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Nothing’s Carved In Stone

変化を怖れずに走り続ける4人が照らす絶望への光

2008年に結成し、過去3枚のアルバムと1枚のシングルをリリース。
無機と有機を同居させたかのような攻撃的かつ美しいサウンド、カオスから一瞬で頂点へと導く爆発力を持ったステージ。
ライブを重ねるごと、作品を重ねるごとに変化を怖れず、自らの手で道を切り拓いてきたNothing's Carved In Stone(以下、Nothing's)。

このメンバーでしか作り得ない世界を加速度的に拡大させてきた誇り高きバンドが、4thアルバム『Silver Sun』を完成させた。
より音楽的に、より肉体的に、より精神的に、より感覚的に深度を増した同作は、意志を携えた音には確かな力があることを証明している。

INTERVIEW #1

「俺はこのサビのギターフレーズがけっこう気に入っているんです。実は、久しぶりに“歌を引き立てるギターというか、歌に絡むギターを弾こう”と思って作ったんだよね」

●前作『echo』以降、どういう風に制作を進めてきたんですか?

生形:ツアーが終わっていつも通り曲作りを始めたんですけど、曲をどんどん作っていったんですよ。毎回「こういう系統のアルバムにしよう」みたいにコンセプトを決めるんですけど、今回は敢えてなのか忘れていたのか、そういうイメージ合わせをやらなかったんですよね。アルバムに対するイメージを特に合わせずに、時間がある限り曲を作れるだけ作ったんですよ。

●はい。

生形:みんなでネタみたいなものを持ち寄って。それでも16~7曲分くらいなんですけど。そこから、1日1曲くらいのペースで構成を作るんですよね。まず誰かがネタを持ってきて「1曲は構成を作ろうよ」とバンドで合わせるんですけど、いつもだとダメなものをその場でボツにすることも当然あって。でも今回は1曲もボツにしないで、その17曲のアレンジを進めていったんです。

●ふむふむ。

生形:大まかな曲ができて全体を見てみるとロックっぽい曲が多いから、そこで初めて「そっちに寄せようか」という話をしたのを覚えています。そこで初めてアルバムについての会話があった。

●なぜロックっぽい曲が集まったんでしょうね?

生形:うーん、中にはニューウェーブっぽい部分が残っている曲もあるし、そのときのテンションなんですかね? やっぱりライブで盛り上がるのは、どうしても激しい曲なんですよ。1stの曲も未だにやっているんだけど、なんとなく"そろそろ変えてもいいんじゃないか"と思っていたというか。

●ああ~。

生形:別に変える必要はないと言えばないんですけど、バンドとして1周してきて、またそういうテイストの曲を作るのもアリじゃないかなと思ったのかもしれない。あと、今そういう曲を作ることにも自信があったんだろうし。年を取ると…っていう言い方はよくないかもしれないけど、年数を重ねていくとどうも落ち着く傾向にあるじゃないですか。例えばバンドだと、ミドルテンポの曲が増えてくるとか。そこを敢えて振り出しに戻るという気持ちもあったんだと思います。今から振り返って考えてみるとですけど。

●最近のライブはすごく変化を感じているんです。どんどん人間臭くなっているというか、ベクトルとして開けてきている。それは拓さんの変化に依るところが大きいとも思うんですが、それが楽曲として強く表れているのがM-6「Red Light」だと思うんですよね。バンドサウンドなんですけど、拓さんの表情だったり気持ちが、今まで以上に見えてくる曲ですよね。

村松:「Red Light」は僕が弾き語りで作ってきたんです。コードとメロディがあって、歌詞もメロディを持ってきたときにはもうあった。

●日本語で?

村松:そうです。だから、もしかしたらそういうこともアレンジに作用しているのかもしれないですね。知らないうちに影響を受けることってあると思うので。

生形:俺らが?

村松:そうそう。

生形:ああ~、それはあるかもしれないね。確かにプリプロの段階で日本語が乗っているのは初めてだったかもしれない。最初から日本語があった分、感情も入ってたんだろうね(笑)。

村松:うん、入っていたと思う。

●曲を作っている段階から、歌いたいことが見えていたんですか?

