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SPECIAL LIVE REPORT:“TRICHORD vol.4”

スタイルの垣根を超えた交差が生んだ次へのターニングポイント

JUNGLE☆LIFE × ReG × 花とポップス pre. “TRICHORD vol.4”
2017/2/3@下北沢ReG
出演:He said PIECE OF CAKE / Ambrella. / REALHEART’S / 6Fのメリッサ
Guest Act:つるうちはな / サトウトモミ

下北沢ReGとJUNGLE☆LIFEによる共催イベント“TRICHORD”。vol.4となる今回は、つるうちはなが主宰するレーベル「花とポップス」を交えて開催され、バラエティに富んだ出演ラインナップとなった。

1番手に登場した6Fのメリッサはギターレスの変則編成ながら、女性ヴォーカルを軸にステージ両サイドに配置された液晶ディスプレイを駆使したパフォーマンスと中毒性の高いポップセンスでフロアを圧倒。MVも公開中の「東京ハテナ」でクライマックスを迎えるまで怒涛のカオティックエンタメチューンを連発し、そのトリッキーな存在感を見せつける。

続くは全国流通音源を昨年リリースし、12月にはワンマン公演も成功させたREALHEART’S。終盤に披露された「Time」「運命の人」は、彼らの歴史が詰まったような鍵盤の旋律とグッドメロディの集大成だ。2017年の飛躍を予感させる、スケール感の大きなステージでリスナーを惹きつけた。

3番手に登場のAmbrella.は鍵盤を基調とした、弾けるようなロックサウンドと男女混声のコーラスワークでオーディエンスを盛り上げていく。「強引に好きなものに向かっていく」というMCで始まったバラード「黒猫と雨傘」では、感情と熱量のこもった演奏を披露。フロアの温度が、確かに1℃上がった瞬間だった。

イベントは後半戦に入り、通称“ぴーすけ”ことHe said PIECE OF CAKEが登場し、軽快なポップチューンでフロアを席巻する。彼女たちから発せられる、瑞々しくフレッシュな風通しの良いサウンドには気負いがない。ぴーすけのライブでは定番となっている「オレンジとブルー」での一体感は、このバンドのポテンシャルの高さをうかがわせた。

ゲストアクトとして登場したサトウトモミは圧倒的なキラキラ感で、序盤からポップに笑顔を振りまく。アイコン的な彼女自身の存在感に目を奪われがちだが、楽曲をよく聴いてみると打ち込み+ベースボーカルというスタイルとの相性の良さ、必然性に気づかされる。中でも「甘いオレンジ」は、彼女の奔放さとミュージシャンとしてのキャリアを両立させたようなキラーチューン。佳境に入ったイベントの空気を一層華やかに彩る。

トリで登場したのは同じくゲストアクトの、つるうちはな。 「ハロー! 御開帳〜!」という言葉と共に、「あいゆうえにい」で力強い歌声と優しいピアノの旋律でステージの幕を開ける。ソロであることを感じさせない力強さを持った推進力で、どんどん突き進んでいく。MCでその推進力はさらに加速度を増し、フロアを巻き込んで全てを“つるうちはな色”に染め上げてしまう、あっという間の30分だった。

バンド、ソロというスタイルの垣根を超えて開催された“TRICHORD vol.4”は現在の音楽シーンの縮図を投影しながら、未来への可能性も感じることのできるイベントとなった。間違いなくターニングポイントとなった今回のイベントを経た、次回以降の“TRICHORD”からも目が離せない。

TEXT:SHITTY
PHOTO:美澄

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