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Theピーズ

Theピーズ結成25周年×JUNGLE☆LIFE創刊20周年連動企画

マイペースで独創的な活動を続ける唯一無二のロックバンド、Theピーズ。

大ブレイクこそないものの、結成以来ファンからは変わらぬ愛を!! ミュージシャンからは絶大なリスペクトを受け続けてきた。そんな彼らも結成25周年、しんちゃん入って10年目というこの節目の年に、だいたい7年ぶりの最新ベストアルバム『アルキネマ』をリリース。
さらには25周年を記念した日比谷野外大音楽堂ライブや、5年前に結成日である6/9に行われた伝説のライブ“Theピーズ20周年 at SHIBUYA-AX”のライブDVD発売と次々と発表。
ピーズファンもそうでない人も、とにもかくにも面白いバンドである事に間違いナシ!

Theピーズが25周年だって!? それがどうした。
たかがロックバンドじゃないか。大きな音でガチャガチャやってるだけだろう?
バカ言ってんじゃねぇよ。奴らは生きてんだよ。それぞれが、それぞれの形でな。
はるは、風来坊で競馬狂。アビちゃんは、真空管ロックンロール少年。
しんちゃんは、スロット全開のビート野郎。命燃やしてステージに立ってんだよ。
いつまでヤレルか分からない。どこまで行くのか知ったこっちゃない。
ピーズは、ピーズだ!! PEACE!!

#Interview

●Theピーズが25周年、しんちゃん入って10周年、JUNGLE☆LIFEが20周年ということで、いろいろと連動していますね。

一同:ありがとうございます & おめでとうございます。

●そういうわけで、今回のインタビューでは"Theピーズを徹底解剖しよう"という企画でしてー…?

はる:今俺を解剖したら内蔵がガタガタよ。アバラも折れてるし。

●なんでそんなケガをしてるんですか(笑)。Theピーズ的に、25周年というのは結構意識していますか?

はる:俺は30周年を盛り上げようと思っていたんだけど、お客さんから「あと5年も持たない」っていうクレームが来て。俺らじゃなくてお客さんが持たないというね。

一同:アハハハ!

●結成当時とは、お客さんも変わってきた。

アビ:意外に若返ってるよね。若いギャルが多くなってる。

しんちゃん:嘘つけ! お前the pillowsのライブ観たことあるのかよ。若い子ばっかりだぞ!

はる:アビさん、幻見てるんじゃないの? 妄想だよ。

アビ:じゃあ、しんちゃんがthe pillowsの若いファンを連れて来てくれよ。

一同:(爆笑)。

しんちゃん:Theピーズのお客さんは、みんな同じように歳を取っていってる。一度ファンになったらなかなか離れられない、良いバンドだと思いますよ。若い子は移り気だから、the pillowsでは"いつ人気がなくなるんだろう"って心配でしょうがない。

一同:アハハハ!

しんちゃん:Theピーズくらいになると、いつでもチケットが売れるからすごいね。年齢層は割と高めの人が多いなってイメージがありますけど。

はる:明日はマイネルロブストから行きます。人気ないよ。

しんちゃん:カレンブラックヒルが良いよ。今日、渋谷駅でドアが閉まる瞬間「カレン」って店があったから。

●ん? 何の話?

しんちゃん:明日の競馬です。

●Theピーズの取材はいきなり関係ない話に飛びますね…。

しんちゃん:はるはあらかじめ調教の様子を見て、こんなに真面目にメモしてるのに競馬は負けてるんです。

●その辺はマメなんや。興味深いお話ですけど、そろそろ作品の話をしてもいいですか(笑)? 7/4にはベスト盤『アルキネマ』がリリースされますね。

はる:ずっとシングルを小出しにしていたんだけど、持ち運びも面倒くさいからひとつにまとめてみました。そしたらレコード屋さんも置きやすくなるだろうし、全国津々浦々にお届けできるかなと。

