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JUNGLE☆LIFE × Shibuya Milkyway presents “Femme Fatale”

センスと可能性に満ち溢れた“運命の女”たちが魅せた奇跡的な一夜

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2015/7/22@Shibuya Milkyway
Pudra / 指先ノハク / BAND-MAID® / 惑星アブノーマル / 町あかり

「運命の女」という意味のフランス語タイトルを冠した、JUNGLE☆LIFEとShibuya Milkywayの共催イベント“Femme Fatale(ファム・ファタール)”。その名が示すように今回はバンドからソロ、シンガーソングライターに至るまでジャンルを問わず、ビビッドなセンスを感じさせる女性アーティストたちが競演するガールズイベントだ。いずれもこれからへの期待を感じさせる注目の若手ということもあり、会場にはオープンからたくさんの観客が詰めかけた。

華やかにイベントの幕を開けたのは、ロシアン・ティーン・ガールズバンドのPudraだ。鮮やかな赤を基調にした衣装に身を包んだ彼女たちは、メンバー全員が10代の現役中学生と大学生で構成されるモスクワ出身の4人組。1曲目から日本語によるミドルテンポのロックチューン「デンノーチ」で、初見の観客たちを一気に惹きつける。ギターとベース、ドラムにキーボードという編成で奏でるサウンドは想像以上にロッキンでダイナミック。日本語でのMCも時折挟みつつ、キュートさとカッコ良さを併せ持ったパフォーマンスで会場を魅了した。

ヘヴィーなイントロからベースがいきなりスラップを聴かせ、フロアの空気を一変させたのは指先ノハク。変態系ガールズロックバンドを名乗るとおり、一筋縄ではいかない独自の音世界にオーディエンスを引きずり込む。1stミニアルバム『肴〜SAKANA〜』収録曲など、ロックでポップでどこか変な楽曲を次々と披露。ソリッドなバンドサウンドはハードで重厚さもありつつ、その上に乗るヴォーカルには艶かしさも感じさせる。バラードではじっくりと聴き入らせ、アッパーチューンではしっかりとノせるという起伏のあるステージを楽しんだ。

3番手に登場したのは、BAND-MAID®。メイドの衣装に身を包んだビジュアルとは相反するように、その鳴らす音は本格派のハードロックサウンドだ。ツインボーカルにギター、ベース、ドラムが有機的に絡み合ったパワー感のある演奏は圧倒的。オーディエンスとの息の合った掛け合いは、初めて観る観客をも巻き込んでフロアに一体感を生み出していった。「おかえりなさいませ、ご主人様、お嬢様。お給仕の時間です」というMCでメイドの世界観にも浸らせつつ、終盤には「まだまだ盛り上がれるか〜!?」と扇動してモッシュ&ダイヴも引き起こす。

そして、この日がちょうど3rdミニアルバム『ココロココニ』のリリース日という、惑星アブノーマルがステージに現れる。ストレンジなシンセ音からドラマチックな響きのピアノまで変幻自在に操る、テナ・オンディーヌ(Syn./Key.)。前方に立って観客を煽りながら、表情豊かに歌い上げるアレックスたねこ(Vo.)。この2人が作り出していく世界観もまたこれまでのバンドとは異なる、独特な色を放つものだ。静謐に聴かせる「息衝く」やポップでアッパーな「人生はロマンティック」など新作からの楽曲を中心に、観る者を不思議な魅力の虜にしていった。

大トリを飾るのは6月にメジャーデビューを果たした話題のシンガーソングライター、町あかり。ピコピコハンマーを手にした彼女は平成生まれらしからぬ、昭和の匂いビンビンの歌謡曲チックな楽曲を次々と披露する。トラックをバックに満面の笑みで歌を届ける姿につられて、フロア中に笑顔と楽しい雰囲気が広がっていく。自然と手拍子が沸き起こる中で、代表曲「もぐらたたきのような人」ではピコピコハンマーで叩かれようと頭を次々と差し出す観客たち。予定外のアンコールまで引き起こすほどに、町あかりワールドで会場を染め上げた。

出演した5組がそれぞれに強力な個性を発揮し、いずれも鮮烈なインパクトを残した今回のイベント。ジャンルが異なるだけに初めて観るアーティストも多かったであろうオーディエンスは、この場を体験できてラッキーだったのではないか。そう思えるほどに、センスと可能性に満ち溢れた奇跡的なライブを立て続けに観ることができた。ぜひこの日出会った“運命の女”たちを今後も追いかけて欲しいと願う。

TEXT:IMAI
PHOTO:新倉 映見

 

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