3rd Album『CONTINUE?』収録曲
今回の教材は『Our Journey』。
この曲をひと言で表すなら、
「自分の耳を信じて街を歩く、ジャズファンク×
テンポは112 BPM。
これは、テンポが速い曲ではありません。ミドルテンポ、
それなのに聴いていると、不思議なくらい前へ前へと進んでいく。
電車で一気に目的地へ向かうというより、イヤホンをつけて、
『Our Journey』では、その“歩き続ける感覚”を、リズム、
今回は、TëKMO+の中でも少し異色な「
なぜ『Our Journy』は、速くないのに
「前へ進んでいる」ように感じるのか?
音楽で疾走感を出そうとすると、
でも『Our Journey』はその逆。
テンポそのものは約112 BPM。
ちゃんと足元を確認しながら歩ける速さです。
それでも曲が止まって聴こえないのは、
ビートの中に細かな“前進する力”が仕込まれているから。
さらに、
つまりこの曲は、
「速さ」で旅を表現しているのではなく、「グルーヴ」と「
ここが大きなポイントです。
『Our Journy』の前進感を作っているのは、大きく分けて3つ。
① 112 BPMの中に仕込まれた、
② 明るさと少しの陰りを行き来する、大人っぽいハーモニー
③ 曲が進むほど音の景色が広がっていく、立体的なアレンジ
この3つが重なることで、
走ってはいない。
焦ってもいない。
でも、確実に昨日とは違う場所へ向かっているような、
そんな『Our Journey』独特の“旅の速度”が生まれています。
設計ポイント①
リズム&ベース:「ドン・ドン」と進むのではなく、“隙間”
まず注目したいのがリズムです。
『Our Journey』は、
でも、その間に細かなアクセントが入ってくる。
これがジャズファンクやヒップホップでよく感じる、
「ビートの”隙間”が気持ちいい」という感覚につながっています
ドラムが全部の場所を埋め尽くすのではなく、
そして、その隙間をベースが縫うように動いていく。
特に面白いのは、
キックと一緒に地面を踏む瞬間もあれば、
この小さな“食い込み”が、「次へ行こう」
テンポそのものを速くしなくても、
これが『Our Journey』のグルーヴの正体です。
設計ポイント②
ハーモニー:明るいのに、少しだけ影がある
もうひとつ、
全体としては、D♭メジャーと、そのすぐ隣にあるB♭
専門的に言えば、
だから、「明るい!」
から突然、
「暗い……」
に変わるわけではありません。
明るい景色の中に、ほんの少し影が差す。
心地よいの温度変化を感じられると思います。
これが『Our Journey』に歌詞にもすごく相性が良くて、
「この道でいいんだろうか」と思う瞬間もある中で、
それでもまた歩く。
『Our Journey』のコード感には、
ただ明るい応援歌にしなかったことで、曲に“大人のリアリティ”
設計ポイント③
アレンジ:曲が進むほど「街が広がっていく」
そして今回、音源を細かく聴いていて特に面白かったのがここ。
『Our Journey』は、曲が進むにつれて音の横幅が変わっていきま
Aメロ付近では、
イメージするなら、
まだ狭い路地を歩いている感じです。
そこからサビへ向かうにつれて、鍵盤やギター、
視界が開けて、街の景色が一気に広がるような感覚です。
さらに面白いのが終盤。
2:18前後からは、それまで以上に音の横幅が広がり、
単純に「最後だから音量を大きくする」だけではありません。
音を明るく、広くする。
だから最後の展開では、
「同じ場所をぐるぐる回っている」のではなく、
ちゃんと遠くまで来たように感じる。
イントロではまだ街の一角にいた主人公が、
そんな映像すら浮かんできます。
タイトルが『Our Journey』であることを考えると、
この曲の核にあるのが、「自分の耳が選ぶbeat」という感覚。
周囲が選んだ正解ではなく、
これは、音楽の話だけではないと思います。
仕事でも、人生でも、活動でも、
「普通はこうする」
「この年齢ならこうする」
「成功するならこうする」
みたいな正解は、たくさんあります。
でも結局、自分の人生を最後まで聴いていられるのは自分だけ。
だから、自分がちゃんと身体を揺らせるbeatを選ぶ。
『Our Journey』では、そのメッセージを強く叫ぶのではなく、
少し力を抜いたグルーヴの上に乗せています。
そこがこの曲の格好いいところ。
「俺について来い」ではない。
「俺はこっちへ行くけど、一緒に歩く?」
くらいの距離感なんです。
正体:90年代アシッドジャズの「都会を歩けるファンク」
今回聴き比べてほしいのは、
Jamiroquai『Virtual Insanity』
https://www.youtube.com/watch?