アビ:随分曲数があったよね。"こんなに曲あったかな? ていうかこんな曲やってたっけ?"みたいな。

はる:一度曲を並べてみて、繋がり方を考えるのが面白いんだよね。"この曲の次にこれが来たらおもしれぇな"ってやってると、曲数を削れなくなっちゃって。さすがに全部入れちゃうと今まで買った人がバカみたいだから、少し削ったけど。

●曲順からも歴史を感じられるようにと、こだわりがあるんですね。

はる:曲順を考えてるとアルバムを作ってるようで楽しかったよ。この数年にも一応世界観があったんだなぁと。前は短期間でアルバムを作ったから、どうしてもコードが似ちゃったり、風邪をひいている時に無理やり3曲唄ったりとかしたんだけど…今作では昔あった出来事がなくまんべんなく散らばっている感じで、それがひとつになっているのは面白いな。ここ1、2年は疲れちゃったから、あんまり作曲モードに行かなかったんだよね。競馬で馬を走らせている方が楽しかったしさ。馬に頑張らせ過ぎた分、今度は俺も走らなきゃなって思ってます。

アビ:カッコいぃー! ロックンロールだよ!

●今のコメント、いただきですね(笑)。25周年ということで、一区切りついたような気持ちはありますか?

はる:"とりあえずお疲れさん"って感じですよね。お客さんやスタッフに対して"ありがとう"って気持ちはあるけれど、俺は毎日"今日が最後かも"って思いながらやってるし、そうじゃないとつまんないからさ。一区切りではあるけれど、まだまだ尖ってやっていかないとなって思いますけどね。

●なるほど。25周年と同時に、しんちゃんが入って10年でしょ? 他のバンドもやっていると大変だと思いますけど、スケジューリングは大丈夫ですか?

はる:10年前はthe pillowsがこんなに人気が出るとは思っていなかったからなぁ。武道館でライブしたりアメリカに行ったり、忙しくなり方がハンパじゃないよね。10年前が今みたいな状況だったら、しんちゃんは誘えなかったよ。アビさんも平日は仕事で、土日にライブをしていて休みがないから。特に今年はいきなりツアーが始まっちゃって、2ヶ月近くその状態を維持しなきゃいけなかった。土日バンドのキツいところだよね。

アビ:俺はそこまで大変だとは思わなかったな。でもやっちゃうならまとめてやった方が楽だよね。

●ライブのモチベーションを保つための秘訣ってありますか?

アビ:"終わったら酒を飲みたいな"って思いながらやる。すごくモチベーション上がりますよ。

はる:酒のためだね。

●仕事終わりの一杯みたいな?

しんちゃん:俺とはるは練習中でも飲んでるけど(笑)。

●25周年を振り返って、思い出に残っていることは?

しんちゃん:はるの25周年の思い出は中華屋じゃない? 「腰が痛い」とか言いながらずっと中華屋のバイトをしてたよね。

はる:立ちっぱなしが多いのによく保ってたよな。それに、中華屋を飽きた頃にバンドを再開できた。まともに働くよりも、バンドで苦しんでいる方が意に適ってるんだよね。だって店は勝手に潰れちゃうんだもん。どうせ潰れるんだったら雇われて潰れるよりさ、自分でやって潰れる方がマシ。短い人生、人に使われて潰れたら残念すぎるよね。

●その発言でバンドマンがみんな会社辞めるな!!

はる:厚生年金とか引かれてさ、コツコツ残業もしてたのに、社長がとんずらしたら"何のために働いてたんだ"って思っちゃうからね。だから自分が社長になるのが一番良いよ。

アビ:実際にバンドブームの頃、音楽事務所にはありがちなパターンでしたよ。

●80年中頃のバブル時代から始めてるバンドで残ってるのって、あんまりいないのかな?

はる:THE BLUE HEARTSやTHE PRIVATESもやってるし、あの世代の人は意外としぶといね。

●Theピーズがこれだけ長く続いた理由って何だと思いますか?

はる:続いたっていうか、辞めてないだけだからねぇ。

しんちゃん:やっぱりはるには人を惹き付ける魅力があるんじゃないですか? お客さんが居なくなったらバンドは続かないし、心も折れるんじゃない?

