音楽メディア・フリーマガジン

沖縄ファイル Vol.5

前号のリードの締めを「I believe in the power of MUSIC & LOVE!」と書いたのに、「Music & Love」という最重要ワードがなぜか消えていたので今号にてお詫び&訂正+勢いで同タイトル曲作りました。笑。9月は毎週海外、何と飛行機に10本乗るよ! 1週目:宮古島(ハイ、ここで笑。海を渡る事に間違いないでしょ? 笑)偉人ユキヲの実家「あさひ保育園」改築祝、2週目:北海道で野外フェス「OLD CAMP」、3週目だけ県内:台風で延期になった「ライブギノワン」司会(9/17)、そして4週目:韓国で平和イベント。10月11月も沖縄はイベント盛りだくさん! 沖縄の夏はまだまだ終わらないぜ!

★ 今更ながら…原点回帰『ClapHands!!』12周年!★

~音源は「音楽を歴史に残すこと」~ http://www.claphands2.com

前号では「ClapHands!! Is My Life」と銘打ったものの、若い読者の皆さんを中心に知らない人も増えただろうと、12年一回りした記念に、改めて紹介する事にします。
まだ10代だった93年から学園祭など野外イベントの舞台監督を担当していた私は、その中でも特に好きなバンド達がもっと評価されたら良いのにという情熱だけで、自主企画で野外無料ライブ「ClapHands!!」をスタートしたのが99年8/22。でもイベントは盛り上がっても、ライブハウスに人が増えない、CD売れないのはなぜかと悩み、先に狙うべきマーケットは県外だ! とオムニバスCDを作って、02~06年でインディ、メジャーからオムニバスを計3枚発表、アルバム3枚をプロデュース、代々木公園で3度の野外無料イベント開催。大きな赤字をスナックで働いて返したりと過酷な人生だが(笑)、参加した人々の心に愛すべき音楽を、特に「音源」を歴史に残せた事は誇りに思う。例えばジャニスジョプリンだって、私が生まれた時には死んでたわけで、音源があったから出会えたわけで。今後も「バンドが解散しようが誰かが死のうが、良い音楽は死なない!」をモットーに、なるべく音源に残して欲しいと心から思う。
「沖縄インディーズ」がもてはやされた時代もあったし、名を馳せたバンドもたくさんいるが、その更に何倍も水面下にバンドがあり、今も私の心に残る音楽が確かにあった。そのごくわずか、ほんの一部を切り取った、CD3枚のべ37バンド。何バンド知ってるかな? 約10年が経つ今聴いても名作、好きな曲ばかりです。今からでも出会ってもらえたら幸いです。

 『ClapHands!!』(2002年/インディーズ)

1. 夏メロ(THE☆HOOKERS)
2. GOODBAD(耳切坊主)
3. 勝犬(NEW ZEALAND BLACK HOUSE)
4. とぶぞ(EAST WOMAN)
5. 水面下パレード(ラブマシンガン)
6. セブン(マルチーズロック)
7. 僕らはそこで生きていた(GETTO)
8. rescue me(KEN子失業団)
9. オレの四角い刑事サングラス
(THE BLACK PANTALOONS)
10. Go home(ノーズウォーター)
11. 光をあびるんだ(FAR EAST PEACOCK BAND)
12. 飛び与那(とぅびゆなー)(DUTY FREE SHOPP.)

 『ClapHands!!2』(2003年/UNIVERSAL J)

1. ガールフレンド (THE RED GORILLA KICK)
2. 品味期限 (品味期限)
3. 月 (CLOUD #9)
4. キラキラ死んでやがる (メサブギーズ)
5. eres mi especial (Bonita? K)
6. 灯台の下で (ゴモク)
7. Boys Be 強くなれ!! (IN-HI)
8. 凧上げ (ダンボールダンボダンサーズ)
9. Hyper kidz (MAYBE→Z)
10. おとぎ話 (LOVE BITES)
11. 人の口に戸は立てられぬ (NEW TOWNER)

 『おおきなわ』(2003年/TOSHIBA EMI)

