音楽メディア・フリーマガジン

飾りじゃないのよ音楽は Vol.5

今回は最終回ですね。
色々わがままに書いてただけなんであれですが、時は過ぎるなーと改めて感じさせられますね。コラムを書き出した夏の終わりの頃とは若干精神状態も変わってきてますね。人間だものって名言を叫びたい気分です。

今月はワンマンライブが2本。大阪と東京でやらせて頂くんですけど、昨日はそのリハがありまして。僕はそこまで音楽用語を知らないから、バンドメンバーには夜にとぼとぼ歩いてるイメージでとか、パーティに向かう時の気持ちでとか伝えるんですが、皆さんそれで感じ取ってくれて本当助かります。僕が多くを言わなくても曲が伝えてくれている事も多いんだろうななんて思います。

ライブの事はあんまり好きじゃなかったんです。まず人前が好きじゃないから、そこでダメなんだけど。でもどんどん曲が出来るしこのまま部屋で一人でニヤニヤしててもあれだしと思って、曲作りもはじめは至って自分の快楽だったけど、もしかしたら唯一の社会との接点かもなと思って、人前に出る決意がついて、歌い出したんです。本当最初は嫌だった、最初は、と言うかつい最近まで嫌だった。ライブってなんだろうなって思って、今でも少し思うことはあるんだけど、すごい空間だなと。それを独特なコミュニケーションとして最近は思っていて、楽しいもんですね、色んな意味で。一つ勘違いしちゃいけないのが、歌とか楽器が身近にある時代だからこそ、ライブを軽率にやっちゃいけないってことだろうなと思います。いい曲があって、素敵な歌があって、素敵な演奏があることを無視しちゃいけない。音楽から始まるコミュニケーションだと言うことを忘れちゃいけない。

今回のワンマンは「LOVELY BABY」と言うタイトルでして、凄い警戒心の低いタイトルにしてみました。音楽って言うものは元々はそういうものだと思って、色々最近は倫理とか理性とか自慰とか浅はかな欲望で馬鹿みたいな事になってしまったので本来あるべきコミュニケーションで楽しめたらと思います。飾らぬ気持ちで居れば音楽はそこにあるし。

 

tani

谷口貴洋-たにぐちたかひろ- 1988年大阪生まれ。24歳、B型。現住所 東京。
孤高の天才? 希有の才能? 希代の新人?そういうことではない、彼は「新人類」シンガーソングライター。
キリンよりも細く、ゾウよりも強く、誰よりも高く伸びる声で歌う。
当時無名にも関わらずandymori小山田壮平に見い出され、FM802の「MUSIC FREAKS」にゲスト出演。2010年には、同氏と長澤知之のユニット「AL」のワンマンライブでOAを務めあげた。
すらっとした体型に、感情のままにかき鳴らすギター、細く高く伸びる歌声。そしてなによりも、その「例える」歌詞の世界観に惚れ込んだミュージシャン、フォロワーは数知れず。
[2013年4/24(水)に新レーベル「ZOOLOGICAL」よりアルバム「スケジュールとコイン」で待望のデビュー!!

谷口貴洋ワンマンライブ情報プレイガイドにて発売中!!

■大阪編
「TAKAHIRO TANIGUCHI ONE MAN LIVE LOVELY BABY in OSAKA」
2013年12月1日(日)
club★jungle
OPEN 18:00
START 19:00
TICKET ¥1,000(DRINK別¥500-)

■東京編
「TAKAHIRO TANIGUCHI ONE MAN LIVE LOVELY BABY in TOKYO」
2013年12月12日(木)
Milkyway
OPEN 18:30
START 19:30
TICKET ¥1,000(DRINK別¥500-)

http://taniguchitakahiro.blogspot.jp/

  • new_umbro
  • banner-umbloi•ÒW—pj