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神宿

アイドルでありながらアイドルを超えていく5人の紡ぐ未知なるストーリー

原宿発の5人組アイドルユニット・神宿(かみやど)が、タワーレコードとのコラボレーベル“神塔”からフルアルバム2枚を同時リリースした。グループ名は“神宮前”と“原宿”を組み合わせたもので、頭文字のK=KAWAII(可愛い!)、M=MAX(全力!)、Y=YELL(応援!)、D=DREAM(夢!)を届けるため、2014年9月の結成から原宿を拠点に活動している。今回リリースした1stアルバム『原宿発!神宿です。』は2015年に自主制作した作品の収録曲を新たに再録した上に、ライブでの人気曲を2曲追加収録したものだ。そして2ndアルバム『原宿着!神宿です。』のほうは「原宿戦隊!神宿レンジャー」と「カムチャッカ・アドベンチャー」というシングルのタイトル曲を筆頭に、現在の彼女たちの熱いライブを支える最新曲を多数収録。これまでの成長が楽しめる1stと“今”が詰まった2ndの2枚を引っさげて自身最大規模の“神宿全国ツアー2017-2018〜はじめまして!神宿です。〜”を敢行中の5人に、初めてのインタビューでじっくりと迫った。凄まじい数のライブを重ねる中でまさに“現場”で進化を遂げてきた彼女たちの本気度と魅力が伝わる、10,000字スペシャル・ロングインタビュー。

 

神宿 SPECIAL INTERVIEW #1

「神宿は今まで1回もライブを休んだことがなくて、絶対に5人でステージに立つということは決めているんです。それはデビューの時からずっと変わらないところで、これからもずっとやっていきたいですね」

●現在も“神宿全国ツアー2017-2018〜はじめまして!神宿です。〜”で各地をまわられていますが、やはり“ライブ”へのこだわりは強いんでしょうか?

めい:そうですね。色んな場所でやらせて頂く中で、“同じライブはしないようにしよう”というスタンスでやっています。1本1本のライブで違う景色を見せていけたらなと思っていて。

●活動を始めた当初から、そういう意識があった?

めい:いえ、そういう意識でやっていこうと決めたのは今回のツアーからですね。

みか:今回のツアーは半年間と長いので、その中でマンネリ化してしまうと私たちもファンの方も疲弊してしまうし、そんなんだったらやる必要もないと思うんですよ。毎回進化した私たちを見せていけば、もっと色んな人が見てくれるんじゃないかなという想いもあって、そういうことを意識するようになりました。

●そうすることで自分たちもファンも新鮮な気持ちで取り組めるし、1本1本で進化していける。

なほ:今回のツアーは年をまたいで来年まで続くんですけど、その中で何回も来てくれる舁夫(※かきふ=神宿ファンのこと)さんもいて。そういう方たちにも飽きて欲しくないんです。“今日も楽しかったけど、また同じ感じだったな”と思われるのがすごく嫌なので、やっぱり1本1本で違う感動を見せていきたいなってすごく思います。

●そのために何か工夫していることはありますか?

なほ:MC担当のめいが毎回ライブの最後に、感動するようなことを言ってくれるんですよ。

めい:その日その日の気持ちを伝えているだけなんですけどね。でもそういう感じで話していたら、自分でも泣きそうになっちゃうんです…。

ひな:いつも泣きそうになっていて(笑)。でもそのくらい感情を入れて、1本1本のライブをやっているんだと思います。

●それだけ本気で取り組んでいることの表れですよね。他にはどんな工夫が?

めい:曲中でセリフを挟む場面があるんですけど、そこを地域に合わせて変えたりとかそういうアレンジはすごくしていますね。

●MCやセリフの部分に関しても、変化をつけるように意識している。

めい:ライブをたくさんやっていく中で毎回MCの内容を変えていくことなんて、普通はあんまりないじゃないですか。そういうところも今年から来年にかけて、私たちが乗り越えるべき壁の1つだと思うんですよ。

●とはいえ、毎回話す内容を変えるのは大変では?