1. 幸せになるだけ (ノーズウォーター)
2. In Dungeon (SKAYMATE'S)
3. 宝石 - イシ - (やっぷ)
4. 歩いていこう (THE BEATLE CRUSHER)
5. ザ・グレート レインボウ (EAST WOMAN)
6. IRR like a flower (bonjour)
7. ワイドー (下地 勇)
8. ロックン・ロール・シューズ (ローリー)
9. 光になった男 (ジョニー宜野湾)
10. 青い月の笑う夜 (Shy)
11. 8日目 (8 days function)
12. オレの四角い刑事サングラス (リトルキヨシ)
13. R of G (GAS BURNER)
14. 侍 (零戦 ZEROSEN)

そして、制作の側だけでなく、実はつい最近、新しいコンピに私も新曲で参加しました! みんなキラキラな沖縄の女性ボーカルが多い中、私の曲は超ネクラ!(笑)。しかし新しい出会いがあるのがコンピの良さ! そして海の保全にも関われるって素敵☆ ぜひ聴いてみて下さい。

沖縄の海を元気にする音楽を集めたコンピレーションCD

『ビタミンSEA~沖縄の海を元気にする音楽~』

海岸美化やポイ捨て防止の啓発ソングと共にCD売り上げの4%を海の保全活動へ活用。定価2,000円、7/18(海の日)に発売!
★参加アーティスト:
数珠の森 / ういずあす / RYCOME / むとうありさ / CHI-KA / MOMO / 清香 / KEN子 / jujumo / Shaolong To The Sky & カクマクシャカ / Ryukyu Lights

★サイト→http://resq.ti-da.net/
★OCCN→http://blog.canpan.info/occn/

■11月オススメライブ情報■

“ASYLUM(アサイラム)2011”
~Sakurazaka Music & Art Weekend
日程:2011/11/11(金)~13(日)
会場:桜坂劇場・桜坂セントラル・希望ヶ丘公園、ほか
お問合せ:桜坂劇場098-860-9555
出演者(8月22日現在):eastern youth、タテタカコ、二階堂和美、LOST IN TIME、suzumoku、友部正人、CINEMAdub MONKS、ラキタ、LOSTAGE、element of the moment、勢理客(じっちゃく)オーケストラ、ハーニーズ佐良浜、Fuguri、SAKISHIMAmeeting(新良幸人×下地勇)、遠藤ミチロウ、知念詩導 宜野湾カントリーズ、足田メロウ、佐藤慧、安田菜津紀、and more!!
http://asylum2011.ti-da.net/

沖縄ファイル Vol.4

7/18、やったね! なでしこジャパン! 彼女達が見せてくれた奇跡はきっと、今、いろんな逆境に立ち向かっている人達に「不可能は可能に変えられる」と勇気を与えてくれた! それ以上に、東北の皆さんに少しでも笑顔が増えたのなら何倍にも嬉しい! この感動は、阪神大震災の後「がんばろうKOBE」を掲げたオリックスの優勝や、県民大会の後にもやっぱり辺野古と言われた後の興南高校の夏の甲子園初優勝を思い出させてくれた。悲しい時、苦しい時、スポーツや音楽が与えてくれる力はハンパない! そこにあるのは、愛だ! I believe in the power of!

我がレーベル「Clap Hands!!」(以下CH)がエコヒイキした数少ないバンドの1つ、2009年に活動休止した7人組「NEW TOWNER」(NTR)のDr.CUE(キュー)は以前、福岡で在学中にメロコアバンドのG./Vo.だった。CUEの呼びかけで、元MYSTICのBa.Enjoy名護、元Cloud#9のG.SHOGOとDr.KOJIを迎え、2010年から本格始動したメロディックパンクバンド。NTRもCloud#9も、私プロデュースでUNIVERSAL Jから出したコンピ『ClapHands!!2』(以下CH)に参加、MYSTICもCMソングに起用したりと、いわば「CH的ピックアップメンバー」と言っても過言ではない(笑)。今年4月には1stミニアルバム「SURE TRACKS」を発売、タワレコ那覇店で何と上半期チャート6位!

