音楽メディア・フリーマガジン

ハイグラビティー

いくつもの点が繋がって生まれるファミリーの輪

2014/7/18@阿倍野ROCKTOWN
“ハイグラビティー4大都市主催TOUR「PARTY SUMMIT 2014」Release Party編”
【ACT】ハイグラビティー/ワタナベフラワー/DUFF/LYMRAM/TAROCK/ANALOG MONKEY
【O.A】Cruel Cupid

higra_main6/25にニューアルバム『ViBRATION』を発売したハイグラビティー。そのリリースツアー初日となる自主企画イベント“PARTY SUMMIT 2014”が、ここ大阪ROCKTOWNで開催された。出演者たちから多くの愛あるお祝いコメントを受け、ときには対バンのライブにもハイグラメンバーが参加しながら、ついに主役の出番がやってきた。

開口一番、本田翼の大ファンであるDJタナベが「今日、こっそりと来てくれた翼のために歌います」と言うと、なんといきなりチューリップの「心の旅」を歌い始める。するとオーディエンスもつられて口ずさみ、辺りに響き渡る大合唱。いきなり他人の曲で始まるという意表をついた展開に(笑)。そんなゆったりとした雰囲気になったところで「サマーデイ」が流れると、瞬く間にフロアではウェーブやジャンプが発生! 続く「春夏秋冬」「オツカレーション」では誰もが思い思いに踊り出し、「DAIJYOUBU」ではVo.mAsayaがいつも以上にキレのいいダンスを見せるというオープニングとはうって変わった大フィーバーっぷり。トランペットの音が印象的なエレクトロスカ・ミュージックからオイコールの巻き起こるトランスチューンまで、色彩豊かな曲たちでフロアの熱を上げていく。「memory」ではVo.HIROKOの美しい高音とVo.慎太郎によるクールな低音パートの絡み合いが絶妙にキマり、始終アドレナリンが出っぱなし!

MCでは、巷でウワサ? になっているmAsayaの母こと“カズミ”トークが炸裂。最近のカズミ事情をあれやこれやを取り上げること10分弱、いつの間にやら座り込んで話に聞き入るオーディエンス(笑)。mAsayaがカズミへ感謝の言葉を叫んだときは、スタンディングオベーションで盛大な拍手が送られた。そしてラストは「HIT TUNE」という激アツのセットリスト! 最高のパーティーチューンで本編を締めくくる。

響き渡る熱いアンコールに応えて、我らがDJタナベが再登場! 「みんな! 手拍子いっくよ〜!」と煽り、松浦亜弥の「桃色片想い」を歌い上げる! 何気に“胸がキュルルン”という部分のファルセットがすごく綺麗だった…。しかし楽しい時間はあっという間に過ぎていくもの。メンバー全員がステージに現れ、ついに最後の曲になってしまったことを告げる。全ての力を出し切るように「春風Friends」でオーディエンスが肩を組みあってサークルを作り、最高にハッピーな空気の中フィナーレを迎えた。

終演後、会場には楽しく談笑する人たちの姿があった。それは、以前インタビューで慎太郎が語っていた「お客さん同士が繋がっていってほしい」という理想そのものの光景。ハイグラビティーとファンのひとりが繋がり、そのひとりとまた別のファンたちが繋がっていく…点と点を結ぶように、人と人が繋がっていくことで、いつの日か大きなハイグラファミリーの輪ができていくのではないだろうか。そんな未来を思わせるような、最高の夜だった。

TEXT:森下恭子

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