めい:でも神宿は、他のメンバーも結構喋ってくれるから。私から何か振ったら、みんながパッパッと返してくれるんです。

みか:あと、一発芸とかね。

●一発芸?

ひな:めいちゃんはMCで困ったら、絶対になほちゃんに振るんです。

なほ:ムチャブリが来ます(笑)。

●それによって、笑いが起きるわけですよね。

めい:だからみんなに笑顔が足りないなと思ったら、振るようにしています。なほちゃんは普通に喋るだけで面白いから。本当に救いの神ですね。

みか:私もさっき、なほが喋っているのを見て笑いそうになっちゃった。すごく良いことを言っているのに、なんか可笑しくて…(笑)。

なほ:なんでよっ!? 一生懸命頑張っているんだからっ!

一同:ハハハハハ(笑)。

●喋っているだけで場が和むというのは、すごく貴重なキャラクターだと思います。

めい:本当に良いキャラをしていますね。逆にお姉ちゃん(※みき)は、すごくおっとりしているんですよ。いつも「うん、うん〜」って、うなずいていて。

みき:いつもうなずくだけで終わっています(笑)。私はいつも一歩引いたところから見ているんですよ。ステージに立ちながらも、舁夫さんと一緒にメンバーを見ている感じというか。何かあればちょっと喋るんですけど、基本的には見ています。

●逆に普段はあまり喋らない人がたまに口を開くと、盛り上がったりもするのでは?

めい:お姉ちゃんに話を振ると、ファンの方はすごく盛り上がりますね。“みーにゃん〜!”っていう声援と拍手が起きます。

みか:あと、たまにちょっと壊れる瞬間があるんですよ。

●壊れる?

みか:急に「何かさ〜!」って、意味のわからないことを言いだしたりして。しかもそういう時に限って、(運営側から)「MCを巻いて」と指示が出ている時なんですよ(笑)。

●時間がない時に喋りだしてしまう(笑)。

みき:タイミングが悪いんです…。

めい:お姉ちゃんは、場の空気をちょっと読めないところがあって。KYと言うんですかね…。

みか:それで、めいが半ギレになることがたまにあって。見ていて面白いです(笑)。

●みきさんはMCがあまり得意ではない?

みき:まず私は、人前に立って話すことがすごく苦手で。クラシックバレエは5歳からずっとやっていたので人前で踊るのは平気なんですけど、喋るのはちょっと違って…。アイドルをやるとなると歌って踊るだけじゃなくて、曲間のMCとかもあるじゃないですか。“自分はそこをどうやって乗り越えていこうかな?”と最初はずっと考えていました。

●最初から、そこが課題だったんですね。

みき:自分がリーダーで最年長だから最初はMCも担当していたんですけど、やっぱり向いていなくて。一度メンバー全員がやってみようとなった時にめいが一番上手かったので、今もずっとMCを担当しています。最近はひなもツッコんだりボケたり、一ノ瀬(みか)はたまにぶっ飛んだことを言ったりするようになって、MCはデビューした当初と比べて全然変わりましたね。

●ライブでのパフォーマンスも、結成当初に比べて進化してきているのでは?

みか:私たちはデビューする前のレッスンが3回しかなかったんですよ。デビューライブで3曲披露する予定だったんですけど、それを3回のレッスンだけで乗り越えて。そこからもレッスンはあまりなくて、ライブを1週間で7本入れたりしていたんです。だから、本当にライブで成長したっていう部分が大きいですね。

みき:1日3本もライブをやったりもして。池袋から渋谷、そこから新宿みたいな感じで動きまわっていた時もありました。

●ライブを通じて、パフォーマンスも向上していった。

めい:ダンスが一番成長したのは、なほだと思います。

なほ:自分でもビックリするくらい、デビュー当初のダンスがひどくて…。特にひどかったから私の成長が一番よく見えるだけであって、みんなもすごく成長していると思います。

●そんなにひどかったんですか…?