ジャズの少し複雑なコード感。
ファンク由来のベースとドラム。
そして、その上に乗る都会的でクールなボーカル。
こうした要素を「難しい音楽」としてではなく、
この感覚は『Our Journey』にもつながっています。
特に共通しているのが、
“グルーヴそのものが風景を作っている”
ところ。
ギターやシンセで派手な景色を描く前に、
そこへジャズ的なコードの色彩が加わることで、
普通のファンクより少し知的で、
普通のポップスより少し路地裏っぽい。
そんなアーバンな質感が生まれます。
曲の最初と、2:18前後の終盤を聴き比べてみてください。
チェックするのはひとつだけ。
「音の景色は、どちらが広く感じる?」
最初は音がタイト。ドラムとベースでリズム感を作っていますが、
終盤になると、グルーブの上に左右へ広がる音が増えて、
イヤホンで聴くと、より分かりやすいはずです。
音量ではなく、“音の広さ”を聴く。
これだけ意識して、もう一度聴いてみてください。
『Our Journey』は、
猛スピードで夢へ向かう曲ではありません。
立ち止まることもある。
迷うこともある。
でも、自分の耳が選んだbeatを信じて、また一歩進んでいく。
その姿を、112 BPMのヒップホップ的なグルーブ感で、
ジャズファンクをおもわせるのベースとハーモニー、
そして少しずつに広がりを見せるアレンジで描いた曲です。
速く進むことだけが、前進ではない。
誰かが決めた道を歩くことだけが、正解でもない。
昨日より少しだけ先へ行けたなら、それも立派な旅です。
ドラムが足取りを作り、ベースが次の一歩を促し、
鍵盤やギターが街の景色を描き、
そんな4人の音が重なって、『Our Journey』は今日も続いていきます。
自分の耳が選んだbeatを信じて。
次は、どこへ行こうか。
文:MAKIO (TëKMO+ Bass,Vocal)
作品とライブの案内
3rd Album『CONTINUE?』全国発売中!
『surface tension』『24/7』『navyblue』『
配信で聴く:
https://pcim.lnk.to/continue
販売元購入サイト:
https://pcimusic.com/s/pec/
タワーレコード:
https://tower.jp/search/item/
楽天ブックス:
https://books.rakuten.co.jp/
ONE-MAN LIVE情報
2026年11月27日(金)
渋谷gee ge
「TëKMO+ サウンド設計室 -共同作曲編-」
https://www.tekmoplus.com/
2027年2月27日(土)
みなとみらいブロンテ
TëKMO+ ONEMAN LIVE
“RëLOAD”
~5TH ANNIVERSARY~
https://sieg-en.zaiko.io/ja/e/
3rd Album『CONTINUE?』収録曲
この曲を聴く → https://pcim.lnk.to/continue
この曲をひと言で表すなら、
「コップの縁で今にも溢れそうな感情を、
タイトルの「surface tension」とは、日本語で「表面張力」のこと。
水がコップのふちギリギリまで満ちたとき、
日常のなかで抱え込んだ不安や、言えなかった言葉の数々が「
今回は、そんなTëKMO+
「今にも溢れそうな“ギリギリの感情”を歌っているのに、
なぜがノれてしまうのはなぜ?」
『surface tension』の気持ちよさを生み出しているのは、
① 緊張感をキープし続ける、
② 冷たく透き通るピアノとシンセの“水面”
③ 「飽和寸前」「高鳴る心臓」の言葉をグルーヴに変えるボーカル
この3つの層が絶妙に拮抗することで、ただ切ないだけでも、
リズム&ベース:限界ギリギリを支える「器と重力」のグルーヴ
感情が今にも溢れ出しそうな曲で、
しかし、『surface tension』の土台には、”冷静さ”が宿っています。
まずはドラムが正確で無駄のないビートをキープし続けます。
これがまさに、**「水をこぼさない強固なコップの縁」**
そして、その規律あるドラムの上で、
ドラムが器の形を守り、そのなかでベースが動き続けることで、
「足元はタイトに引き締め、低音の躍動感で心臓を揺らす」
このリズム隊の絶妙なコントロールがあるからこそ、
シンセ&エレピ:夜景のように滲み、光る「冷たい水面」の質感
『surface tension』のイントロと楽曲全体を包み込んでいるのは、
少しフィルターがかかったような、透き通るシンセサイザー。
その音色は、歌詞に登場する「冷たい水」や「水面に映る自分」
さらに、コード楽器としてエレピ、つまりエレクトリック・
