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ROOKiEZ is PUNK’D

4ヶ月連続連載Part.3 SHiNNOSUKE(ROOKiEZ is PUNK'D)× w-shun(KNOCK OUT MONKEY)TALK SESSION

 8月にシングル『IN MY WORLD』とアルバム『DRRROOKiEZ!!-ROOKiEZ is PUNK'D respect for DRRR!!-』をリリースし、ワンマンライブ&全国ツアー“IN MY WORLD TOUR”を大盛況敢行中のROOKiEZ is PUNK'D。

熱い想いを胸に、自らの手で道を切り拓いてきた彼らに迫る連載第3回は、ROOKiEZ is PUNK'Dと同世代、盟友KNOCK OUT MONKEYのVo./G.w-shunとの特別対談。

Interview

●2人は同い年なんですよね。

SHiNNOSUKE:はい。同い年のバンドマンってあんまりいないよね。

w-shun:そうだね。SHiNNOSUKEとはやってる音楽も近いし、同じフィーリングを持っている数少ない同い年の仲間って感じがします。

●初めて出会った時のことって覚えてますか?

w-shun:4年前に大阪で初めて会って、ROOKiEZ is PUNK'Dのことは一方的に知っていたので僕から話しかけたんです。SHiNNOSUKEが「あ、どうも…」みたいな感じで返してきたから、身構えちゃってる人なんだって思った(笑)。今年に入って急に距離が縮まってちゃんと話すようになって、お互い人見知りするタイプなんだって解ったんですけどね。

SHiNNOSUKE:4年前に連絡先を交換し、ライブに誘いたかったんだけどなかなかタイミングが合わなくて…。ようやく今年の1月に香川で一緒にライブができて、その時をきっかけに一気に距離が縮まったよね。

●空白の3年間は交わる事は無かった?

SHiNNOSUKE:そうですね。後々話を聞くと、俺らは"ガンギマナイト"に出たいっていう想いや、メジャーの舞台を意識して活動していたんだけど、KNOCK OUT MONKEYは逆のスタンスだったんだよね。

w-shun:うん、俺らは地方をライブでまわりまくって鍛えたというか、初めましての人たちにどれだけ自分たちのライブ/音楽を植え付けられるかということに重点を置いてやってきたんです。もちろん"ガンギマナイト"にも憧れていたし、club asiaに出ているROOKiEZ is PUNK'Dに嫉妬していたのも事実だし(笑)。そうやってお互いの道を歩んできた2つのバンドが今年に入ってガチっと合わさったから、認め合えるというかこうして対談にも結びついたと思うんです。

●なるほど。

w-shun:やっぱり打ち上げでお酒を飲みながら語れたのがデカいよね。1月の打ち上げで意気投合して、その日のうちにROOKiEZ is PUNK'Dのイベントに呼んでもらえることになって。

SHiNNOSUKE:久しぶりに観たKNOCK OUT MONKEYのライブにやられちゃったんですよ。w-shunのライブに対するアティテュードには正直完敗したと思ったし、だからこそ俺らのイベントに呼んで他のバンドにも見せてやらないといけないなって思ったんです。

●今年は"イナズマロック フェス"でも共演されましたよね。

w-shun:一緒にDragon Ashを観た時は凄く不思議な感じがしたし、感動しましたね。2人ともモロに影響を受けた年代だし、感慨深いものがありました。

SHiNNOSUKE:やっぱり俺らにとってカリスマだし、kjやJESSE(RIZE)がいたから2人ともギターボーカルをやってる訳だしね。

w-shun:安易に近づいて、「仲良くしてください」って声をかけるのも違うよねって話をしたんです。"下の世代のバンドもなかなかやるじゃん"って思ってもらえるようなバンドにならないといけないなっていうのは、お互い思っていた。

SHiNNOSUKE:俺らはサブステージの出演だったんで、早くメインステージで演らないといけないなって思えたし、めちゃくちゃ刺激をもらったよね。

●前回、UZUMAKIのATARUさんとの対談でもSHiNNOSUKEさんは同じ事をおっしゃっていましたよね。

SHiNNOSUKE:憧れている先輩や好きな先輩達だからこそ、単に仲良くなって輪に入れてもらうだけじゃなく、ちゃんと次世代のバンドの力を見せ付けないといけないなってことを、w-shunも同じように考えていたのが嬉しかった。媚びを売るのは簡単なことなんだけど、それは違うだろっていう感覚をお互いが持っていたんです。

●でもそれぞれ違うスタンスで3年間を過ごしてきた。

SHiNNOSUKE:KNOCK OUT MONKEYはライブをしまくって最高のライブバンドになったと思うし、逆に俺らはPOPSの勉強もして違うスタイルで歩んできたけど、同じヴァイブスを持って巡り巡って2011年交わることになった。今すぐというよりも、俺ら2つのバンドで何か面白いことができるのはもう少し先なのかなって考えてるんです。

w-shun:自分たちがまだROOKiEZ is PUNK'Dの土俵に上がれていないっていう事実は痛感しているんです。SHiNNOSUKEが今まで作り上げた音源や見てきたモノは俺がまだ経験していないものばかりだし、正直悔しい部分もあります。仲はいいけど、本音を言うと"早く潰れろ"って思ったり(笑)。

SHiNNOSUKE:(笑)。妬みや羨みは俺らにもありますよ。KNOCK OUT MONKEYは本当にライブがいいから今の俺らじゃ敵わないかもしれない。違った方法論で進んで行く中で、いつか絶対に交わるための場所があると思うんです。その時こそがミクスチャーシーンに新たなムーブメントが生まれる時だと俺は信じてるし、近い将来それを俺らが作らないといけないっていう使命感もありますね。俺たちが経験したことやノウハウって基本的には誰にも教えたくはないんだけど、w-shun とだったら共有したいって思えちゃうんですよ。いいライバルとして、刺激を与え続けられる関係でありたいですね。ツアーも一緒にまわるんだけど、まずは上にいるリーダー達をどかさないとね(笑)。

w-shun:自らハードルを上げまくってるけど、もしかしたら俺達って相当ドMかもしれない(笑)。後で読んで後悔しないようにしないと!

Interview:上田雄一朗

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