めい:デビューライブの動画をYouTubeに一部だけアップしてあるんですけど、そこで一瞬見えただけでもわかるくらい明らかに踊れていないんです(笑)。

みか:なほだけが完全に1テンポ遅れているっていう(笑)。

なほ:本当にひどかった〜。

●そもそもメンバー全員、デビュー前はダンスの経験はなかったんですよね?

めい:そうですね。でも、ひなは部活でロックダンスをやっていたんですよ。

ひな:ダンス部だったんですけど、ロックダンスとアイドルのダンスはジャンルが違いすぎて。カッコ良い系のダンスをやってきたので、かわいい動きとかが苦手で…初期はわりとゴリゴリな感じになってしまっていました(笑)。最近はかわいい衣装も着させてもらっているので、かわいく踊れるように頑張っていますね。

●今はかわいく踊れるようになったと。

めい:よく頑張っているなと思います。ロックダンスで慣れちゃっているところから、アイドル的なダンスに変えるのって難しいと思うんですよ。

ひな:本当に難しくて…。そういう動きは、みきが一番得意なんですよ。やっぱりクラシックバレエをずっとやっていたから。そこは見習って、私も頑張っています。

●ダンスに関しても、それぞれの個性が出ている?

めい:そうですね。見せ方とか個性みたいなものは、活動をやってきた中で見つけてきました。

●ステージ上での見せ方というのは、実際に体験しないとわからないものですよね。

めい:そうなんですよ。ステージ上で凍りついたことが何度あったか…。

みか:初期の頃に凍りついた原因の半分は、私だった気がします。

●みかさんが原因でステージが凍りつくというのは?

めい:何というか…変わっていましたね。

なほ:1人だけ、違う世界にいたというか。

ひな:みかちんワールドが強すぎたんですよ。

●1人だけ、自分の世界に行ってしまっていた。

ひな:そうなんですよね。

めい:私たちもついていけないのに、ファンの方がついていけるわけがない!

みか:私の中ではすごく盛り上がっていて、最高のライブのつもりだったんだけどな…。

●自覚はなかったと(笑)。

めい:1人で盛り上がっていたんです。しかも(立ち位置が)センターだから、周りがあまり見えていないんですよ。

みき:今はやっと、めいがコントロールしてくれています。デビュー当初は一ノ瀬もまだ14歳だったんですけど、今は17歳になったのでだいぶ大人になりましたね。成長したなと思います。

●めいさんが、みかさんを上手くコントロールしているんですね。

めい:コントロールというほどのものじゃないんですけど、みんなに話のパスとかは出すようにしていて。みんなの良さを引き出していきたいなと思っていますね。

●メンバーの良さを引き出すMCをしている。

みか:素晴らしいMCですよ。

めい:そんな〜(照)。ありがとうね(笑)。

ひな:自信をつけさせることが一番大事です。

●周りが自信を持たせていこうと(笑)。

みか:逆に自信がない時のMCはひどいですからね。見ていても、すぐにわかる(笑)。

めい:自信がない時ほど緊張して、噛みまくっちゃうんです。

●未だに緊張するものなんですか?

ひな:メンバーの中でめいが一番、緊張しやすいと思います。

めい:勝手にプレッシャーを感じているんですよ。それを乗り越えなきゃいけないんですけどね。

●今もまだ乗り越えている途中?

めい:そうですね。今回のツアーで生まれ変われたらなって思います! …暑苦しいですね〜(笑)。

みか:熱〜い! 汗をかいてきた…。

なほ:部屋の温度が上がってきたかも。

●ハハハ(笑)。そういう熱いことを言えるキャラクターというのも貴重なのでは?

みか:めいは熱いことしか言えないんです。

めい:自分では普通のことを言っているつもりなんですけど、ひなからはよく「熱いから、やめてよ!」って言われます(笑)。

ひな:ステージでの立ち位置が隣なので、私が冷まさないと。

●めいさんの熱さを中和するのが、ひなさんの役割なんですね。

めい:すごく冷めたツッコミをしてくるんですよ。まるで氷でガーンと殴られるような…。

ひな:それくらいがちょうど良いんです(笑)。

●そういうメンバー間でのバランスの取り方も、ライブの中で掴んできたんでしょうか?