シンセだけでは、無機質で冷たい印象が強くなりすぎてしまう。
そこへエレピの柔らかな響きが重なることで、
このシンセとエレピが描く“表面のクールさ”があるからこそ、
歌詞&ボーカル:「飽和寸前」の言葉をダンスフロアへ連れ出す
この曲の歌詞には、日常のなかで心を圧迫していく、
出ない言葉ばかりが きしついて
今も夢の中 溢れてしまいそう
高鳴る心臓の音
溢れさせるほどの冷たい水
水面に映る自分を涙で
眺めてるんだ
構わないと言うのなら……
ギリギリにして
言葉だけで読めば、切実で張り詰めた「飽和寸前」
この感情を過剰な叫びとして表現するのではない。
メロディのアクセントと16ビートのリズムに、
切実な歌詞でありながら、歌のリズムは軽やかに。
聴き手を感情の重さに沈み込むのではなく、
ただの悲観や弱音で終わらせず、
「ギリギリの自分すらも、リズムに乗せて楽しむ」
というポップスとしてのポジティブな転換こそが、
正体:音楽的な”熱”と”冷たさ”の黄金比
今回紹介する楽曲は、
TM NETWORK『Get Wild』(1987年)
https://www.youtube.com/watch?
『surface tension』の大きな魅力である、「
この「冷たい街の音(シンセ) × 生身の人間が走る熱い鼓動(リズムと歌)」という構造は、
「冷たい水面=シンセ」と「熱い心臓=ビート&ベース」
① イントロ
イントロの盛り上がる部分、5秒〜
② Aメロに入ったら
今度は意識を「一番低い音(「ドン・ドン」というバスドラム)」
バスドラムが一音一音を押出しながら、
③ Bメロで展開が動き出す
単調だったAメロから、Bメロに展開した瞬間、
大きな円を描きながら、サビに向かう高揚感を感じてみましょう!
④ サビで全部が合流する!
この3つが同時に重なります。
それぞれ異なる温度を持った音がぶつかり合い、
その瞬間の快感を体感してみてください。
『surface tension』は、日常のなかで誰もが味わう、
「心が溢れそうになる限界の瞬間」
を、決して壊すことなく、
正確なドラムがコップの縁を支え、ベースが低音で心を躍らせる。
シンセとエレピが都会的な夜の光を映し出し、
この4つの歯車が組み合わさることで、
「聴いたあとに、少しだけ自分の境界線を広げられる一曲」
に仕上がっています。
イヤホンで味わう緻密なサウンド体験はもちろん、
作品とライブの案内
3rd Album『CONTINUE?』全国発売中!
『surface tension』『24/7』『navyblue』『
配信で聴く:
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2026年8月21日(金)
月見ル君想フ
TëKMO+ ONEMAN LIVE
“summer pulse”
~テクモと騒ぐ夏~
https://7057.zaiko.io/e/
今回取り上げるのは、3rd ALから「blind start」。
この曲をひと言で表すなら、冷たいエレクトロのサウンド上で、
打ち込みのシーケンス、4つ打ちのビート、鋭いシンセサウンド。
そこだけを切り取れば、
暴れるピアノ、ベースのうねり、ドラムの押し引き、
機械的に整えられた枠の中で、
この「冷たさ」と「熱さ」のぶつかり合いこそが、「blind start」の一番おいしいところです。
ポイントは、曲の始まり方にあります。冒頭のサウンドは、
わかりやすく言うと、最初は音の景色が少し曇っている。
「blind start」というタイトルにある“blind”
そしてドラムのカウントとともに、音の視界が一気に開ける。
この瞬間に、リスナーはただ曲を“聴き始める”のではなく、
引き算から爆発へ、計算されたセクション展開
「blind start」は、セクション(Aメロ・Bメロ・サビ)
Aメロでは、あえて音数を絞り、
ただし、曲の勢いが落ちているわけではありません。
そこからBメロに入ると、走っていたビートが「ドーン」
リズムの抜き差しや一瞬のブレイクによって、サビ直前の「
そしてサビ、
80年代ファンクやシンセポップを思わせる鮮やかな上モノ、
Aメロで削り、Bメロで焦らし、サビで爆発させる。
この流れがあるから、「blind start」はただ派手なだけではなく、
「グリッド」と「グルーヴ」の話
ここで少しだけ専門的な話をします。
音楽制作では、DAW(コンピュータ)
このマス目のことを、ざっくり「グリッド」と呼びます。
グリッドにピタッと合った音は、正確で、強くて、気持ちいい。
しかし、人間の演奏はそこに少しだけ揺れがあります。
ドラムやピアノのタメ、ベースの弦を弾く強さ。
これらの揺れが、いわゆる「グルーヴ」を作っていんです!