はる:新幹線にも乗れないからね。その時は酒も辞めて、軽トラを使って自分で移動するんだろうけどね。

アビ:危ないなぁ。はるは前にも車潰してるでしょ?

はる:車は潰れないんだけど、垣根が潰れたりしてる。前に細い道でバスを避けようとして、人んちの垣根に突っ込んじゃって。あれは悪いことしたなあ。

一同:(大爆笑)

●Theピーズは、お客さん自体も世代を超えて繋がっている部分があると思うんです。

はる:俺が古い曲ばっかりやるからね。ビートルズとかの影響を受けてるから、どんな世代でも通用しちゃうんだよね。

●もともとビートルズが一番影響を受けているバンド?

はる:それだけじゃないけど、その頃が一番影響を受けてる。それ以降のヘヴィメタやパンクのカッコ良さもファッション的に影響は受けるけど、メロディとコードだけで"バンドをやりたい"って思ったのは、ビートルズとかザ・ローリング・ストーンズかな。3、4人集まれば割となんでも出来るもんだね。

●ベースもシンプルやけどカッコ良いの弾いてるよね。アビさんのギターはまさにロックンロール然としたリフを多用していますけど、あのスタイルはどこから影響を受けているんですか?

はる:最近はリフがどうとかいうよりも、真空管アンプ作りにこだわってるよね。盆栽みたいにアンプを丁寧に作りこんでるとギャイーンって良い音が鳴るから、下手にリフなんか弾かないんだよな。

アビ:弾いてもないのに勝手に鳴り出しただけの音よね。それでいいかなって。

はる:そういう楽器になっちゃってるから。

●あぁ、あれはギターじゃなくてテルミンなんですね。

一同:(爆笑)。

●JUNGLE☆LIFEはバンドマンの読者も多いので、どうすれば演奏が上手くなるかぜひ教えて欲しいです。

はる:マグロ食ったら良いんじゃないの? 記憶力を上げるにはマグロが良いよ。しんちゃんはドラムだから、レコードを聴くよりもスロットをやってる方が絶対に良い。

●しんちゃんは、本当にリハ前までスロットをやってて来ないらしいですね。

はる:でも、それがちゃんとリズムに反映されていると。

しんちゃん:タン、タン、タン(スロットのボタンを押す動作で)ってね。野音では間違えないようにします。やっぱり野音を観て欲しいですね。20周年の時ははるがすごくプレッシャーをかけられちゃって。

はる:ゲストがいっぱいいたから、いろいろ気を遣っちゃって。いろんな人が来てくれたのは嬉しいんだけど、俺は人がいっぱいいるとわけがわかんなくなるから。野音では良いライブをやろうと思います。

●なるほど。最後に、これからの動きというか、やりたいことなどを教えてもらえますか?

はる:純粋に曲を作らなきゃなと思ってます。今はライブも力業でやっちゃってるけど、原点に戻ってThe Kinksみたいな変態的なアルバムを作れたらなと。"もっと音楽をやらなきゃな"って思ったんだよね。ライブは自分たちなりに"この曲をやったらお客さんが喜んでくれるかな"みたいなパターンは出来てるし、体が元気なら頑張れるんだよ。でもそうじゃなくて、やっぱり脳みそを使ってさ、音楽の引っかかりみたいなことを考えたい。"何でこの馬が走るんだろう? 休み明けだからかな"みたいな。

アビ:楽しみだねえ!

しんちゃん:今年は秋にもツアーをやる予定です。25周年週間なので。年にツアーを2回くらい。

はる:アビさんの場合はたぶん盆栽作りだわ。真空管にこだわりで、アンプとかエフェクターを作ってるだろうな。

アビ:うん、盆栽作りは楽しみだな。

しんちゃん:今年はTheピーズが動き出すんじゃない?

はる:めんどくせぇけどなあ。

一同:アハハハハ!

●とりあえず、めんどくさいけど25周年は動くぞと。前向きだったり後ろ向きだったり、今日はいろんなお話が訊けました。まとめるのがめんどくさいんで、もうそのまま載せますね。
Interview:PJ
Edit:森下恭子

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