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“OTODAMA’17 ~音泉魂~” 特集:四星球 北島康雄とU太、“音泉魂”と清水音泉について大いに語る。

“OTODAMA’17 ~音泉魂~” 特集 四星球 北島康雄とU太、“音泉魂”と清水音泉について大いに語る。

今年9/2(土)と9/3(日)の2日間で開催される関西を代表するフェス“OTODAMA〜音泉魂〜”。主催するイベンター・清水音泉と各出演者との繋がりや、音楽やアーティストに対する“愛”が溢れまくっている同フェス、いったい今年はどのようになるのだろうか。既にラインナップは発表されているが、“夏フェス OR DIE!!!編”という副題が付けられた9/2(土)はPOLYSICS、“夏フェスというボケ編”の9/3(日)は四星球がヘッドライナーを務めるという。開催まであと少しとなった今回は、SET YOU FREEテント出身バンドとしては初めて本編ステージのトリを飾ることになった四星球に、“音泉魂”と清水音泉について存分に語ってもらった。

 
 
 
 

 
 
●9/2と9/3に開催される“OTODAMA’17〜音泉魂〜”について清水音泉に取材を依頼したところ、「忙しいから四星球に聞いてくれ」と言われまして…。

 
 
はあ。

 
 
●今年、9/3のヘッドライナーは四星球じゃないですか。これはどういう経緯で?

 
 
実はこれ、構想に2年くらいかかってるんです。

 
 
●え? どういうことですか?
 
 
「トリさせてくださいよ」と言ったのは2年くらい前なんです。僕らは今年バンド結成15周年なんですけど、「トリさせてもらえるんだったら15周年のときにやりたい」と、2DAYSだった“OTODAMA’15〜音泉魂〜”のライブ中に言ったんです。

 
 
●ほう。
 
 
でもそのライブが終わったときには結構現実味があったというか、清水さん(清水音泉代表)に「計画立ててやっていこう」と言ってもらったんです。

 
 
●なるほど。
 
 
で、その前に清水さんは“MONSTER baSH 2014”で僕らがトリをやったことを観てくれてたんですよ。それをえらい喜んでくれていて。

 
 
それが「感慨深い」と。

 
 
“MONSTER baSH 2014”のライブが終わって、僕はすぐに清水さんのところに行ったんですよ。「すみません、“音泉魂”が控えているのに全然宣伝できなかったです」と言ったら「いやいや、そんなことよりも…」と。めちゃくちゃ褒めてくれたんです。清水さんがあんなに褒めてくれたのは初めてかもしれない。

 
 
●おお!

 
 
それで「ああいうのがもう1回観たいね」という話になり、2年前にライブで「15周年のときに“音泉魂”のトリをやりたい」と言ったら即決というか、それに向けてがんばっていこうよと。なんなら、去年の“音泉魂”のときにも「来年どうしようか」みたいな話は結構してくれていて。

 
 
●ということは、今年は満を持してというか、清水音泉と四星球の集大成という側面もあるんですね。

 
 
去年僕らは「入浴宣言」という役割でライブはしなかったんですけど、あれも今年を見据えてという意味があって。休むのも違うし。

 
 
●四星球はもう片足くらい清水音泉に浸かっているくらいの勢いですね。バンドの計画を、清水音泉と一緒に考えてるというか。

 
 
ハハハ(笑)。言い方次第なんですけど、清水音泉は「計画的」というよりも「ドラマが好き」なんです。

 
 
●ああ〜。

 
 
「計画的にやっているな」と見る人もいるかもしれないですけど、人によっては「人情的なイベントだな」とも受け取れますよね。

 
 
●エモーショナルなイベントなんですね。ストーリーを作るのが好き。

 
 
そうそう。「好き」という感じなんです。去年の「入浴宣言」についても、「どんな感じでやろうか?」という話をするために、わざわざ清水さんは“RISING SUN ROCK FESTIVAL”まで来てくれましたからね。

 
 
●ええっ!

 
 
発表タイミングもそこで話し合って。

 
 
バンドがどうやりたがっているかをいちばん大事にしてくれるんです。去年の「入浴宣言」はライブをしないという前フリだったんですけど、「じゃあそこで来年(今年)に向けてサウンドチェックしたらどうでしょう?」という提案をしたらそのまま通ったんです。

 
 
●そういう流れだったのか。

 
 
そういう流れを作っていたんですけど、去年、本当は大浴場ステージのトリであるレキシが終わったあとに清水さんが「来年のヘッドライナーは四星球でーす」と言って終わる予定だったんですけど、発表し忘れたんです。

 
 
●え?