村松:そうですね。この曲は最初からテーマがあって。言ってしまえば、単純に作業の順序を変えただけだったんですけど、それがみんなにも上手く伝わったのかな。結果的にですけど、バンドとして新しい軸というか新しい作り方になったので、よかったと思います。

●順番が違うだけといえば確かにそうですよね。でも、今までの楽曲とすごく印象が違う感じがした。

村松:ウチは、メンバーそれぞれにその時々のモードがあって、それを持ち寄って曲を作ってきたんです。それぞれがどこかから拾ってきたインプットをウチでパッと出すという感じ。でも言葉ってすごくパーソナルなものだから、アレンジの段階で日本語の言葉があったことによって、いいように作用したんじゃないかなと思います。

生形:そう言われて気づいたんだけど、俺はこのサビのギターフレーズがけっこう気に入っているんです。実は、久しぶりに"歌を引き立てるギターというか、歌に絡むギターを弾こう"と思って作ったんだよね。

村松:あ、そうなの?

生形:うん。そういうギターを弾こうと思ったのは、このバンドを結成してから初めてのことです。

●おっ!

生形:やっぱり人が持ってきたメロディだから、自分が考えたメロディとは感覚が違うんですよ。実は、俺ってそれがいちばん得意なことだったりするんですよね。ELLEGARDENで10年間もやってきたことだから。でも、しばらくやっていなくて。

●Nothing'sでは方法論が違うと思っていたから?

生形:そうですね。やっぱり演奏が先行していたので。これはすごく気に入っているんですよね。フレーズとか、歌と絡む感じが。

村松:気持ちいいよね。

●そういえば、他の曲はギターと歌があまり絡んでいないのか…。

生形:曲によっては多少はあるんですけどね。

●でも、別のところで鳴っている感じがある。

生形:そうですね。でもこの「Red Light」のギターは歌っているつもりで弾いたので…なるほどねぇ。

村松:俺も"なるほどね"って思ったよ。

生形:そう考えると、ドラムもシンプルだし、ベースのサビなんてルートだし。

●そうなんですよね。

生形:みんな、この曲ではあからさまに歌へ寄せているんですね。

INTERVIEW #2

「ヴォーカリストとして凄い存在になりたいと思っている中で、観てくれている人に対して気持ちが対等になっていくのを感じている」

●M-1「Spirit Inspiration」を聴いて感じたのは、ライブでのNothing'sだったんです。Nothing'sの曲は一般的なJ-POPの"ポップ"とは違うけど、絶対的に"キャッチー"だと思うんです。

生形:うん、キャッチーですよね。

●サビとかは特に。そのキャッチーなサビがライブになると爆発するというか。それがNothing'sのライブの真骨頂だと思っているんですけど、イメージで言うと、サビまではフロアを4人がぐちゃぐちゃとこね回していて、サビで一気にぶち上げる感じというか。「Spirit Inspiration」はそういうライブの真骨頂を彷彿させる曲だと思います。

生形:そうですね。ひたすらループのリフが繰り返されていて、サビで一気にっていう。ウチららしさがあるというか。実は俺、曲作りのときはデモのテイクをスタジオにいっぱい持ってくるんですよ。10曲分とか持ってきて、みんなに1曲1曲聴いてもらうんですよね。

●デモのテイク?

生形:家で録ったデモ集みたいなものなんですけど。

村松:あれはやばいよね(笑)。

●アイディア集みたいな?

生形:そうそう。それでネタが出切ってしまうというか、みんなが持ってきたネタが尽きてしまったら「じゃあこれを聴こうか」と言ってみんなで聴いて「この中からどれをやる?」って。

●そこには曲の材料がいっぱい入ってるわけですね。便利だ!

村松:ハハハ(笑)。

生形:それで、この曲のみんなの反応がよかったので「じゃあこれをやろうか」ということになったのは覚えています。

村松:M-2「白昼」もそうだったよね。

●自分たちの得意とするものだった?

生形:うん。やっぱりリフを聴いた瞬間にパッとイメージが浮かんだんだと思います。

●作るときにライブの情景は想像したんですか?

生形:俺は考えました。さっき言ったように1stの曲でもいまだに盛り上がる曲があるし、自分たちのためにこのバンドをやってはいるけど、当然みんなのことも考えるので。"ライブでこのリフがきたら盛り上がるだろうな"とか。そうすると必然的にこういう曲が増える。

●うんうん。

生形:でも自分たちの中では、そこからが大変なんですけどね。1stと同じことをやっていても仕方がないから、どうやって新しくするのか。俺が今回すごく目標にしていたのは、所謂エレクトロだとか今の最新の音楽と遜色のないロックを作りたいということだったんです。

●ロックで。

生形:そう、ロックで。それが目標だったんです。「Spirit Inspiration」とかは特にそういう気持ちで作りました。

●確かにデジタルというか無機的な雰囲気ではなく、すごく肉体的な曲で。

生形:例えばThe Chemical Brothersとかを聴いていると、もちろん基本はデジタルなんだけど、出している音色自体はものすごくアナログな音だったりするんですよ。機材もアナログなものを使っているし。それって、バンドでやったらもっとおもしろくなるんじゃないかなと思って、生の演奏でそういう雰囲気を出せたらいいなということを考えました。

●「Spirit Inspiration」の歌詞はどうやって作ったんですか?