「blind start」は、
曲全体はきれいに制御されているのに、
“心臓 鳴らす”は、ただの歌詞ではなくサウンドの合図
この曲の中心にある歌詞は、やはり「心臓 鳴らす」という言葉です。
サウンド全体で心臓を鳴らしにいく。
ドラムキックが心拍を刻むように、ベースは血流のように走り、
そしてボーカルの「鳴らせ」という声が、頭を起こしにきます。
つまり「心臓鳴らそう」は、歌詞の中だけの言葉ではありません。
“考えるより先に鳴る”という状態を、
今日の“懐かしい音”の正体は、
the telephones『Keep Your DISCO!!!』
AORのメロウなシャッフル感!
https://www.youtube.com/watch?
脳天直撃のシンセリード!!: 80sやテクノの質感をハイスピードなロックに落とし込み、
今夜の“耳トレ”ポイント
最後に、この曲を聴くときのおすすめポイントを3つ。
まず、イントロ。
最初の狭い音像から、
ここで曲の世界に入れるかどうかが決まります。
次に、Aメロのベース。
派手なサビに耳が行きがちですが、
低いところでどれだけ曲を走らせているかに注目すると、
そして、サビ。
ボーカル、シンセ、ベース、ドラムが一斉に前に出てくる中で、
全部が同時に前に出ているのに、曲として破綻していない。
この密度感こそが、「blind start」の武器です!
「blind start」は、ぼやけて見えないまま走り出す曲です。
見えないからこそ、心臓の音を頼りにする。外側の正解ではなく、
そのテーマを、歌詞だけでなく、
正確なビート。
硬質なシンセ。
うねるベース。
前のめりなボーカル。
その全部がぶつかり合いながら、
心臓鳴らそう。
「blind start」は、TëKMO+が持つエレクトロ、ファンク、
冷たい機械の上で、熱い人間が走っている。
その摩擦が、この曲をただのダンスチューンではなく、
【作品とライブの案内】
3rd Album:『CONTINUE?』全国発売中!
『navyblue』を収録したアルバム。全曲はこちら:
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8/21(金) 月見ル君想フ
TëKMO+ ONEMAN LIVE ”Summer pulse”
〜テクモと騒ぐ夏〜
https://7057.zaiko.io/e/
今回は、TëKMO+の楽曲『伝えられてないメロディ』
“切ないのに、なぜか体が揺れてしまう音楽”
「悲しい歌なのに、どうして心地よくのれるんだろう?」
『伝えられてないメロディ』は、大切な人との別れを描いた曲。
でも、聴いてみると、
「切ないのに、どこか温かい。
悲しいのに、重すぎない。」
こんな風に聞こえる理由は、曲の土台にあるシャッフルのリズムに
シャッフルとは、簡単に言うと、
少し跳ねるように「タッタ・タッタ」と揺れるリズムのこと。
歩いているというより、
この曲では、その心地よいハネたリズムの上に、
“本当は伝えたかったのに、伝えられなかった想い”
だから『伝えられてないメロディ』は、ただ泣かせる曲ではなく、
泣きながらも前に進んでしまう曲になっています。
『伝えられてないメロディ』の魅力は、主にこの3つです。
① 心地よく横揺れする、ノれるシャッフルバラード
② ホーンと鍵盤が作る、大人っぽくソウルフルな質感
③ 「言えなかったこと」を小さな日常で描く歌詞
この曲の最大の特徴は、歌詞だけ見るとかなり切ないのに、
サウンドはずっと温かく、前へ進んでいるところです。
泣き崩れるのではなく、涙をこらえながら笑おうとしている。
その感情の揺れが、
① リズム:ゆっくりなのに体が揺れる“シャッフル”の気持ちよさ
この曲の一番大きな特徴は、リズムです。
テンポは速くなく、いわゆるバラードのはやさですが、
ドラムとベースが作っているリズムには、
ただゆったりしているだけではない“ハネ”があります。
このハネがあることで、
悲しい歌詞なのに、音楽としてはずっと前へ進んでいく。
ここが『伝えられてないメロディ』の核です。
② ホーンと鍵盤:切なさを華やかに見せるアレンジ
この曲では、トランペットやサックスのようなホーンの音が、
感情の山を作る大事な役割をしています。
でもこの曲のホーンは、
歌の気持ちが少しあふれそうになるところで、
後ろからそっと背中を押すように鳴っています。
言葉では言い切れない感情を、
そして、そこにピアノの響きが乗ることで、
曲全体に大人っぽい丸みを与えているんです…!!
