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命の渚コンサート

新しい輝きを見つけよう。そして一年後またここに持ち寄ろう。

10/1(日)
服部緑地野外音楽堂

 

日差しは夏の名残を、風は微かに冬の匂いを運ぶ短い秋の真っ只中、10月の服部緑地野外音楽堂で開催されているのが「命の渚コンサート」だ。

もはや伝説的なイベントになっている「春一番」にも出演する歌屋BOOTEEのカサスリムが発起人となり2014年に立ち上がった。今年で4度目の開催である。

テーマは「輝き」。

コンサートを通して新しい輝きを見つけてほしい。

好きな音楽しかり。有名ではなくとも素晴らしいアーティストはいる。

それを知ってもらいたいという想いで出演者を選んでいると言う。

実際メディアで活躍するようなアーティストは少なく、知る人ぞ知るといったラインナップだが、音楽と真摯に向き合って来た人間だけが放つ確かな音がそこにはある。

観客席は実に自由な雰囲気だ。ブルーシートに弁当や酒を持ち込む者、家族連れも多く、子供達は歓声をあげ楽しそうに走り回っている。

トップバッターのまえだけんた&ジ・アッシュトレイズを皮切りに総勢19組のアーティスト達の熱が徐々に会場を満たしていく。穏やかな渦のようなものが生まれ、その流れに身を委ねる感覚が実に心地よい。

トリの松本誉臣がステージに上がる頃にはすっかり陽も傾き、多くの観客がステージ前に押し寄せる。最高潮を迎えた一体感の渦はその場にいる者全てをどこかへ運んでいく。

フィナーレは出演者全員によるテーマソング「命の渚」の演奏。

その歌詞の世界観と会場の風景が不思議なほどシンクロする。

“ 命の渚にたたずむ僕ら 揺られて流れて この世に打ち上げられました

命の渚にたたずむ僕ら いつかまた波に さらわれちゃうのさ

こうなりゃもう、輝くしかないだろう ”

この一節が、実に的確にこのコンサートの趣旨と存在意義を物語っているように思える。

来年の開催は10月28日。

新しい輝きを見つけよう。そして一年後またここに持ち寄ろう。

そんな気持ちにさせてくれる実に暖かいコンサートであった。

TEXT:T.M

 

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