 
 
予定になかった胴上げをされて、テンパりまくったらしいです。

 
 
●アハハハ(笑)。そういう意味での「ドラマが好き」なんですね。バンドは本来、ライブ1本1本ではなくリリースやツアーなども含めて1年間の計画というかストーリーを描いたりしますけど、清水音泉はそこに乗っかってくれるんですね。

 
 
そうですね。1年の中でメインイベントの1個を作ってくれるというか。

 
 
●1年を音楽に例えると、サビの1つとして“音泉魂”を使ってくれ、くらいの勢いで。

 
 
そういうことですね。だから自分が発表し忘れたことに清水さんはすごく凹んでて(笑)。

 
 
すごく丁寧な謝罪メールも来ました(笑)。

 
 
清水さんの信念として「誰1人損をしたらあかん」というのがあるらしいんです。

 
 
●なるほど。そういう意味では、今年は感動もありますね。

 
 
お客さんにはわからないかもしれないですけど、清水音泉と僕らの間ではそういう感動というか感慨もありますね(笑)。

 
 
●おそらく想像するに、“音泉魂”は出演者1組1組にそういうドラマがあるんでしょうね。“音泉魂”はそういうたくさんの繋がりが結集したイベントというか。

 
 
そうでしょうね。例えば、ライブを観てもらうフェスとかが一般的だと思うんですけど、その逆方向のドラマを見てもらうフェスという位置づけでいちばん振り切れているのが“音泉魂”なんでしょうね。出演者発表も含めて楽しんでいるし、サブタイトルも楽しんでいる。その結果が、ヘッドライナーを立てるという形なんでしょうね。

 
 
●なるほど。確かに日本のフェスでヘッドライナーを立てるのは珍しいかも。

 
 
それを他の出演者も理解しているというか。ヘッドライナーのバンドまでどうやって持っていくか。みんなで繋げていくという感じですよね。

 
 
●ところで、2日ともかなり豪華なメンツですね。しかも有り得ない並びというか。

 
 
TOSHI-LOWさん(BRAHMAN)や前田さん(コザック前田/ガガガSP)、更に日高さん(THE STARBEMS)がいるのもめちゃくちゃおもしろいと思ったんですよね。このおもしろさって、単に仲がいい人たちだけでやってたら出来ないと思うんです。

 
 
●確かにこのメンツはすごいですね。ガガガSPがクロージングアクトなのは、9/30と10/1にガガガSPが開催する“長田大行進曲”に繋げるということでしょうね。

 
 
それに“夏フェスというボケ編”なので、そもそも清水さんは夏フェスとかでよくある風景をいじってほしいという想いがあると思うんですね。だから僕は“音泉魂”でよくある風景すらもボケに昇華させたらどうなるかな? と考えてるんです。

 
 
●こ、この人、フェスの丸1日をボケにする気だ!

 
 
それをわかった上でBRAHMANも出演されると思うんですよ。だからトコトンいったれと。

 
 
●すごいな…。というか、9/3は四星球からしたら先輩も多いですよね。半分くらい先輩なのかな?

 
 
そうですよね。

 
 
今までヘッドライナーを立ててやるときって同世代のバンドが多かったと思うんですけど、今年のメンツを見て先輩が多いっていうのは意外でしたね。BRAHMANはここ1年くらいで近くなったし。

 
 
●日高さんは?

 
 
日高さんは昔一緒にラジオをやらせてもらっていたことがあったんです。だからこそめちゃくちゃ緊張するんですけど。結構鍛えられましたので。

 
 
●トークも出来るし、笑いにも厳しい方ですからね(笑)。

 
 
そうそう。日高さんもそうですけど、頭がいい人が多いですよね。志磨さん(ドレスコーズ)もそうだし、打首獄門同好会も。

 
 
●普段アホなことばかりしてるけど、四星球大丈夫?

 
 
ハハハ(笑)。

 
 
ここにバックドロップシンデレラとか魔法少女になり隊が入っているのもすごいですよね。普通だと対バンする機会がない人たちが一緒に並んでいるのがおもしろい。

 
 
●9/2はPOLYSICSがヘッドライナーですけど、こっちはどうなるんでしょうね。

 
 
この日も観たいな〜。

 
 
●ん? 観るでしょ?

 
 
僕ら、9/2はいないんですよ。

 
 
●ええっ!! まじか!!