6/11、大阪から人気急上昇中のホーンバンド「カルメラ」初来沖に続き、7/2「EAST WOMAN」(以下EW)Vo.メカルジンの結婚式(私が司会☆)の二次会でも出演した彼ら。現在、モンゴル800のDr.サトシと一緒に洋服の自主ブランドも立ち上げ、デザイナーとしても活躍するCUEに最初に課した仕事は、実はEWの3rdジャケ制作。そこで彼がEWの音に惚れ込んで以来の付き合い。それが今、CUEもパパとなり、ジンの人生の節目である結婚式の余興として出演している姿に感無量だった。

更に7/10には、同じく「CH2」に参加した「ダンボールダンボダンサーズ」のDr.尾上君と私の友達カメラマン・ハーコの「結婚フェス」。披露宴的なものでなく、宮城島のペンション貸し切りでひたすら音楽とうまいものだらけの野外フェス。途中スコールが降って、大きな虹がかかった! なんてドラマチック!

ジンも沖縄に帰って来て新しいバンドを始めた。みんな、過去のバンドではなく「現在進行形」。

音楽を通じて出会った御縁が、結婚や子育てでライブから離れた友達も含め、どんなに形を変えても繋がっているという事が、この20年近くやってきた事、私の人生はムダじゃなかったと証明してくれてるようでとても嬉しく、胸がいっぱいになった。

これからも死ぬまでずっと大事な友人や音楽に出会って繋がっていきたい! ありがとう音楽! 友達! 家族!

■10月ライブ情報を先取り!■

今年もやって来た! 贅沢すぎるモンパチフェス!
『What a Wonderful World!! 11』

「MONGOL800」 → http://www.mongol800.jp
「www11!!」→ http://www.www800.asia

■ついでにKEN子ライブ情報!■

★8/6は広島、8/9は福岡でライブ!
★9/9~12、まさかの今年2度目の北海道!
『OLD CAMP』に出演!!
※詳しくはブログをチェック!→http://kenkokenko.ti-da.net

沖縄ファイル Vol.3

5月後半、行って来ました、北海道→東北→東京ツアー! 震災前に決まってたけど、中止するか悩み抜いた挙げ句に敢行! 事の始まりは5/21、青森県の最北端、高級マグロで有名な大間に、最悪な世界初フルMOX原発の予定地内でのイベント“OhMAGROCK!”出演が決まったから。それがまさかこの原発事故で、福島には行けなくなり、大間にこんなリアリティで行くとは。そして以前、東京で活動していた宮古島出身のバンド「ガスバーナー」元Ba.阿部大祐が岩手出身で、2005年の私主催「ClapHands!!@代々木公園」を最後に脱退して帰郷、3月の津波に車ごと流されながらも生き延びた! 彼主催で人生初の岩手ライブは一関市「donque(ドンク)」古いジャズの似合う超良い店! 震災による壁崩壊の修復のためしばらく休業、早く復興できるよう応援したい! 原発とか基地に金使ってる場合じゃねーよっ! Get up! Stand up! 音楽!

★ 石垣島が生んだお笑い楽団? 『きいやま商店』★

同じ石垣島出身のBEGINにも後輩としてかわいがられている「ノーズウォーターズ」Vo.崎枝将人。その兄、福岡拠点の「八重山モンキー」三線Vo.崎枝亮作。そのイトコで「BooingSheyner」を経て現在「BEE! BANG! BOO!」Vo.崎枝大樹。この3人によるユニット「きいやま商店」、名前の由来は、3人のおばあちゃんが島で営む商店。3人の共通点は…よく喋るフロントマン!(笑)
ライブの魅力は何と言っても「すべらない話」的ネタ満載のトーク、もはや「MC」の域を超えて、お笑い芸人さながらのコント! もちろん、幼い頃からずっと一緒に育っただけに、人間関係も音楽的にも素晴らしく息の合ったライブは聞いてても心地よいし、よく笑わせてくれる。またギターやウクレレ、三線を3人の間で交代しながら、それぞれの持ち味を活かして、民謡風、ブルーズ、ラップなど、音楽のジャンルも幅広く飽きさせる事がない。
そんなきいやま商店、3バンドの総力を結集したためか(?)、石垣島のデイゴの再生に取り組んでいる「NPO 花と緑の石垣島」から 「デイゴ特命大使」に任命されたり、CMソングに起用されたり、大きなイベントに呼ばれたりと快進撃を続けている。また夏は沖縄で「強化合宿」が始まるので、ますますいろんな意味で肥える事だろう。この勢いできいやまが成功したら、それぞれの3バンドにもまた良い影響を与えてくれるだろうと、ファンの1人として期待せずにはいられない!