ただ悲しいだけではなく、少しおしゃれで、
少し余裕があって、でもちゃんと寂しい。
このバランスが、
③ 歌詞:「大事件」ではなく「くだらない話」が胸を刺す
『伝えられてないメロディ』の歌詞は、別れを描いています。
でも、劇的な言葉で泣かせにいく歌詞ではない。
むしろ刺さるのは、大きな約束や運命の言葉ではなく、
もっと日常的な後悔です。
-
相手がどんな季節を好きなのか知らなかった。
もっとくだらない話をしていたかった。
「さよなら」とは言えず、「また明日な」で終わらせたかった。
-
この曲の主人公は、
最後までかっこよく別れられる人ではありません。
寂しいと言ってしまったら笑えなくなる。
泣かないようにしているけど、涙を隠せていない。
まだわかりたくないのに、時間は進んでしまう。
この未完成な感じが、生身の人間を表しています。
言えなかったことを、音楽にして届けようとしている曲です。
そこに、TëKMO+がこの曲を歌う意味があります。
今日の“懐かしい音”の正体は、
Toto『Georgy Porgy』
AORのメロウなシャッフル感!
https://www.youtube.com/watch?
AORとは、大人っぽくて、演奏が上手くて、都会的で、
派手にロックするというより、グルーヴ、コード、
Totoの『Georgy Porgy』は、ゆったりしているのに、
ドラムのグルーヴ、ベースの揺れ、鍵盤のメロウな響き。
その上に、少し切ないメロディが乗っている。
『伝えられてないメロディ』にも、そこに近い感触があります。
『伝えられてないメロディ』は、切ない別れの歌でありながら、
心地よく体が揺れるシャッフルバラードです。
ドラムとベースが作る横揺れのグルーヴ。
鍵盤とホーンが生む大人っぽい華やかさ。
そして、言えなかった想いを小さな日常で描く歌詞。
この3つが重なることで、
「ありがとう」と言いたい。「もっと一緒にいたい」
でもうまく言えない。
だから、その気持ちをメロディにする。それが『
TëKMO+の音楽では、おしゃれなサウンドだけではなく、
ちゃんと人の弱さや未練が入っています。
でも、それを重く閉じ込めないで、リズムで揺らして、
ホーンで光らせて、メロディで前へ進める。
『伝えられてないメロディ』は、
“のれる哀愁”というTëKMO+の強みがよく出た、
大人のポップ・バラードです。
【作品とライブの案内】
3rd Album:『CONTINUE?』全国発売中!
『navyblue』を収録したアルバム。全曲はこちら:
(配信で聴く→https://pcim.lnk.to/
(全国のCDショップにてお買い求めいただけます。)
(販売元購入サイト:https://pcimusic.
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8/21(金) 月見ル君想フ
TëKMO+ ONEMAN LIVE ”Summer pulse”
〜テクモと騒ぐ夏〜
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この曲を聴く→https://pcim.lnk.to/
今回の教材は、3rd Album『CONTINUE?』収録曲『くるりってさ。』
この曲をひと言で言うなら、
“サウンドと歌詞で景色をくるっと変えていく、都会派ファンク・
ただ明るいだけじゃない。ただおしゃれなだけでもない。
冴えない日常を、低音のグルーヴ・きらめくエレピとシンセで、
そんなTëKMO+らしい一曲を解説します!
