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怒の百二十六「ジェジェジエの倍返し」

なんだかおかしいよね。今の世の中。極端に「右に倣え」だもの。テレビ離れとかマスコミで言われていると、誰もテレビを見ない。だけども、何かのきっかけで「このドラマが、凄い!」となると、みんながみんな「ジェジェジエ」だし「倍返し」なのです。半沢は、一度も見なかったけど、世間的には視聴率40%を越え、もはや社会現象と化しているのですね。

この前も、地下鉄鶴見緑地線に乗っていたら、天龍パーマのおばさんが車中で「ジェジェジエ!」と叫んでいました。見ると、どからか迷い込んだカナブンがパーマ頭にとまってたのでした。僕は、「あまちゃん」もほとんど見なかったので、「ジェジェジエ」が流行語だと理解出来ず、しばらくはその天龍パーマを「ゲゲゲの女房」ならぬ「ジェジェジエのおばん」と呼んでいたのでした。

でも、ほんと極端ですよね。ドラマの視聴率が上がらないと嘆いていたのに、こんな爆発的なヒット作が出たりもします。話題になってるから、乗っておこうとの考えなんでしょうね。僕は臍曲りですから、話題になればなるほどテレビから遠ざかってしまう。逆に、誰も評価しなかった「赤い糸の女」なんかを、追いかけてしまうのです。

「あまちゃん」は、あのクドカン節をNHKの朝ドラでやった値打ち……そこに尽きる気がします。あれが、民放の深夜枠で放映されていたら、ここまでの人気になっていたでしょうか?マニアックな深夜ドラマという扱いで終わっていたような気もしないではありません。いわゆる「ステージ論」ですね。同じ事をしていても、発表する舞台によって評価も展開も、天と地ほど違ってくるのです。「あまちゃん」こそは、ステージ論の勝利だったと思います。半沢直樹は、堺雅人さん主演でした。芸達者な堺さんが、半沢を演じたから、あそこまでの熱狂を巻き起こしたわけです。堺さんは、半沢直樹40%越えの立役者なわけです。これに異論を唱える人はいないでしょう。だけど、僕は堺さんに一言あるのです。彼の演技に一言あるのです。あの眩しい表情の演技を見る度に、突っ込んでしまうのです。そう、あの表情。誰かに似ていませんか?ズバリ、ウッチャンに似ている。内村光良にクリソツなのです。半沢が、僕には半沢に見えず、ウッチャンに見えてしまう。「笑う犬の生活」か!と突っ込んでしまうのです。

昨日、鶴見緑地線に乗っていたら、例の天龍パーマおばさんがいました。友達らしきおばさんと一緒でした。なんか2人して、ジェジェジエと言い合ってました。「ジェジェジエ」と言うおばさんに、「ジェジェジエジェジェジエ」とやり返す天龍パーマおばさん。「何、それ。ジェジェジエが多くない?」と聞くおばさんに、ニッコリ笑って「ジェジェジエの倍返し」と答えた天龍パーマおばさん。半沢も見ていたのですね。

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