。年配の方々は日本語を話すので、コメントを頂いたりしています。
気になる台湾の音楽や、こんなジャンルで面白いのある? など質問やリクエストがあったら、メッセージください。

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Japan FM Network 楽楽台湾

身近なのによく知らない、いや知られていない隣国台湾。
台湾には音楽&アートのプラットフォームが存在し、
大きな影響力をもっています。そんな台湾のポータルサイ
トと連携、台湾の人気ステーションUFO FMの協力のもと
日本には台湾の最先端クリエイターたちを紹介、
また、台湾には日本の最新サウンドを紹介していく
“日本と台湾の音楽&生き方交流プログラム”。
パーソナリティーは青木由香。
FM秋田/FM栃木/FM長野/FMとやま/FM三重/FM山陰/FM岡山/FM山口
FM高知/FM香川/FM大分/FM佐賀/FM宮崎/FM徳島/FM青森/FM石川/FM滋賀

番組WEB SITE
http://www2.jfn.co.jp/blog/lala/
今月の推薦アーティスト
非人物種
http://www.indievox.com/inhuman

何欣穗
http://www.indievox.com/ciacia

河豚子
http://www.indievox.com/fuguko

 

タイペイ発。アジアのオルタナ系ロックバンド
待望の日本デビュー STAYCOOL(ステイクール)

2年ほど前に、知人のCaféでバイトしていた男の子がバンドをやってるという事で紹介を受けた肩の力が抜けて心地よい音楽。それがこのバンドとの初めての出会いでした。
メンバーそれぞれ、仕事をもったり家庭を持ったりしているので、音楽活動は、然程頻繁に行っている訳でもありません。ハリーポッター似のボーカル、ウィル君のひと懐っこい性格にすぐに仲良くなり、何度かライブに足を運び、このバンドの良さをもっと感じるようになりました。歌詞は、ほとんど英語。聞いたところ台湾の音楽とは想えない懐かしい音楽。知人のプロデューサーを紹介した事がキッカケで日本での発売が実現しました。
『ニューヨークでもなく、ロンドンでもなく、東京でもなく、こんなバンドが台北にいたなんて!』 メンバーはみんな社会人。
都会(台北)の日常生活をリリカルに綴った物語! 甘酸っぱいメロディと甘く染み入るボーカル! オーガニックで都会的なアジアの新しい才能=STAYCOOL。聴くとリラックスさせてくれる上質のFORMOSA POPS。台湾と日本版を2カ国同時発売! 全14曲のアルバムは、日曜日の晴れた日にお掃除をしながら聴くのにぴったりかも。

 

188_TWt_SC台北発。アジアのオルタナ系ロックバンド、待望の日本デビュー。

ニューヨークでもなく、ロンドンでもなく、東京でもなく、
こんなバンドが台北にいたなんて!
都会の日常生活をリリカルに綴った14編の物語!
甘酸っぱいメロディplus甘く染み入るボーカル!
オーガニックで都会的なアジアの新しい才能=STAYCOOL
聞くとリラックスさせてくれる上質のFORMOSA POP メンバーは社会人。

STAYCOOL Profile
Staycoolを成立した当初、メンバーの平均年齢は25,26歳。当時は皆、兵役を終えたばかりで、社会人一年生。オールディーズが好きで、いつもアナログのカメラを背負い、黒いスニーカーで古いスクーターに乗り、ただ大声で歌うことを楽しんでいました。年を重ねてもStaycoolのメンバーは、それぞれに自分の路を歩んでいます。寄り道をしそうになっても前に進み、もう若いと言い切れる歳ではないけど、Staycoolは変わらず、音楽・写真・文章で生活を記録し、仕事と生活の隙間で夢を追いかけています。昔は、つまらない社会人と音楽狂いの若者を馬鹿にしていたけど、七年が経ちメンバーの三人は結婚、そのうち二人は子供がいます。一人は海外から帰国しました。自立して、生活の選択肢はいろいろありますが、都市の峡谷から空を見上げ、Staycoolは温かい音楽で生活を描きます。Staycoolの音楽は、都市に暮らすみんなに身近な物語を聞かせます。

●スタンリー(陳品先 Stanley Chen)
作曲、キーボード、ドラム、ジャンベ
●ウィル(洪璽開 Will Hung)
ボーカル、アコースティック・ギター、作詞
●ブライアン(游睿威 Brian)
エレクトリック・ギター
●ミッシェル(呂明憲 Mitchell Lu)
ベース
●トレイシー(蔡純宜 Tracy Tsai)
ヴィオラ
●ポンポン(彭乃芸 Pongpong Peng)
ヴァイオリン