「日常の景色を少しだけ変えてくれるTëKMO+のサウンド秘密
『くるりってさ。』の気持ちよさは、
① タイトなドラムと弾むベース
② ネオンみたいに光るシンセとエレピ
③ 景色が回るようなサウンドの上で聴こえる歌詞
この3つが重なることで、
ただの“おしゃれなポップス”ではなく、
日常の見え方が少しだけ変わる体験になっています。
設計ポイント①
タイトなドラムと弾むベース
この曲の土台はとてもシンプル!
ドラムは無駄に動かず、しっかりとリズムの芯を作る。
その上で、ベースが自由に跳ねる。
この関係性が、この曲に”深さ”をもたらしている。
ドラムがまっすぐだから、ベースの細かい動きが際立ちます!
結果として、“歩いてるだけなのにちょっと気分がいい”
みたいなグルーヴが生まれています。
これぞ、テクモが表現しているシティ・ポップ、ソフィスティ・
あの時代のおしゃれなポップスを、
設計ポイント②
ネオンみたいに光るシンセとエレピ
この曲の「都会感」は、ここで決まってます。
曲の開始10秒から出てくる柔らかなシンセが一気に“夜”
さらにエレクトリック・
キラキラだけじゃない、少し温かみのある温度感が加わる。
シンセ=夜の光
エレピ=温かい空気
この2つが重なることで、
ネオンが滲む夜の街みたいな質感になっています。
ここが弱いと、この曲はただのファンクになる。
でもここがあるから、“TëKMO+の夜”になる。
設計ポイント③
景色が回るようなサウンドの上で聴こえる歌詞
この曲のタイトルにもある「くるり」。
これ、サウンドと完全にリンクしてます。
ベースが動く
和音が流れる
シンセが光る
その上で、歌詞が乗ることで、
“同じ一日なのに見え方が変わる感覚”が成立している。
例えば、
・「売り切れてしまったわ」
・「誰かが持ってった」
こういう日常の断片的な言葉が、リズムにハマることで、
さらに、
・「最悪な今日だって」
・「ご機嫌の伏線になってほしい」
ここで一気に視点が変わる。
重要なのは、無理に前向きにしてないところ。
現実はそのまま。でも解釈だけ少し変えることで、“
サウンドの「くるり」と完全に噛み合ってる。
【正体:Level 42『Something About You』的な、ベース主導の80sファンク・ポップ】
https://www.youtube.com/watch?
『くるりってさ。』を聴くと、80年代のUKファンク/
特に近いのは、Level 42の『Something About You』のような美学です。
ポイントは、
ベースが目立っているのに、曲全体はちゃんとポップに聴こえると
テクニックを見せるためのベースではなく、
低音が派手に動いているのに、全体の印象は涼しくて都会的。
このバランスがすごく重要です。
『くるりってさ。』も、ベースがしっかり主張しています。
でも、あくまで中心にあるのは歌と曲の景色です。
だから、音楽好きには「このベース、かなり気持ちいい」と届く。
一方で、細かいことを知らなくても「なんかおしゃれでノれる曲」
この二段構えが、この曲の強さです。
まとめ
『くるりってさ。』は、
リズムで身体を動かしながら、
言葉で景色の見え方を変える曲。
・下ではドラムとベースが前に進ませる
・中ではシンセとエレピが夜を作る
・上では歌詞が日常を少しひっくり返す
この3層がちゃんと機能してるから、「なんかおしゃれでノれる」
“聴いたあとに、ちょっとだけ気分が変わる曲”になってます!
3rd Album:『CONTINUE?』全国発売中!
『navyblue』を収録したアルバム。全曲はこちら:
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ONE-MAN LIVE 2本同時解禁!
5/23(土) 下北沢Music Islanmd O
「たっぷりテクモvol.2サウンド設計-実演編-」
〜近距離でテクモサウンドを紐解く〜
https://www.tekmoplus.com/
8/21(金) 月見ル君想フ
TëKMO+ ONEMAN LIVE ”Summer pulse”
〜テクモと騒ぐ夏〜
https://7057.zaiko.io/e/
(この曲を聴く→https://pci.lnk.to/
「体が動いてしまう“気持ちいいリズム”って、何でできてる?」
『♭Boy』の気持ちよさは、
①シンプルなドラムが作る、まっすぐな進み方
②一音一音をしっかり踏みしめるベースライン
③シンセとピアノが“テーマ”と“物語”を与えるフレーズ設計
の3つでできています。
この曲は、
むしろ、大きな流れの中で自然に体が揺れるようにできている。
だから、無理にテンションを上げなくても、
しかも歌詞では、もう戻らないと決めながらも、
失ったものを抱えたまま、
つまり『♭Boy』は、迷いが消えた歌じゃなくて、迷いを抱えた
だからこそ、サウンドの中でも、過剰に跳ねたり暴れたりしない。
大きく、まっすぐ、でも内側にはちゃんと揺れがある。
そのバランスが、この曲の“体が動く気持ちよさ”
① ドラム:細かく煽るんじゃなく、「自然に歩きたくなる流れ」
『♭Boy』のリズムの良さは、
まずはドラム。
パターン自体はかなりシンプルで、余計なことをしすぎない。
このシンプルさは、歌詞ともよく合っています。
この曲は、感情を派手に爆発させる歌ではなく、
② ベース:細かく暴れるんじゃなく、「
この曲で体が動く要素に、ベースの存在も強く絡んでくる!