めい:そうですね。でも初めて会った頃から元々それぞれの持っている個性や素のキャラクターが違ったからこそ、今も自然体で出していけているところはあると思います。全然作っていないんですよ。

みか:作ってこれだったら、逆にすごいかな(笑)。

一同:ハハハ(笑)。

●最初はキャラクターを演じようとしたこともあった?

みか:最初は頑張っていました。最年少でセンターということもあって、“自分が引っ張っていかなきゃ”と思っていたから。自分の中でイメージした“アイドル”像に向かって頑張っていたんですけど、メンバーと対話を重ねるにつれて“本当の自分っていうのはこうなんじゃないかな?”ということに気付き始めて。そこから、だんだん自然体になってきたんじゃないかなって思いますね。

●メンバーと対話を重ねたことで、本当に自分が見えてきたんですね。

みか:いっぱい話しましたね。みんなでミーティングしたり、1対1でも話したり、ライブ後に“どこがダメで、それはなぜなのか?”といったところを一緒に突き詰めてみたりして。そういう話はたくさんしてきたし、今でもしています。

●お互いの想いを率直に言い合える?

なほ:言います。言わないと、この先やっていけないなと思うから。ストレスが溜まるばかりで終わっちゃいそうだし、この5人は別に何か言ったところで壊れるような軽い関係じゃないと思っていて。

みか:熱い…!

めい:エアコンの温度が高すぎるんじゃない?

なほ:今、一番言っちゃいけない場面だよっ!

●せっかく良いことを話していたのに…(笑)。

めい:でも最初は、なほが一番言わないタイプだったんですよ。

みか:ケンカするのが怖いタイプだったんだよね。でも急になぜかビシバシ言うようになって、“どうした?“って思っていました。

なほ:ふとした瞬間に“すごい絆で結ばれているんだな”と思って。

●それは何の時に?

なほ:一昨年の“TOKYO IDOL FESTIVAL”に自分たちが出られないとなった時に、5人で「まだまだ頑張らなきゃね」という話をしたんです。そこで5人がガチッと1つになった気がしたので、自分の中では大きかったですね。

●濃い時間を一緒にすごしているからこそ、生まれた関係性なのかなと。

めい:友だちとか周りにいる人とは、私たちの関係は全く違いますね。“特別”というか、“仲間”感がすごいです。だから、メンバーが変わるなんて考えられなくて。たぶん誰かが辞めてしまったら、みんな辞めると思います。

●そのくらい固い絆で結ばれている。

めい:はい。そうじゃないと、神宿はできないです。最初から“この5人でやっていくんだ”という気持ちはありましたね。

ひな:神宿は今まで1回もライブを休んだことがなくて、絶対に5人でステージに立つということは決めているんです。それはデビューの時からずっと変わらないところで、これからもずっとやっていきたいですね。

 

 

神宿 SPECIAL INTERVIEW #2

「この3年間もライブを通して急激に成長してきた部分があったので、これからは地に足を着けて、少しずつ私たちのことをまだ知らない人たちにも聴いてもらえるようにしていけたら良いなと思っています」

●今回はアルバム2枚を同時リリースしたわけですが、1stアルバム『原宿発!神宿です。』に関しては2015年に出した作品の再録がメインなんですよね。自分たちでもその頃からの進化が実感できる作品になっているのでは?