村松:これは、Nothing'sっぽい歌詞を書こうと思って。まず、これもすごく前向きなことを書きたいというのが根本にあって。これを説明するのは難しいんだけど、俺は感覚として"That's running by my side/Spirit Inspiration/No I can't lose"(横を見れば誰かが走ってる/それは魂の鼓舞/負けられない)という歌詞の一節、この言葉をすごく入れたかったんです。バンドに対してもそうなんだけど、オーディエンスに対しても、だんだん距離感が自分にとって特別になってきていて。ヴォーカリストとして凄い存在になりたいと思っている中で、観てくれている人に対して気持ちが対等になっていくのを感じているというか…。

●気持ちが対等になる?

村松:目線が上からじゃなくて、もちろん向こうも上からじゃなくて。ジャンルは違えど、みんな同じようなことをそれぞれの分野でやっていて…言い方がすごく難しいんですけど、ライブを通してそういう気持ちになっていっているんです。「俺たちはおもしろいことをやっているから、お前らはどうなんだよ?」というのを、ステージで見せたい。それがみんなにとって"Spirit Inspiration"になってほしいという想いがあるんです。最近はどんどんそういうことを歌いたくて、書いた歌詞なんですよね。

●なるほど。

村松:世の中には才能がいっぱい転がっているじゃないですか。俺は音楽でやっているけど、気付いたら周りにはいろんな分野でがんばっている奴がたくさんいたというのが、分かりやすく見えたんです。そこでどういう風に作用したいかを歌っているだけなんですけど。ライブを通していろいろ考えている中で、いろいろ悩んで、自然とそういう視点になってきたんだと思います。

●この歌詞を読んで嬉しかったのは、バンドとしての意志がすごく分かりやすく見えたところなんです。以前のインタビューでも言いましたけど、Nothing'sはあまり内面性を音楽に直結させるバンドではないし、パブリックの場で熱いこととかを言うようなキャラクターでもない。
2人:うんうん。

●でもこの曲を聴いたら、サウンドも含めて、バンドの芯に触れた感覚があって。"こんなことを考えていたんだ"って。インタビューするよりもよく分かったんです。

生形:おおー、いいですね。音楽をやっている限りはそれが理想じゃないですか。

村松:そうだね(笑)。

INTERVIEW #3

「さらけ出さないとおもしろくないですよね。棘がある部分というか、弱いところとか、強がっている部分を出さないと、人には響かない」

●ところで生形さんが今回歌詞を書いたのは?

生形:俺はM-9「Scarred Soul」とM-10「Sequel」。あと、「Pride」をちょっと。

●「Scarred Soul」は拓さんが「"Nothing'sっぽい歌詞を書こう"と思って書いた」とおっしゃっていた「Spirit Inspiration」の歌詞とすごく共通している印象があったんですが。

生形:このバンドを4年やってきて、お互いが寄り合ってきたんじゃないですかね。やっぱり絶対に影響されると思うし、俺はコーラスでも歌っているし。その辺は音から何から全部寄っていきますよね。でも俺、書きたいことがないといえばないんですよ。1つの大きいテーマくらいしかなくて、それを毎回書いているようなものなので。

●同じ物事を違う側面から書くと。

生形:そうなんですよ。何かおもしろい歌詞も書いてみたいんですけどね。昔、Jane's Addictionですごく好きだった「Been Caught Stealing」という曲があるんですけど、すごく好きなのに俺は歌詞を知らなかったんです。それで訳詞を読んでみたら、実は万引きの歌で。Aメロの頭からサビの最後までただ万引きの様子を書いただけの歌で、すごくおもしろいなと思ったんです。

●そういうことたまにありますよね(笑)。

村松:逆に深いよね。

生形:深い! そういう曲も書いてみたいです。でも、ただの意味がない歌になっちゃうかもしれないからそこが難しいと思うんですけど、やってみたいなと思ってはいますね。

●生形さんが作詞をする曲の選択は、いつもどうやって決めているんですか?