 
 
9/2は他地区のイベントに出させてもらってます。

 
 
普通は2日ともいると思いますよね(笑)。

 
 
●清水音泉がこのインタビューを委ねた時点で、完全に2日間いるものと思ってました。

 
 
9/2もすごく楽しみですよね。PANは初出演なんですよ。メンバーは毎年会場に来てはいて、宴会場テントではなんやかんやしてましたけど、それが今年初の出演で。どんなライブをするのか楽しみですね。

 
 
PANは2週間後に大阪城音楽堂で“MASTER COLISEUM”をやっ主催してますからね。それが今年、満を持してという。

 
 
●あっ、そうか。

 
 
だからこれはドラマですよ。セックスマシーンとか岡崎体育も観たいし。9/2も楽しみですよね。このメンツを見てると、清水音泉はうまいなって思います。ここでSAKANAMONやOKAMOTO'Sをちゃんと入れてくるっていう。女の子を誰にするかでチャラン・ポ・ランタン。

 
 
どこかアクがあるというか、個性がある人を入れてきますよね。

 
 
●確かに。

 
 
あと9/3はたぶん、わざと女性陣4組(大森靖子・水曜日のカンパネラ・the peggies・魔法少女になり隊)を集めたと思うんですよ。煽ってるんでしょうね。

 
 
●お、まじですか。

 
 
おそらくそうでしょうね(笑)。

 
 
じゃないとわざわざ4組同じ日にしないでしょう。1日10数組しか出れないフェスで、女性陣を1日に偏らせるなんて今までなかったですよね。ブッキングは本当に“なるほどな”って思います。

 
 
それぞれの枠に名前を付けてもおかしくないくらいですよね。例えばBRAHMANや銀杏BOYZは「カリスマ枠」とか。

 
 
●確かに1組1組に出演してもらう意味があるというか、想いが乗っかっている気がする。

 
 
だから楽しみですよね。

 
 
●ところで“音泉魂”は打ち上げも盛り上がるという話を聞いたんですが。

 
 
去年は移動の人が多かったのでサックリとBBQして終わったんですけど、いつもは宴会場を借り切って打ち上げをやるんです。

 
 
畳敷きの大きな宴会場にそんな数のバンドマンが揃うことなんて他にないですよね。座るテーブルもなんとなく同世代とか仲がいいバンド同士で決められていて、奥の方に先輩方のテーブルがあって、後々にそこに挨拶に行くという。

 
 
●きっとそこでの出会いが、次に繋がることもあるんでしょうね。

 
 
そもそも、フェスの打ち上げってなかなか無いですからね。

 
 
“京都大作戦”と“山人音楽祭”くらいかな。

 
 
だから清水音泉はおもてなし精神がすごいんだと思います。

 
 
宴会場に着いたら横断幕がはられてるし。打ち上げもすごくちゃんとしてるんですよ。温泉旅行に来た感覚。

 
 
●ええー!

 
 
そういう感覚で1日楽しめるっていう。だから団結力が強まりますよね。清水音泉にお世話になっている人たちの団結力がそこで更に強くなる。

 
 
「来年もよろしくお願いします!」の説得力が全然違いますよね。打ち上げの最後に清水さんが挨拶するんですけど、それこそ団結力が強まってますから「ウォー!!」ってなりますもんね。

 
 
●“音泉魂”ってすごいな。最後に、2人が考える今年の見どころをお願いします。

 
 
僕はチャラン・ポ・ランタンが観たいですね。

 
 
●9/2は四星球いないですけどね。今まで対バンしたことはあるんですか?

 
 
いや、それこそ数年前の“音泉魂”の打ち上げで、ハヤシさん(POLYSICS)とチャラン・ポ・ランタンがカラオケを歌っていたんです。その印象がすごくて、ライブ観たくなりましたね。

 
 
近しいからというわけじゃないですけど、ガガガSPは楽しみですね。僕らが結成したときからコピーしていたバンドだし、“音泉魂”の本編に初めて出演するというのもあるし、僕らが終わったあとのいわゆるクロージングアクトの時間帯で。だからここで何をするのかっていう。

 
 
●ガガガSPにもドラマがある出演なんですね。

 
 
それにあの時間帯ってすごいんですよ。絶対にみんないいライブするんです。バンドマンズ・ハイというか。“トリの後にやっているライブ”という感じになるんですよね。トリのバンドのライブでフェスとしては完成しているじゃないですか。完成した後に、更にその先にいくにはこれしかないな! っていうのがこの時間帯だし、そういうライブになるんです。

 
 
●なるほど。

 
 
去年は岡崎体育がこの時間にやって、彼ともそういう話をしたんですけど、なんでかわからんけどめっちゃいいライブになるんですよね。夏の最後の涼しくなっていく感じもあって、楽しかったものが終わるセンチメンタルもあって。そういう全部が相まってめちゃくちゃいい時間帯なんです。そこでのガガガSPでしょ? まだ帰りたくないお客さんたちの熱もこもっているし。絶対にヤバいと思います。

interview:Takeshi.Yamanaka
 
 
 
 
 
 
 
 
“OTODAMA’17 ~音泉魂~”
2017/9/2(土)、9/3(日)大阪・泉大津フェニックス
http://shimizuonsen.com/otodama/17/ 
 


 
 
 
 

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