めい:みんな、歌が上手くなりましたね。

なほ:歌も上手くなったし、歌い方もすごく変わったなと思います。感情をちゃんと歌詞に込められるようになったというか。

みか:最初にレコーディングした時はまだライブでお披露目する前で、自分たちの中にも染み込んでいないメロディラインを歌っている感じだったから。でも今回のアルバムでは何年も歌い慣れたものを録ったので、“この曲を歌っている時にこんなことがあったな”という思い出も連想しながら歌えたんです。そのぶんの表現力というか、厚みが増したと思いますね。

●ここまでの経験を踏まえて、色んな想いを歌に込められた。

めい:歌詞1つ1つの意味をよく知るようにもなったので、そういう面では本当に気持ちがこもっていて。聴いた人からも「聴き比べたら全然違った。こんなにも違うものか!」っていう感想をもらったりして、すごく評価して頂いていますね。でもライブではまた違うふうな気持ちも込めていけたらなと思っています。

●歌や表現の技術自体も向上しているんですよね?

めい:ひなちゃんは、声がすごく力強くなったなと思います。

ひな:前はか細い…蚊の鳴くような声で歌っていたんですよ。今回はライブをこなしてきた中で声量も増して、芯のある声で歌えるようになりましたね。“こんな歌い方もできるようになったんだ”って自分で思えたことが嬉しかったです。

●元々は蚊の鳴くような声だったんですか…?

めい:でもそれはそれですごく心地良かったというか、“きれいな歌声をしているな”と私は思っていたんです。でも今回のアルバムを聴いた時に、“すごく気持ちが入っているな!”と思って。聴いていて、心が揺り動かされますね。

みか:抑揚がすごいんです。

●表現力が本当に増している。

めい:元々上手いから、そんなに変わらないだろうと思っていたんですよ。でも今回の録音を聴いてみて、“こんなに変わるの!?”と思って。まだまだ上に行けると思いますね。

ひな:すごく良いことを言ってくれて、嬉しい…!

●他のメンバーの歌についても進化を感じていますか?

みか:なほは元々すごくかわいい歌声をしていたんですけど、今回のレコーディングでは“えっ、上手くない!?”と思ってビックリしたんです。レコーディングディレクターの方に「なほちゃんは上手いんだから、もっと自信を持って歌ってよ」と言われた後の歌声がもうプロ並みに上手くて…。“えっ、まだ本気を出してなかったんだ!?”っていう驚きがありましたね。

●そのくらい上手くなっていたと。

ひな:なほちゃんは自信がついたんだよね。

なほ:すぐ自信をなくしちゃうタイプなので、「自信を持って」とか言われないと堂々と歌えないんです。あと、私が歌のレコーディングをしている時に、みかとなほが「えっ、上手〜い!」とか言っている声がちょっと聞こえたのもすごく自信になりました(笑)。

みか:えっ、聞こえていたんだ…!

●メンバーがそう言ってくれるのは間違いなく本心だから、より自信になるというか。

なほ:いつも聴いてくれている人にそう言ってもらえたことが、すごく自信につながりましたね。

●みきさんはどうですか?

みき:最初の頃はレコーディングの雰囲気がすごく嫌いで、狭い空間に閉じ込められた環境で歌うのが苦手だったんです。ライブで歌う時よりもすごく緊張しましたし、慣れていない歌だともっと自信を持って歌えない感じでした。でも今回の再録にあたって歌い直した時は、そういう感覚が全くなくなっていて。スタジオにいながら、ライブしている姿をイメージしながらレコーディングできましたね。

●ライブをたくさんやってきたから、歌っている時もイメージしやすいんでしょうね。

みき:はい、ライブを想像しながら歌えました。あと、今作を聴いてくれた舁夫さんから「声がかわいい」と言って頂けたのも、すごく嬉しかったです。

●以前に比べて、声がかわいくなったということ?