生形:「この曲は俺が書くわ」って言うだけです(笑)。

村松:そうだよね(笑)。

生形:全部書くのは大変だけど、俺も正直"書いてみたい"という意欲はあるので、拓ちゃんと2人で相談して毎回2~3曲は書いています。

●作詞は、生形さん的にはどういう感覚なんですか?

生形:俺はやっぱりまだまだだと思っていて。ただ、さっき言ったように書きたいことや言いたいことも無くはないし、それをそのまま出せばいいかなと思っているんですけどね。ギターもそうなんですけど、まだ途中の段階だという感覚は自分の中ですごくありますね。前回のアルバムで書いたんですけど、もっと日本語の歌詞を書いてみたいという気持ちもあるし。やっぱり言葉ってすごくストレートなものなので、その分深いだろうし。

●今後もどんどん挑戦していきたい?

生形:挑戦したいというか、俺はギタリストだと思っているので、まずそこがあってという感じですけどね。

●比重が少し違うというか。

生形:そうです。比重が違いますね。その分、曲数も2曲くらいしか書かないし…というか、ギターもやって、詞も書くとなると、3曲が限度なんですよね。

●でも、ゼロにはしたくないんですよね?

生形:そうですね。最初の頃は物理的に拓ちゃんの時間がなかったので「俺が2~3曲書こうか?」と言って。おにぃ(大喜多)も書いていたし。でもやっていくうちにその魅力に気付いたので、1曲もやらないというのは嫌だなと思っています。

●徐々に作詞に対する気持ちが大きくなってきた?

生形:そうですね。ただ、どこまで行ってもやっぱりギタリストというところは変わらないんですけどね。

●でも、さらけ出している感じはするんですよね。

生形:さらけ出さないとおもしろくないですよね。棘がある部分というか、弱いところとか、強がっている部分を出さないと、人には響かないと思います。

●内面を出すことに抵抗はないんですか?

生形:抵抗があったから今までずっと書かなかったんじゃないですかね。内面を出したくなかったというのもその通りかもしれない。自分がどう思っているのかとか、別に知られたくなかった。

●生形さんの性格的に、自分の思っていることをバンバン出すタイプではないんでしょうね。

生形:でもNothing'sを始めるときにある程度の覚悟をしたので、作詞もやるようになったんですかね。今、訊かれたので改めて考えてみたら、なんとなくそんな気がします。

INTERVIEW #4

「どんな存在だとしても“ちゃんと照らせる存在になりますよ”と言うのは勇気が要りますけど、そういう想いも込めました」

●今まで作品を重ねるごとに…ライブもそうなんですけど…Nothing'sは変わり続けてきているという印象があるんですが、停滞しているようなことは今まであったんですか?

生形:いや、ないですね。ものを作るときには、何としてでも新しいものを作ろうと考えているので。

●でも今までにやっていないこと、新しいものをって考えていくと、いつかは尽きてしまう怖れもあるような気がするんですが…。

生形:でも「それを怖れているなら辞めればいいんじゃない?」っていう話だと思いますよ(笑)。

●それって「Spirit Inspiration」で歌っていることにも共通していますよね。誰のマネをするわけでもなく、Nothing'sはNothing'sで、新しいことをやり続けていきたいという、バンドとしての強い意志だと思うんです。

生形:そうしないとつまらないかなという気はします。同じようなアルバムを出しても仕方ないし。俺が聴いている側だったら、いちばん刺激を受けるしすごいと思うのは、まったく違うことをやっているのにどう聴いても同じバンドだし、更に前のアルバムよりもすごいものができているバンド。そんなバンドがいたらいいなと思うし、自分たちもそういう風になれたらいい。常にNothing'sというバンドが洗練されたものでありたい。

●この4人は、それぞれ他の活動がありながらのスタートだったじゃないですか。でも話を聞いてきたり、作品を聴いたりライブを観てきて思うのは、4人のNothing'sに対する重さだったり、気持ちだったりが、どんどん強くなっているように感じるんです。さっき「Spirit Inspiration」について「バンドの意志が見える」と言いましたけど、今回はメジャーデビューのタイミングじゃないですか。そのタイミングでこういうことを歌うというのは、僕は宣言だと受け取ったんです。

