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The Gypsies

大阪のライブ・ストリートシーンで鍛えられた、汗と、泪の激情FUNK!!FUNK!!FUNK!!遂に全国メジャー流通盤をリリース!!

「これから始まる“究極への挑戦”」

●8月16日の初の全国流通版を出すにあたってのインタビューにはいるのですが、The Gypsiesはどういったキッカケで結成されましたか?

Big:結成のキッカケは僕以外のメンバーが大学生だったんですよ。僕は和歌山大学にジュースを入れる、ジュースの補充員でした。

●へえ、それで?

Big:ジュースを入れている間に軽音楽部の子たちと仲良くなりまして、なつかしいなと思い「もう一回バンドやってみようか」という流れでその場で結成しました。今だから言えますが仕事中に大学の校庭内で軽音楽部の宣伝ライブに出てくれということだったので、トラックを止めて出た訳ですよ(笑)

●仕事中に!? (笑)

Big:それで「いつもジュース入れにきているオッチャンがギター弾いてるで!!」と盛り上がりまして、それがきっかけでバンドを組みました。初めは3人だったんです。

●MIOちゃん(Tp.)が入ったキッカケは?

MIO:大学生になってからライブハウスに通い始めたんです。そのときたまたま、The Gypsiesが出ていて、バーカウンターでお酒を飲んでいたら当時のベースに「なにしてんの?」ってナンパ的な感じで言われて、トランペットをやっているという話になって「今キーボードで管楽器の音を出しているけど、そのメンバーが抜けてしまうから入ってくれ!!」ってその場で言われたんです。これ聴いといてとその時のCDを送ってもらったのですが、クラシックをやっていた私からするとバンドに憧れがあってやってみようと思い「入ります!!」と返事をしました。

●そこからテツヤくん(現Ba.)が入るわけですね。

テツヤ:はい!! 僕が入るきっかけも奇跡的でして、僕は元々メロコアバンドをやっていて。

●あぁ!! そこそこ有名なね!?

テツヤ:いえいえ(笑)そのメロコアバンドを抜けることになって、スケジュールが空いた分サポートしまくっていたら何をやっているか分らなくなって。それで同級生たちに誘われてやっていたんですが、バンドがV系に近かったんで、僕はその手のジャンルとかけ離れすぎていて「やめたいやめたい」と思っていたんですよ。ただサポート活動をやめられない理由として、僕はすごくFUNKをやりたくてFUNKをやるまではやめられないと思っていたんですよ。見つからなかったら音楽をやめるつもりで、もうやめようと思ったギリギリでBigに出会ったんです。vijonというライブハウスで。

●対バンしたわけね。

テツヤ:The GypsiesとV系みたいなバンドで対バンだったんです。僕も和歌山人なんで、Bigを見た時に「あれ!? 和歌山の先輩じゃないかな!?」ってなったんです。高校生の時に対バンしてもらってたんで。

Big:対バンしたことあんの?

テツヤ:あんねん!! それでvijonのリハでThe Gypsiesの曲を聴いてFUNKだなと思ってたんです。それで顔合わせの時に「今日でベースが抜けますが、精一杯頑張ります」みたいな挨拶をBigがしたんで、僕が当時やってたメロコアバンドの名前を出して、すぐ声をかけました (笑)僕がベース「やります!!」って。

●そのメロコアバンドって名前だったっけ?

テツヤ:Fated Lyenoです。

●ミラクルなベース正式加入があり、バンドに入ろうと思う大きなきっかけはセンターの魅力がある訳じゃないですか。Bigにどういう魅力を感じました?

テツヤ:めちゃくちゃ引きつける力を持っていると思います。まずMC。彼の話には特に内容はないんですけど (笑)だらだらと長く続いてしまうような話をパキっと上手に話すんですよね。後は、何よりもボーカルのパンチ力じゃないですかね。

●MIOちゃんはどうですか?

MIO:MCも歌もテツヤと同じように思っているんですけど、何よりも私は愛嬌があるなと思います。一見怖そうに見えますよね。オールバックでサングラスをかけて髭面で。でも愛嬌がお客さんに伝わっているなと思います。怖いだけじゃない。

●怖いだけじゃない。でも怖がらせている訳じゃないんだよね自分でも。

Big:全然ないですよ!!

MIO:全然ないんですけどお客さんも初めやっぱり引いてしまうんですよ。でもライブ始まって喋り始めて演奏が始まると皆が前に来てくれるので、そういうところが彼の魅力だなと思います。

Big:そうですね(笑)

●そうですねって(笑)ある意味チャーミングなところがBigの魅力だと。

Big:う~ん。

テツヤ:そこは「そうですね」やろ(笑)

一同:ハハハ!