めい:たぶん、前は歌い方を知らなかったんですよ。どう歌えば良いのかわからなくて、“とりあえず大きな声で歌っておけば良いや”みたいな感じだったというか。だから“あまり気持ちは入っていないのかな”と、私は聴きながら思っていて。

みき:“ただ歌っている”という感じで、棒読みになってしまっていたんです。

ひな:みーにゃんは、歌声が安定したと思います。前は、曲によって“えっ、これがみーにゃん?”っていうくらい色んな歌い方をしていて。でも今回は安定して、かわいい声で歌えているんですよね。たぶん自分の歌い方を見つけられたから、すごく成長できたんだと思います。

●自分の歌い方を見つけられたのが大きかったんですね。

めい:最近は声量も上がってきたし、気持ちも頑張って込めようとしているのが伝わってくるんです。だから、前よりも成長しているなというのは感じていますね。

みき:昔よりもすごく歌いやすくなりました。前は必死に歌っていたので、すぐに声を枯らしたりしていたんです。今はそういうこともなくなって、余裕を持って歌えるようになりましたね。

●声に関しては、1stアルバム収録のM-5「情熱は足りているか?」の中に何度か出てくる“ちげえっ!”というフレーズがすごく耳に残りました。

めい:おおっ、そこによくぞ気付いて下さいました…。“ちげえっ!”って何回も出てくるんですけど、実は言い方を全部変えているんです。レコーディングディレクターの方に「言い方を全部変えてみようか?」と言われて。たとえば“ここは他人に向けている感じで”とか、“ここは自分に問いかけている感じで”とか色々あって、最後はもう“周りの人に悔しさとか想いをぶちまける感じで”ということで、“ちげえっ!”って叫んでいるんですよ。

●自分なりにすごく工夫した箇所だったんですね。

めい:そうなんです。だから気付いてもらえて、本当に嬉しいです。みんなの歌を聴いていても、やっぱり場所によって歌い方が違ったりするんですよね。“グッときているな”ということも、聴いていて伝わってきます。

●メンバーそれぞれに気持ちがこもっている部分も、聴いているとわかる。

めい:そういう意味では今年9月にやった3周年記念ライブで「ミライノウタ」(2ndアルバム『原宿着!神宿です。』/M-9)を歌っていた時に、ひなの声から気持ちがすごく伝わってきて。“君とならいけるよ どこまでもーっ!!”って伸ばすところが特に“良いね!”と思いました。

ひな:その時の感情を活かして歌ったものが心に響いてくれたみたいで良かったです…。

みか:人からそういうことを言われるのって、恥ずかしいでしょ?

ひな:本当に恥ずかしいから、やめて…。

一同:ハハハ(笑)。

●「ミライノウタ」は自分たちの足跡を辿っている歌なので、特に気持ちがこもるのでは?

めい:そうですね。「ミライノウタ」は私たちの“過去から今まで”、そして“これから”を表している曲なのでやっぱり歌っていて泣くことも多いし、逆に明るく歌うことも多くて。色んな場面で歌える曲だなと思いますね。

●歌う場面で、表現の仕方も変わってくる。

めい:たとえば全国ツアーが決まった時だったら、“これから全国ツアーを頑張るぞ!”っていう前向きな気持ちで歌ったりもして。結成1周年のライブで初めて「ミライノウタ」を歌ったんですけど、その時はメンバーに対して“みんなありがとう。出会えて良かった”という想いを込めて歌ったのでボロ泣きしたんです。本当に色んな場面が浮かんでくる曲ですね。

なほ:やっぱり歌詞が本当に神宿の歩みに沿った内容になっているので、メンバーの顔を見るとグッときてしまいますね。“ここまで来られたのも5人がいたからだな”とか思いながらメンバーの顔を見ると、一瞬でブワッと涙が出てきます。

●本当に泣いてしまいそうになるんですね。

めい:しかも、なほはライブのSEから泣くんですよ。

なほ:ワンマンとかの時はSEから泣いています。

●えっ、1曲目をやる前から泣いているんですか?

めい:むしろステージに出る前の袖で円陣を組んでいる段階から泣いています。「みんなと出会えたから、ここまで来れたんだ…! ぐすんっ…」っていう感じで。そこから舁夫さんの声を聴いて、もっとボロ泣きするっていう(笑)。

●その状態でライブを始められるのがすごい(笑)。

みか:みんなで「まだ泣かないで!」って、なだめています。しかもそれによって、私たち4人は泣けなくなるんですよ…笑いが止まらなくなって(笑)。

●ハハハ(笑)。

みか:勘弁して欲しいです(笑)。でも最後に泣くのは、ひななんですよね。

●最後だから気持ちが高まってしまう?