Urban Canyon(都市峽谷)について
都会のアパートでは1枚の窓があればラッキー。もっとラッキーであれば、ビルとビルの間から朝日が部屋に差し込みます。それから階段を下り、建物の影に移動し、信号を待ち、もっと高いビルに上がる日々が繰り返されます。週に五日、ガラスに囲まれた室内に座り、パソコンを見つめ、たまに下の風景と上の空を見ます。残りの二日はバックパックを背負い、遊牧民みたいに、無線LANの届く場所にいます。疲れたら、また窓があるかないかの部屋に戻ります。都会は峽谷です。海抜によって違う風景があります。毎日上がったり、下りたりする私達は思いつくときのみ空を見上げます。このアルバム「Urban Canyon」は、都市の峽谷の物語を歌っています。

188_TWt_jk『Urban Canyon』(都市峽谷)
LaLa Music
SLLAL-0001
¥2,415(税込)

 

 

 

Urban Canyon(都市峽谷)全14曲収録
1.Marinate
2.Urban Canyon
3.165
4.Hanging Around
5.Though the Viewfinder
6.Luca
7.Over World
8.River
9.Distance
10.Leave it all to December
11.Worldwide Journey
12.Bitter
13.Luminaire
14.所以說

 

STAYCOOL「Urban Canyon(都市峽谷)」リリース記念」
〜楽楽台湾LIVE vol.3〜

会期:2013年7月8日(月) 18:30開場 19:30開演
会場:山羊に、聞く?(代官山) http://yagiii.com/
出演:青木由香、STAYCOOL(ステイクール)(from台湾)
※ウィル/スタンリー/トレイシー3名編成でのアコースティックライブとなります。
チケット:前売3,000円/当日3,500円(ドリンク・フード別)
要予約:【WEB】http://yagiii.com/?page_id=1235
【電話】03-6809-0584
予約開始:6/12(水)〜

 

「孤独」で人を癒す音 Mary See the Future

2011年11月、台北THE WALLで行われたMary See the FutureのLIVE。言葉少なく、曲紹介もないまま、「歌おう」とボーカルのJoshの一言で曲が始まったことが印象的でした。女性っぽくもあり、陰のある歌声と優しい音像が織り交ざるその響きに私は夢中になりました。
2007年にボーカルのJosh、ベースのFish、ドラムのEric、三人で「Mary See the Future」が結成されました。その後、ギターのRogerが加入して、現在はメンバー4人で活動しています。今までリリースされた作品は、「What Should I Goes to Be」、「Cheer」、「 Hellow」3枚のシングルと一枚のアルバム「Yes, I Am」。そのアルバムで第23回金曲奨のバンド部門にノミネートされました。去年リリースされたシングル「Hellow」では、一つの曲をロック、レゲエ、電子音楽、三つのスタイルに編曲された、遊び心のある一枚です。音楽を通して彼らが伝えたいのは、日々出逢ったことや周りの物事。そこには孤独だけど人を癒す雰囲気が漂っています。聴く側がそこから出された物に共感したからこそ、今、台湾の人気バンドになったのでしょう。今回、Mary See the Futureを紹介する機会をいただき、感謝しています。私は「Kind of Music」と言う台湾インディーズ音楽を紹介するブログを書いています。興味のある方は、ぜひこちらもご覧ください。

Text by 賴彥瑾 http://ameblo.jp/jill801114/

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Sansanar 台湾の大型野外イベント
『2013新北市貢寮鄉國際海洋音樂祭 HO-HAI-YAN GONGLIAO ROCK FESTIVAL』に出演

台湾北部最大のロックフェスティバル、貢寮国際海洋音楽祭が新北市の福隆海水浴場で開催されます。「亞洲女力2.0」と題する3日目に、シンガポール、マレーシア、香港のアーティストと並び、日本代表で沖縄からSansanarが参加する事が決まりました。この貢寮鄉國際海洋音樂祭は、台北県政府新聞室と独立系音楽製作会社の「角頭音楽」が中心となって2000年にスタートし、アメリカで1969年に行われたウッドストック・フェスティバルの華人版を目指しています。今年で14回目を迎え、現在の主催機関は新北市政府となり、昨年開催の同イベントは5日間で延べ87万人の来場者が訪れる大きなイベントに成長しました。新北市に経済効果をもたらす夏の風物詩と言われています。

Text by BlueTrePress Taiwan

2013新北市貢寮鄉國際海洋音樂祭
2013年07月10日〜7月14日 5日間
新北市貢寮區福隆海水浴場
http://www.2013hohaiyan.tw
※Sansanar出演は、07月12日メインステージ。

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★台湾のインディーズレーベル『角頭音楽』沖縄で台湾WEEK開催

188_TW_02010年後半から、日台航空協定(オープンスカイ)協定が結ばれ、国と国が行っていた国際線の乗り入れ交渉を、航空会社が直接自由裁量で行えるようになりました。そのおかげで、今では日本各地20カ所と台湾を結ぶ直行便が飛び、航空10社が就航しています。オープンスカイ以前から直行便が飛び、積極的に台湾と交流を深めている沖縄で、この夏台湾イベントが開催される事になりました。

