音楽メディア・フリーマガジン

STEP UP BOYS(カリ)

唯一無二のエンターテイメント性と骨太ロックサウンドで ライブハウスシーンを賑わす男4人衆、遂に全国へ

“愉快痛快嬉し恥しドメスティックコングラッチュレーションバンド”と名乗る、STEP UP BOYS(カリ)が初の全国流通盤『THE FIRST 2』をリリースする。遊び心あふれる楽曲と重厚なサウンドを轟かすライブパフォーマンスで各地のオーディエンスを魅了している彼らに、和気あいあいとした雰囲気の中で初インタビュー。音楽やバンドに対する、内に秘めた熱い想いを訊いた。

 

●STEP UP BOYS(カリ)の“(カリ)”って何なんですか?

KEISUKE:最初はおゆう以外の3人で、STEP UP BOYSというダサい名前を仮でつけてやっていたんです。でもよくよく考えたら“ステップアップしたい”という想いはあったので、そのまま定着して。そこに中学生的な下ネタ要素も入れて、“(仮)”を“(カリ)”にしました。男として“一皮剥けたい”という意味も込めています(笑)。

●下ネタだったんだ(笑)。おゆうさんは後から入ったんですね。

おゆう:僕は前のバンドが解散してから、ずっと弾き語りで活動していて。その時にZumAとオエに軽いノリで誘われたんです。その流れでスタジオに行ってKEISUKEと初めて会ったんですけど、最初の印象は最悪で…。すごく上から目線だったし、“このバンドに入るのは間違いだったな”と思いました。

KEISUKE:ディスってくるね〜(笑)。

一同:ハハハ(笑)。

●それでもやめなかったのはなぜ?

おゆう:ツアーをまわった時に、“このバンド楽しいな”と思えた時があったんです。今までやったことのない歌い方やパフォーマンスを試してみたら、自分の中でしっくりハマる感覚があって楽しかったんですよね。

●このバンドに入ることで、新しい自分を発見できたというか。

おゆう:自分自身の伸びしろに気づけて、自信もついたんです。それからはメンバーとも仲良くなれました。

KEISUKE:今はタガが外れたように喋りまくっているよね(笑)。

●結果的に仲良くなれたと。そして今回、初の全国流通盤『 THE FIRST 2 』をリリースするわけですが、特典でタオルがついているんですよね?

KEISUKE:CDにタオルがついているというよりは、タオルにCDがついている感じですね(笑)。

●どっちがメインなのかわからない(笑)。値段も1,500円とお手頃ですね。

KEISUKE:普通はどちらか1つで1,500円なんですけど、今回が初めての全国リリースなので採算度外視で作りました。僕たちの名刺代わりとして、気軽に手に取ってもらいたいですね。絵柄はゴリラとバナナの2種類あるので、全国のタオルマニアの皆さんよろしくお願いします!

●完全にタオルがメインになっている(笑)。今作はジャケットもゴリラですが、何か意味がある?

KEISUKE:僕らのライブは野性的なイメージなので、“動物でいこう”と思って。実はこのゴリラ、僕の顔が合成されているんですよ。

●えっ、そうなんですか!?

KEISUKE:僕の知らないところでデザインが進んでいて。でもメンバーは知っていたようなんです。ハメられました(笑)。

●ハメられたんだ(笑)。今作の歌詞はほぼオエさんが書かれていますが、心がけていることはありますか?

オエ:僕はヲタクなので、アニメとかに感化されたものを表現したりしています。あと、世間でみんなが言いにくいことを歌詞にしていきたいなというのは常々考えていますね。

●おゆうさんはオエさんが書いた歌詞を歌う時はどんな気持ちなんですか?

おゆう:歌う時はオエが書いた歌詞を“ここは自分にも当てはまる”とか変換しながら、自分なりに解釈していきますね。あとは役者みたいに歌詞の中の人物になりきって歌うことで、自分の中に世界をたくさん作っていきます。

オエ:おゆうは自分が思っていた通りの世界観を表現してくれるので、そこは信頼しきっています。

●イメージが共有できているんですね。メインで曲を書いているZumAさんはどんなことを意識していますか?

ZumA:“メロディーを大事にする”ということは意識していますね。あとは“おゆうちゃんがこういうふうに歌ったら映えるかな”とか歌い手のことも考えながら作っています。そうやって自分の中のイメージやインスピレーションを形にしていく感じですね。

●確かにどの曲もサウンドは重厚なんですけど、メロディーはキャッチーですよね。リード曲のM-1「アンセマイトドリーマー」は“10,000回飛んだMV”を撮ったそうですが…。

オエ:これは監督からストップモーションでMVを撮るというのを提案していただいたんですけど、いざやってみたら22時間かかりました(笑)。

●ほぼ丸1日!

おゆう:実際に10,000回飛んだので足がすごく痛かったんですけど、最後は24時間テレビのマラソンみたいな一致団結感がありましたね。

●バンドの結束力も強まって今後はツアーに出るわけですが、タイトルの“アンタまだやってんのかい? 〜25までって言ってたじゃないno〜”にはどんな想いが?

KEISUKE:音楽をやっていると、親とかに「アンタいつまでバンドやってるの?」と言われることが多いんです。あとはツアーファイナルが6/25なので、その日にちともかけてみました。

●では最後にツアーへの意気込みをお願いします。

ZumA:皆さんに良い曲を届けられるように頑張ります!

KEISUKE:ライブで僕らは絶対に楽しい演奏をするので、このインタビューをきっかけに足を運んでくれたら嬉しいです。今回が初の全国リリースで色んなCDショップに置いてもらえるので、ライブを観たその足でCDを買いに行ってタオルもゲットして欲しいですね。バンドとしてもどんどん先に進んでいければなと思います。

Interview:室井健吾

 

 
 
 
 

STEP UP BOYS(カリ)の近作をAmazonでチェック!!

 
 

  • new_umbro
  • banner-umbloi•ÒW—pj