■8月ライブ情報■

1996年から始まって、KEN子様も審査員を13年務めるこのイベント! 宜野湾市が誇る最大のカチャーシー大会「はごろも祭り」と同時開催のインディーズステージ! 今年の注目は、衝撃の中学生と高校生バンド!

“ライブギノワン2011”(司会:比嘉周作)

★8/6(土)15:30~
@宜野湾海浜公園屋外劇場(入場無料)

オープニングアクト:「Blue Because」(嘉数中学校の女子バンド!)
スナフキン / 宇宙卵 / オーディエンス /メカルジン(元「EAST WOMAN」Vo.のソロバンド) / ククーシュカ / マカフィ / WD4 / 放課後メランコリック(大注目の高校生バンド!) / 笑う月 / ノーチラス

<問>宜野湾市教育委員会 生涯学習課 市民文化係
(098)893-4433(新城/金城)

沖縄ファイル Vol.2

4月頭に関西&九州ツアーから帰って、前号で紹介した4/10「WWW(※1)」に続き、4/17は埋立による環境破壊が続く泡瀬干潟を見渡す博物館カフェ「ウミエラ館」オープニングイベント、4/23と24は震災チャリティに司会と歌で出演。更に5/8は、辺野古と同じように新しい米軍施設が作られようとしている北部の東村高江の為の国際通りでのストリートイベントの司会。ほぼ週末しか稼げない司会業の私が毎週ボランティアばかりだと、今月収入ゼロという結果(泣)、誰が呼んだか「チャリティ貧乏」(笑)。更に震災前に決まってた5月後半の北海道→東北→東京ツアーの復活を決意。沖縄も日本も私も大問題だらけだけど頑張って1つずつ乗り越えよう!
(※1:WWW=「What a Wonderful World」というイベント名の略称)

「酒神ユキヲ」と『4head hi-fi stereo』 (※文中4HHSと表記)

2005年5月5日、「スカイメイツ」のトロンボーン担当・宮古島出身の「ユキヲ」こと仲間由希子が27歳の若さでガンで亡くなって、早いもので今年7回希(※2)。酒と音楽と人をこよなく愛し、「酒神」とも「偉人」とも呼ばれ、広く愛されたユキヲの誕生日である翌年9月には、盟友モンゴル800を始め、県外から赤犬やBEAT CRUSADERSなども宮古島に駆けつけて「偉人フェスタ」を開催。以降毎年、全国各地で同時開催飲み会を催してきたが、今年は宜野湾市のライブハウス「HumanStage」山田さんの御厚意で「ミュージシャンならライブしろ!」と言われ、宮古の家族が見れるようにUST中継までやった。その最初に演奏したのが4HHS。ギター前田とベース成忠は、2000年前後の沖縄インディーズブームの中でもアングラな存在の1つ「4Storied Pagoda」というバンドからの腐れ縁コンビ。またユキヲがsaxを吹いていた「INCUBE」というインストバンドでユキヲ亡き後に入った尚也と、ドラムは元「BLEACH」のサユリという4人組。結成して間もないが、長い付き合いに育まれた信頼のお陰か、全員が実直に音楽に向き合うメンバーが揃ったからか、急成長を見せるアグレッシブなインストバンド。この日は特別に、ユキヲが生前やっていた曲を4HHS的アレンジで演奏。このバンドの音源も期待したい所だが、ライブバンドなのでぜひ生で体感して欲しい。
(※2:ユキヲ=由希子の希を使うことにした。)

沖縄ファイル Vol.1

皆さん、初めまして! と言っても実は私、ずいぶん前に連載してたようなしてないような、何となく記憶がある方いらっしゃいますかー?…いたらそれなりのお年頃ね…(笑)。何にせよ、10年ぶりぐらいにお世話になることになりましたので、よろしくお願いします☆沖縄のライブレポ、おすすめバンドやCDなど音楽の話題だけでなく、沖縄のいろんな小話や多少重い裏話も織り交ぜて行きますので、あらためて沖縄をいろんな角度から好きになって貰えたら嬉しいです! ゆたしくうにげーさびら☆(よろしくお願いします!)今回は、初回ということで溢れる思いと文字数を抑えきれないのでレポだけでどやっ!