沖縄県那覇市の中心国際通り近くにある桜坂劇場。1950年代から営業していた映画館を2005年にリノベーション改称し、現在ではミニシアター系の作品を中心に上映し、ライブも不定期になっている那覇市の文化スポットがあります。この桜坂劇場を中心に、近隣エリアののBARや公園で、音楽や映画、絵画、言葉などを紹介する「ASYLUM(アサイラム)」という小さな街フェスが2007年から開催されています。いまでは20組を越えるアーティストをはじめ、全国のさまざまな街から多くの人が集うイベントになりました。桜坂の風物詩となるこの「ASYLUM」は、2013年を迎え、『ASYLUM 2013 -TAIWAN STYLU-TCM WEEK』と称し、台湾のインディーズレーベル『角頭音楽』と国際共同制作で同イベントを共同開催する事になりました。

188_TW_1角頭音楽とは、台灣の各地方で活動するアーティストや、台湾原住民の音楽を多く扱うインディーズレーベル。國際的な音樂イベントへも多数参加し、台灣各地で積極的に大型音樂フェスティバルの開催にも取り組んで来ました。「HO HAI AN ROCK FES 海洋音樂祭 」、「愛愛搖滾帳棚音樂節 LOVELOVE ROCK FES 」、など。台灣のインディーズ音樂文化へ常に刺激を与えてきました。台湾原住民を主役に音と映像、オーケストラで構成したミュージカル「很久沒有敬我了你」も台湾のみならず、中国本土でも開催され盛況を呼び、今年映画化される予定もあります。この土地の音樂を皆に紹介したいという考えのもと、音樂の本質を大切にし活動している角頭音楽のコンセプトは、『人』、『土地』、『歌』 をつなげる事がテーマ。この土地でその時代の歌を記録し続け、台灣のメディアには、台灣で最も大胆なインディーズレーベルと称され、毎年角頭音楽の動きは注目されています。

陳建年 Poul-dull [東海岸から来た先住民レジェンド]

陳建年 Poul-dull
[東海岸から来た先住民レジェンド]

巴奈&Message [台湾のTracy Chapman]

巴奈&Message
[台湾のTracy Chapman]

南王姊妹花 [Nanwan Sisters]

南王姊妹花
[Nanwan Sisters]

今年、沖縄の「桜坂劇場」と国際共同制作のイベントを開催するにあたり、台湾から出演者8組・50名以上の出演者、スタッフ陣を送り込み台湾WEEKを開催する事になりました。台湾からの出演は、台湾の東海岸出身の先住民レジェンド。現役警察官で歌手の『陳 建年』や、台湾のグラミー賞にあたる金曲奨アーティストを数多く排出した伝説の部落、南王部落から『南王三姊妹』、台湾のTracy Chapmanと呼ばれる『巴奈&Message』など、貴重なアーティストが沖縄を訪れます。日本、沖縄からも『タテタカコ』, 『Element of the Moment』, 『比屋定篤子+サトウユウ子』など、実力派アーティストが20組以上参加。桜坂の街を国際色豊かに盛り上げます。

開催に向けて、7月上旬から同劇場では台湾キャンペーンを実施。台湾の小物や衣服、TCMの作品を館内で紹介していきます。この時期、沖縄を訪れる際には、桜坂エリアを訪れてみるのはいかがでしょうか?

Text by : BlueTreePress Taiwan

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『ASYLUM 2013 -TAIWAN STYLU-TCM WEEK 』
■日程:2013年7月27,28, 2日間を想定。

■開催場所:桜坂劇場及び、桜坂セントラル、近隣エリア 。
開催に伴い、開場では台湾月間を開催。作品展示やワークショップ等を行います。

■出演者
台湾:查勞巴西瓦理、陳 建年、南王三姊妹、湯姆哈克、巴奈、龍哥、保卜、柯敏薰、計8団体
沖縄:タテタカコ, Element of the Moment, 比屋定篤子+サトウユウ子, マルチーズロック, 那覇太鼓,ちえみジョーンズ知念詩導 宜野湾カントリーズ, コウサカワタル, シャオロングトウザ・スカイ, カチンバ5 他多数

■主催;ASYLUM -TAIWAN STYLU- 2013実行委員会(桜坂劇場、角頭音楽、你好我好有限公司)

■協力団体;文化部影視及流行音樂產業局、琉球華僑総会、株式会社沖縄インダストリー

■問い合わせ;桜坂劇場+81 98-860-9555

■オフィシャルサイト;
ASYLUM http://www.sakura-zaka.com/asylum/2013/
角頭音楽 http://www.tcmusic.com.tw
BlueTreePress  http://www.btpbtp.com/tcmdream.html

■協賛
沖縄JCS学院

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