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PARKLIFE

この蒼き歌とメロディ、信じる心が未来を照らす光となる

東京発3ピース・ロックバンド、PARKLIFE。1990年代に起こったブリットポップ・ブームの火付け役となったBlurの名作と同じ名前を冠した彼らの音楽性が、そういうものに近いかと言えば少し違うだろう。どちらかといえば、その楽曲は2000年代初頭に隆盛を誇った青春パンクの匂いを漂わせているのだ。どこか懐かしさを感じさせるメロディは、父親が好きだったという加山雄三などの歌謡曲を聴いて育ったG./Vo.野澤太秀の素養によるものかもしれない。ブリットポップ、青春パンク、歌謡曲…それらに共通するものは人の琴線に触れるポピュラリティと普遍性ではないだろうか。

同じ大学の軽音楽部に所属していた彼らが、PARKLIFEを結成したのは2015年のこと。野澤とDr.遠藤弘耕の同級生2人に、何度かのメンバーチェンジを経て後輩のBa./Cho.禱(いのり)雄紀が加わり現在の3人が揃った。ルーツはそれぞれバラバラだというが、UKロックが好きな野澤の意向によって今のバンド名になったという。メンバー全員が共通して好きなものはメロディックパンクで、メッセージを伝えるために日本語で歌いたい。そんな2つの意志をつなげた結果が、この音楽性を偶発的に生んだのだろう。現在は主にパンクシーンでライブ活動をしながらも、バンドとして軸にあるのは“ロック”だ。

My Hair is Badに代表されるように、近年ではパンクシーンに混ざって活動してきた中から脚光を浴びるロックバンドも少なくない。メンバー自身もtacicaやplentyへの憧れを口にするが、そういったギターロックバンドの系譜にはPARKLIFEも位置している。だが彼らのライブを観てみればわかるとおり、その歌い演奏する姿はもっと泥臭いほどの熱さを放つものだ。それは本人たちも好きだという、エレファントカシマシやeastern youthに近いと言っても良い。野澤が“常に必死”と語るライブは、“伝えたい”という気持ちが強いゆえに観る者を惹きつけるのだと思う。

2018年3月、初めての全国流通盤となる1stミニアルバムのリリースが決まったPARKLIFE。様々なフェスに出演したり、大きな会場でライブをしたり、タイアップを獲得したりしたい…メンバー個々が描く夢は数多くありつつ、それらは全て“より多くの人に聴いてもらいたい”という一番の目標に連なっているのだ。3人が時にはぶつかりながらも一丸となって夢に向かって進んでいく姿は、泥まみれでも圧倒的に美しい。結成して3年足らずで進化の途上にある彼らは、今はまだ磨けば光る原石の1つに過ぎないのかもしれない。しかし、そこには確かなる”可能性”の輝きが垣間見えている。

“いまよりずっと先の未来は おまえにしか表せぬ進路”(「towa」)。この3人にしか表せない進路は、きっと大いなる未来へとつながっている。自分たちが生み出す“歌とメロディ”の力を信じて突き進む、PARKLIFEの未来に幸あらんことを。

TEXT:IMAI

 

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