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吉田健児(元行政書士)の歌うたいのプチ法律講座? 第9プチ

第9プチ  〜引っ越す?〜

こないだ本屋行ったら、「仮想通貨」「ビットコイン」とかのワードが並びまくってた。
ブームですね。僕は最近知ったばかりなので色々調べてみたりした。
結構面白い試みよね。ここで多くは語らないしそもそもそんなに深くは知らないけれど。
投資ってものに今まで縁が無くて、イマイチ良くわかんないなって感じやったんやけど、よくよく考えてみたら僕は大学で金融専門やったわ(笑)すっかり忘れてた。
大学で思いっきり仲よかった友達がいて、とにかくずっとつるんでたんやけど、1人は総務省の役人で、1人は銀行に就職してすぐ辞めて税務署へ。1人は証券会社に就職してすぐ辞めてなんか変な活動してた(笑) いやあ懐かしいなあ。
「東京行ってミュージシャンやろかな」って感じの奴なんて僕だけやったわ。

そんな感じでゼミで色々やらされた。今もあるのか知らないけど、野村証券のHPで投資のデモンストレーションが出来たのよね以前。
なんてゆーか、例えば手元に100万あってそれを使ってどんな投資をするかって体験出来たのよね。で、数ヶ月後その株価がどうなってるかとか見れてん。簡単に言えば儲かったか損したかみたいな。
なんか「俺のポートフォリオはこんな感じだよ」とか言ってたなぁみんな。
ポートフォリオっていうのは配分みたいな感じ。A会社に30%、B会社に40%、C会社に30%みたいな自分なりの投資配分のことね。人それぞれ、ハイリスクハイリターンを取るか、ローリスクローリターンでおさめるか、とかね。
僕はそもそも大学受験で燃え尽きてたというか、「大学は一応行っとけ」って確か親に言われたから受験しただけで、大学で勉強する気なんて全く無かったので、ばーっと並んでる企業で『吉野家』が目について、「あー牛丼うまいよなあ。俺は松屋より吉野家派だぜ」って感じで吉野家に全額投資したよね。それは覚えてる。
その行為が教授に怒られたのか、呆れられたのかは覚えてないなあ。
僕だけじゃなくつるんでた奴らももう無茶苦茶で、大学の講義なんてほとんど出ないし、試験の日にサボってみんなで琵琶湖行ったり好き勝手してた。海にも行ったりして高いとこから飛び込んで、鼓膜両方破ってたり(笑)完全に頭オカシかったよあいつら。なのに今や立派なお立場になっててすごい。立派な立場にあろうと、実は中身はオカシイ奴らがいっぱいってことやね(笑)気をつけないとね。うん。
そうそうもう一つ覚えてる。『ジェンダー論』っていう講義が単位取りやすいってことで、なんの興味もないけど選択したわけよ僕ら。ジェンダー論っていわゆる女性差別を無くせ!みたいな講義やった。もちろん僕らはほぼ講義サボってるし、女友達もサボってたのよね。
とりあえず論文書いて提出すりゃ単位くれるって話やったから。僕ら+女友達×2で直前にやっつけで論文仕上げたわけ。みんな全く同じ内容ね(笑)単位くらいくれるやろって思って。ほんなら結局、女友達たちだけ単位ゲット出来て僕らは落とされたよね。完全に差別よねあれ。あーまた腹立ってきた。

、、長くなってしまった。
さて、そろそろ引越しのシーズンじゃないだろうか?僕が住んでるのは思いっきり駅前で商店街のすぐ側なのよね。なのでウロウロしてたらいくつも店舗が閉店したり移転したり開店したりしてる。引越しとは違うけどね。とりあえず、契約とかの関係で出入りが激しい時期なんかなあ。
あ、こないだ東京に雪が降ったね。やっぱいいな雪は。また降って欲しい。。

 

 

僕らが住む部屋を借りる場合をイメージして欲しい。
どうしても借りる側の方が立場弱いイメージがあるやん?お金払って貸してもらうわけやから。「おら、部屋借りたるわ感謝しろ」って態度はちょっと無理でしょ?やっぱり貸主の方が立場が強いのよねどうしても。

そこでだ、法律が作られた。『借地借家法』と呼ばれるもの。『しゃくちしゃっかほう』ね。さっき書いた通り、借りる側はどうしても立場が弱くなるから、社会的・経済的に弱い立場の者(借りる側)を保護しましょうってコンセプトの法律ね。
貸す、借りるって行為のルールは民法にあるんやけれども、その上で『借地借家法』で弱者保護をするって感じ。
僕らが住む部屋を借りるときはこの『借地借家法』が適用され手暑く保護される。
保護というか、家賃滞納が多いとかその他契約違反があるような場合を除けば、借主の方が大家さんより強い立場にあるとも言えるかもね。この法律のおかげでね。

さてどのような保護がされるのか?
全ては書ききれないがものすごく簡単に書くと、
・そもそも借主に不利な特約は無効(逆に借主に有利な特約は有効)
・大家は僕らが快適にベストな状態で住めるようにする義務を負う
・なんかエアコンとかの設備壊れたら家主が修理する、もしくはその分家賃下げろ って言える
・大家の都合で出て行けとか言えない などなど。
とまあ、法律に堅苦しい言葉で色々決められてるわけ。コンセプトが弱者保護なので、家主にとったらちょい鬱陶しい法律やろうね(笑)

『基本的には』どんな契約を結ぼうが当事者間で決めたことは有効なんだけれども、契約結ぶ時に借りる側の立場がどうしても弱いので、
大家「こういう契約なら貸したるわ」
借主「あ、、ありがとうございます。どうしても借りたいです。。」
みたいな状況で、借主に不利な状態にならないように『借地借家法』が作られた感じね。

なので、僕ら借主が法律で保護されているからといって、貸主である大家に対して上から目線でどうこう出来るとかじゃなくて、何か変なこと言って来ても”毅然とした態度を貫いて構わない”という事。
とにかく、今後不動産屋とか行って契約交わす時に、契約書をマジマジと読む人ってあんまいないと思うのだが(面倒なので僕もさらっとしか読まなかった。。読んだ方がいいよ一応)、『特約』が設けられてる場合はそこには絶対目を通した方がいいやろうね。どうせ短いし。

え?って思うような内容が書いてあればちゃんと聞いてみればいい。
今、手元にある契約書に変な特約が書いてある場合、先ほど書いた通り『そもそも借主に不利な特約は無効』なので無視でいいよ。そもそも無効なので、その契約書にサインしたからといって有効になるもんじゃない。無効なものはそもそも無効。
あー僕もそろそろ引越ししようかな。。。なんか10階以上に住みたいのよね。友達の家なんてたまに富士山見えるから。思いっきり23区内からも見えるっていいよね。5回くらい見えてテンション上がったら、もう見ようともしないと思うけどね。

 

 

■プロフィール

ロックを基調にシンプルかつ印象的なメロディーを紡ぐシンガーソングライター。ふてぶてしくも古き良きロック魂を漂わせる佇まいがライブハウスシーンやレーベル等業界の重鎮達からも注目を集める中で西原誠(ex.GRAPEVINE)に見初められ、2016年7月にGt.西川弘剛(GRAPEVINE)参加曲含む、初の公式音源となる1stalbum
『forthemorningafter』をリリース。

http://kenjiyoshidamusic.com/

 

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