●今回のアルバム『究極~汗と泪とファンキーと!! ~』はThe Gypsiesのお披露目的な楽曲がずらっと並んでいると思いますが、
これの制作秘話みたいなところは?

テツヤ:制作費は!?

●誰がインタビューで制作費聞くねん(笑)

Big:今回までに3枚ミニアルバムを出しているんですけども、その流れからはかなり外れた内容になりました。初めて聴いた人でも、初めて見た人も「面白いね!!」と言ってくれていたんですけども、今までとは違ってより“歌物”になって自分たちのやりたいことと、聴いてもらって 「よかったな~!!」と思う部分、重なりあう部分が大きくなったなと思います。

●これからBigの乙女なところも出てくる?

Big:はい。今回さらけ出しましたね。初の恋愛の歌、愛だ恋だっていう歌を生涯初めて作りました。

●どの曲がそう?

Big:M-5「Crazy about you」ですね。タイトル通りですね。

●それは楽しみですね。今の活動は関西中心で特に大阪だと思うのですが、何か今後予定していることはありますか。

テツヤ:これから予定しているのは、7月から自主企画を。といっても昔からやってはいたのですが、『Higher』というイベントを7月から月1回で12月まで続けてみようということで、月1回の自主企画で盛大にパーティをやろうかなと思っています。

MIO:それでそのイベントをこの半年開催して、Higherってイベント行ったら間違いないっていう方がたくさん増えていき、最終的には大きな場所でHigherができたらなと思っています。

Big:そうですね。人が増えれば自ずと場所も変わってくると思うので。そこにくるきっかけになるようなメンツも呼び、最高なイベントにしたいなと思ってます。

●地元の和歌山はどうですか?

テツヤ:そうですね、僕もBigも和歌山の中でも田舎者だったもので、田舎から出たい精神で大阪に出てガッツリ音楽をやりたかったので実はあまり和歌山自体に繋がりがなかったんですが、最近は和歌山でしっかり手を組んでやりたいなというのはあります。この間和歌山でマジカルミュージックツアーという和歌山城の周りで何ステージも作ってあらゆるところで音楽がなってるフェスのようなイベントがあるのですが、それに3年続けて出演したのですがその初めの2年の成果があってか3年目では1番大きなメインステージで演奏することができたんです。それがめちゃくちゃ広い広場にいっぱいにお客さんが入ってて。

Big:そうなんです。ステージから見ても結構人が埋まってた感じに見えたので恐らく700人ぐらいはいたのではないかと。

テツヤ:なんでこれまで和歌山でやらんかったんやろうと思いました。しかも全員応援してくれてますから。だからツアーでも今年は和歌山では多くやりたいですね。

●関東圏とかはどうですか。

Big:昔やってたバンドではよく関東にライブしに行ってたんですけど、和歌山であろうが大阪であろうが東京であろうが名古屋であろうがライブハウスに入ってしまったら関係ないような気がするんですよね。でも、実際このメンバーでまだ関東でやったことがないので行ってどんな反応があるのか見てみたいですね。

テツヤ:そうやな。関東圏の全く僕たちのことを知らない人にぶちかましたいよな。

Big:うん。ぶち抜けるで!

●それでは最後に、読者にメッセージをお願いします。

テツヤ:今回のアルバム『究極~汗と泪とファンキーと!! ~』は一切の妥協を自分たちは許していません。大人数のバンドは限られた時間内でなんとかできないかと試行錯誤しがちなんですが、今回は本当に時間をかけて丁寧に作り上げています。絶対に読者の皆さんにも買ってもらい聴いてほしいです。The Gypsiesは今までは手探りでがむしゃらでしたが、“目標があってがむしゃら”に変わっています。これからもがむしゃらの中に皆さんを巻き込んでいこうと思っているので、ずっと応援してほしいです。

MIO:それぞれ皆さん好きなジャンルがあると思うのですが、このFUNKというジャンルがもっと広まってほしいです。私も初めはFUNKってなんだ? と思っていましたが聴けば聴くほどドハマりすると思うので一度手に取って聴いてほしいのと、ミュージックビデオもあります。そっちの方はちょっとお笑い要素も入っています。CDもミュージックビデオもライブも見て聴いて楽しんでもらえるバンドだと思いますので、The Gypsiesと一緒に楽しめたらなと思います。

Big:今回この『究極~汗と泪とファンキーと!! ~』についてなんですが、まだThe Gypsiesに出会っていない人に向けています。僕はFUNKをやっていて思うのですがまだ日本にFUNKというものはあまり浸透していません。そのFUNKを知らない人とFUNKとの架け橋になるアルバムになっているんじゃないかと自負しています。ぜひ一人でも多くの方にライブハウスに足を運んで頂きCDを手に取ってもらえればと思っています。妥協していません!! 今回のアルバムは特に楽しんで頂けると思いますのでよろしくお願いいたします。

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