音楽メディア・フリーマガジン

FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY

年に一度の年末お祭り騒ぎ! 今年も大阪の年末はロック色に染まる

creaphyp2012/12/29・30@インテックス大阪

 

RADIO CRAZY会場、インテックス大阪。ここへたどり着くには地下鉄に乗る。はやる気持ちを抑えつつ、急ぎ足で向かった駅のホームには、普段こんなにも並ぶことはないであろう人数がホームにわんさかと列を作っていた。バンドのTシャツを着た者、キーホルダーを付けている者…ざわざわと聞こえるのは「今日を楽しみ」にしていたという会話だった。今日という日を待ちわびていた音楽を愛する人たちと、期待いっぱいの気持ちで地下鉄は満員御礼。これから大好きなお祭りの始まりだ。中に入るや否や待ち構えているのがRADIO CRAZY名物の「こたつ」! 寒空の下、ぬくぬくとみんなこたつに入っているその光景は、レディクレならでは。Hottest Stageのある2号館、通称CRAZY MARTには、RADIO CRAZY限定のおみくじ「おみクレイジー」が引けたり、音波神社と呼ばれる神社の構えがあり、お賽銭を入れれば半紙がもらえ、「書き納めレイジー」だってできる。壁には新年の抱負や昨年の思いが書かれた半紙がびっしり。その隣にはアーティストグッズとオフィシャルグッズがずらりと並ぶ。そして飲食ブース「八丸弐横町」。なかなかフェスでは見かけない珍しい出店ブースがたくさんある。ラーメンから甘味まで種類豊富で、長時間のライブでもこれならお腹も体も大満足だろう。少し会場を探検して、いよいよ待ちに待ったライブステージが始まる。
1日目のスタートはMONOBRIGHT。モニターに映し出されたスタートの合図だけで盛り上がる会場。早く! と言わんばかりの待てない気持ちが溢れていた。アルカラは盛り上げのプロと呼びたいくらいに会場が賑わう。L-STAGEのMONGOL800のやさしくも強い音楽が、大きな会場全体に鳴り響く。くるりが「ワンダーフォーゲル」を演奏し、最後に魅せたステージに心を持っていかれた。気付けばあっという間に1日が終わってしまったようだった。お昼からのスタートだったにも関わらず、早く時が過ぎてしまったように思えた。
2日目の会場に行く途中、「チケット譲って下さーい!」という悲痛な声を聞く。そう、今日はチケットソールドアウト。中に入れば人の波が押し寄せる。2日目の一発目はBIGMAMA。
「荒狂曲シンセカイ」がR-STAGEに響き渡る。この日の会場は雨。しかし濡れることさえ構わず見たいバンドのために次のステージへみな走る、走る! この日出演のサカナクションとMAN WITH A MISSIONには長蛇の列が。入場規制がかかるとともに、前が見えないほどの人がなだれ込む。人気急上昇中の[Champagne]はもはや会場を飲み込む勢いだった。そして 観客を圧巻させるRIZEのステージに奮えた。締めくくりはthe telephones。「DISCO!!!!」のひとことで、R-STAGEは一瞬でディスコへと変わり踊り狂う会場! 年末最高の音楽の大忘年会はこうして幕を閉じたのだった。どのステージも見逃したくない、豪華なメンツだったに違いない。タイムテーブルに悩まされたことだろう。総勢50組ものアーティストが出演したこの2日間は、とてつもなく濃く密度と満足度の高いものだった。「今年もすごい楽しかったね」、「あのバンドかっこよかった!」と嬉々と帰り道で話す人々。その姿がとてもきらきらしていたのは言うまでもないし、きっと2013年も音楽に溢れた一年になる気がしたのだった。そして帰り際に壁に照らされた「See You Next Year」というライトの文字が印象的だった。今年もまた開催されることを楽しみにしている。
text:Kaori.T

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