がんばれ東北!がんばれ日本!
東北関東大震災 支援チャリティーコンサート in OKINAWA
『what a wonderful world』
http://www-okinawa.jp/

日時:4月10日(日) 開場12:00 開演13:00
会場:沖縄県宜野湾市コンベンションエリア(6つのステージ)
出演:紫 / ジョニー宜野湾 / HY / KACHIMBA4 / EPO / マルチーズロック / バタフライコレクターズ / サンボマスター <14:46~黙祷>
MONGOL800 / ちえみジョーンズ / jimama / 我如古より子 / 南こうせつ / 神谷千尋 / しおり / 登川誠仁 / DIAMANTES / 2side1brain / かりゆし58 / 下地勇 / 新良幸人 / MissMonday / D-51 / 玉城 千春(kiroro) / 宮沢和史 / BEGIN 他多数。

夜はまだ肌寒い沖縄、震災から1ヶ月のこの日は、日焼けしそうな良い天気に恵まれたフェス日和!…とは言っても、未曾有の震災と津波、原発事故という人災まで加わり、未だ「復興」にはほど遠いようなニュースが流れてくる中、気持ちが折れてしまいそうな毎日を過ごしていた人達、沖縄に避難して来た親子もいただろう。まだ心から楽しんでいいのか、自粛すべきじゃないか、など、普段のフェスの「ワクワク」とはほど遠い複雑な気持ちで迎えた当日。
会場に到着すると、シーミー(※1)や県民大会(※2)みたいに、オジィオバァから子供達まで、ステージを見るだけでなく、ブルーシートで遠足みたいにお弁当を食べたりしてのんびり過ごしていた。なんか、それだけで、今日のフェスは意味があったんじゃないかとさえ思った。被災してない私達こそ、まずは家族が一緒に過ごす大切さとご飯を噛み締めて元気を出して、被災地に元気や必要なものを贈らなきゃ始まらない。まずは頑張ろう、沖縄から!
サルサバンドKACHIMBA4に下地勇&新良幸人が乱入! 宮沢和史のバックにモンパチのDr.さっしー&G.タカシ、Ba.にはDIAMANTESのトムさん、そして出番直前のBEGIN等兄が参加!オーラスのBEGINの最後にはまさかの全出演者がステージ狭しと登場して、客席とUSTの前の人達と一緒に「島人の宝」を熱唱!愛が溢れるステージ上の交流に感泣!遠く被災地のみんなにもUSTで少しでも伝わったら嬉しい。
20年近く前から野外イベントを作って来たから、見ただけでも少しは分かる。どのステージも「各社、持ち出し(自腹)でできる最大限で持って来たな」と分かるスピーカーの数は通常に比べて省エネセットでもあり、PAブースには会社の垣根を越えて複数社のPA&LTエンジニア達がいた。設営&バラシもボランティアが集まった。「節電に配慮して日没までの開催」というが、夕方の照明もメインステージでさえLEDの14灯という省エネぶり! みんなの情熱を映すかのような真っ赤な夕日で幕を閉じた。帰りの募金ブースには列ができていた。この優しさがどんどん繋がれば、まだまだ頑張れそうだね、沖縄、東北、日本!
更に夜は那覇市パラダイス通り「Bar土」にて、モンパチのキヨサクや画家の大城英天、Perc.Peace-K等の異色ユニット「TheNO PROBLEM’s」のライブ。衝撃だったのは、本編にも出演してたのにノーマークだった盲目の若手ピアノ弾き語リスト「木下航志」! 知らなかった!彼の醸し出すコード感や歌のフェイクがエロイ! めっさカッコ良かった!
本当に濃厚な1日。こんなに豊かな時間を過ごして、たくさんの義援金が送れるのだから、企画してくれた皆さんに心から感謝したい。ありがとう。そして元気貰った私も、復興までの長い長い道のりを、遠く沖縄からできる事を続けます。
TEXT:KEN子

※1:この日はちょうど「シーミー」=清明祭。親戚が集まって墓の前で先祖とご飯を食べたりする日で、来れなかった人も多い。
※2:この会場は、過去にも数回、2007年には「戦争の歴史を書き換えるな」という10万人規模の県民大会を開催した会場。

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