ひな:やっぱりその時だけは暑苦しくなっちゃうんです。“この5人に出会えて良かったな”と思って、ブワッと泣いちゃいます。

●ここまでのお話を聴いていると、全員が本気でライブに向き合っていることがすごく伝わってきます。

ひな:やっぱりステージに立っている自分が一番好きなので、全力で届けたいんです。後で見返したら恥ずかしくなるくらい吹っ切れて、毎回頑張っていますね。

●現場では恥ずかしいと感じないくらい吹っ切れている。

みか:パフォーマーとして、本当に素晴らしいなと思います。

めい:一発芸なんかも恥ずかしいと思っていたら、絶対にできないですからね。

なほ:そこも吹っ切れています(笑)。前だったら絶対にできなかったと思うし、強くなりました。

●結成から重ねてきた経験がやはり大きいんでしょうね。今回の2枚のアルバムからも成長が感じられるのでは?

なほ:特に2ndアルバムのほうはジャケット写真も今までとガラッと雰囲気が変わって、大人になった感じを出せているのかなと思いますね。

●ビジュアル面の変化には、どういう意味を込めているんでしょうか?

みか:私たち神宿はアイドルでありながらアイドルの壁を超えたいと思っていて、自分たちならそれができると思っているんです。だから1stはすごくアイドルらしいジャケットなんですけど、2ndのほうは“どこかのガールズバンドかな?”と思うくらいのあまりアイドルらしくないジャケットになっていて。そこには“私たちはこの3年間アイドルとして活動してきたけど、もうそろそろアイドルの壁を超えなきゃいけないよね”っていう意味も込められていると思いますね。

●今も既に超えつつあるという実感は?

みか:いや、そこはやっぱり今回の全国ツアーがキーになるんじゃないかと思っています。

●今回の全国ツアーを通じて、また壁を超えていく。

めい:今までのツアーやワンマンも、今回のツアーもこれからのライブも、私たちは全部超えていかなきゃいけないんです。だから、すごく進化していかないといけなくて。この3年間もライブを通して急激に成長してきた部分があったので、これからは地に足を着けて、少しずつ私たちのことをまだ知らない人たちにも聴いてもらえるようにしていけたら良いなと思っています。

●自分たちのことを知らない人たちにも存在を広めていきたい。

めい:だから今回はツアータイトルにも“〜はじめまして!神宿です。〜”と入っているんです。どんどん広めていきたいですね。

ひな:Twitterとかで最初はアイドルだと知らずに私のことをたまたま知ったという人が神宿を気に入って、ライブに来てくれたりもするんですよ。そういう人がライブに来てくれたら、幅がもっと広がるじゃないですか。女性アイドル好きな人だけじゃなく、男性アイドルが好きな人だったり、バンドが好きな人だったり、色んな人に知ってもらえるキッカケにもなるので私はSNSを大事にしているんです。今回の全国ツアーでも“近くに来たから行ってみよう”くらいの気持ちで、観に来てくれる人が増えてきたら嬉しいですね。

●色んな層の人たちを巻き込んでいきたいんですね。

めい:リリースイベントも色んなショッピングモールでやっているので、そこで足を止めて下さった一般の方々を私たちのファンにできたらなと思っています。

●何か具体的な最終目標もあったりするんでしょうか?

めい:そこはあまり決めていないんですよね。もちろん武道館でやってみたいなとか思ったりはしますけど、今はとにかく目の前にあるツアーを一生懸命乗り切ることしか考えていなくて。ツアーが終わったらまた次の目標を決めて、そこに向けて頑張っていくというスタンスで神宿はやっていきたいと思っています。“ストーリー”を大事にしていきたいですね。

Interview:IMAI

 

 
 
 
 

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