生形:どんどんさらけ出してはいますよね。そうしないと無理が出てくる部分がすごくあるので。自分たちが出す音にしても変なギミックを使わないし、歌詞もそうなるんだろうし。普段の立ち振舞いもそうなるんでしょうね。

●なるほど。さらけ出す。

生形:さらけ出すっていうことなんだと思う。かっこつけないってことかな。そうしないと人には響かないとも思うし。やっぱり、悪い部分も全部ひっくるめてじゃないと、という気がしています。

●それはライブとかを観るとすごく分かりますよね。僕は、ライブは音楽だけじゃなくて"その人を観に行く"という感覚なんです。それも、すごく陳腐な言い方になってしまうけど、その人のいちばんがむしゃらなところを観に行く。だから、かっこつけられたら逆にがっかりしたりもする。

生形:そうなんですよね。まさにステージもそうで、やっぱり俺がいちばんかっこいいと思うのは、その人が何もかも忘れて、真っ白な状態でやっているステージングだと思うんですよね。それがすべて。音にしても歌詞にしても、繕っちゃうとおもしろくないものになるんじゃないかなって、最近は特に思うんです。

●以前と比べてもより強く思うようになってきた?

生形:更に思うようになっていますね。

●なぜなんでしょうね?

生形:これだけライブを重ねて、経験を積んできたからじゃないですかね。やっぱり自分やバンドがどう見られているのかも考えるじゃないですか。そういうときに、海外も含めていろいろバンドを観て、やっぱりかっこいいバンドはみんなそうなんですよ。心構えとしてね。ライブのときはいつもそうやっているつもりなんですけど。

●生形さんがかっこつけているとは全然思いませんけど、そういうことを自分から発するイメージがなかったんです。

生形:それは、訊かれたから言っているんです(笑)。

●あ、そういうことですか(笑)。

一同:ハハハ(笑)。

●いつも印象的なアルバムタイトルですけど、今回は『Silver Sun』というタイトルで。

村松:これは、2人で「いいね」って言って決めたんだよね。

生形:「かっこいいな」って(笑)。結構毎回そうだよね。『echo』もまずは言葉の響きだし。

●そう言ってましたね。

生形:まずは"echo"という言葉の響きだし、"Silver Sun"といえば"銀の太陽"という意味で。

●もう言葉を聞いただけで、眩しいイメージがある。

生形:そうですよね。実は"月"のことなんですけど。

●あ、そうなんですか。

村松:実はそうなんです。訳としては"銀の太陽"でいいんですけど、"月"をイメージさせる言葉だと思ってこの言葉にしました。王道のロックって、広義では決してメジャーなものではないと思うんです。マイナーなものというか、本質としては世間から弾かれたものというか。オルタナティブなものだと思うし。

●はい。

村松:僕がもともと好きな音楽は、自分の生活に寄り添ってくれるもので、そういうアルバムになっていればいいなという願いもあって、出てきた言葉だったんです。なんとなくギラギラしていてロックっぽいし、みんなの気持ちとか生活に寄り添えるアルバムであってほしいなと。

●なるほど。

村松:あとは、僕の性格も出ていますよね(笑)。月に対しては、絶望というか下から上を見るようなイメージがあるんです。どんな存在だとしても「ちゃんと照らせる存在になりますよ」と言うのは勇気が要りますけど、そういう想いも込めました。例えネガティブな人間でもそういうことができるんじゃないかと。

Interview:Takeshi.Yamanaka
Assistant:Hirase.M

"SUMMER SONIC 2012"
8/18(土)千葉 QVCマリンフィールド&幕張メッセ

"Silver Sun Tour"
08/21(火)千葉 LOOK
08/22(水)宇都宮 HEAVEN'S ROCK VJ-2
09/01(土)岡山 IMAGE
09/02(日)和歌山 CLUB GATE
09/04(火)金沢 AZ
09/05(水)長野 CLUB JUNK BOX
09/07(金)新潟 Live Hall GOLDEN PIGS RED STAGE
09/09(日)仙台 Rensa
09/15(土)札幌 ペニーレーン24
09/17(月・祝)秋田 Club SWINDLE
09/20(木)広島 ナミキジャンクション
09/22(土)松山 SALONKITTY
09/23(日)高松 DIME
09/26(水)鹿児島 SR HALL
09/28(金)熊本 DRUM Be-9 V2
09/29(土)福岡 DRUM LOGOS
10/02(火)名古屋 CLUB DIAMOND HALL
10/05(金)Zepp DiverCity Tokyo
10/06(土)なんば Hatch

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