ここでのベースは、細かく動き回ってノリを作るというより、一音
だから耳だけで追うというより、まず体で受け取れる。
聴いていると自然に揺れるし、
さらにベースのこのプレイも、歌詞の意味を反映しています!
『♭Boy』では、もう帰らない、戻らない、
だったらリズムも、右往左往しすぎない方がいい。
ベースが太く、長く、まっすぐ進むことで、後戻りしないと決めた
③ ピアノとシンセ:リズムを埋めるんじゃなく、曲に“物語”
この曲のシンセは、イントロ、間奏、アウトロでテーマを弾いて、
そして、そこに対してすごく大事なのがピアノ。
この曲のピアノは、単なる後ろの伴奏ではありません。
シンセと同じ動きをしたり、
サウンドに人の気配みないなものを入れてくれています。
シンセだけだと無機質になりやすいところに、
“表面はクールだけど、中では熱が消えていない感じ”を、
【正体:80年代シンセポップ/ダンス・ロックの“
https://www.youtube.com/watch?
ただノれるだけではなく、
だから『♭Boy』は、懐かしいだけで終わらない。今の耳で聴い
「ベースの“前へ進む感じ”と、ピアノの“物語の足し方”
今日は、歌より先に土台の気持ちよさを追ってみてください。
まずはドラムとベースだけに集中して、
「この曲、なんでこんなに自然に体が揺れるんだろう?」
たぶん、ベースが一音一音をしっかり置きながら、
そのあと、シンセとピアノに耳を移す。
ここで注目してほしいのは、
「この2つはリズムを埋めているというより、
そうやって分けて聴くと、『♭Boy』は
ドラムとベースが体を動かし、
そして歌詞まで重ねると、
ただノれる曲じゃなくて、迷いながらも前を向こうとする意志の歌
3rd Album:『CONTINUE?』全国発売中!
『navyblue』を収録したアルバム。全曲はこちら:
(配信で聴く→https://pcim.lnk.to/
(全国のCDショップにてお買い求めいただけます。)
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ONE-MAN LIVE 2本同時解禁!
5/23(土) 下北沢Music Islanmd O
「たっぷりテクモvol.2サウンド設計-実演編-」
〜近距離でテクモサウンドを紐解く〜
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8/21(金) 月見ル君想フ
TëKMO+ ONEMAN LIVE ”Summer pulse”
〜テクモと騒ぐ夏〜
https://7057.zaiko.io/e/
80年代の“夜の匂い”って、
TëKMO+の3rd ALBUM収録の「navyblue」(https://
聴けば聴くほど要素が分解できて気づいていくタイプのやつ。
「80sの懐かしのサウンドを、現代J-
「navyblue」の正体は、これ。
この3つの要素で、80sの気配が“懐かしさ”で終わらず、
「navyblue」は、
でも実は、いくつかの“味”を重ねて作ってる曲だと思うと一気に
中心になってるのは、だいたいこの4つ。
大事なのは、混ぜただけじゃなくて、役割分担してるってこと。
懐かしさは“背景の景色”に回して、前に出るのはメロとノリ。
だから、レトロっぽいのに古臭くならない。
「navyblue」の立体感は、曲中にずっと「ジャン!」
同じシンセでも、“どこで鳴ってるか”が全部違う。
・近くで鳴るシンセ
サビで「チキチキ」って細かく鳴ってる音が聞こえるかな?
→ これがあるから、沢山の音を詰め込んでも、
・遠くで鳴るシンセ
耳を澄ませて。サビ、歌の後ろの方の遠くで「ジャン!」
これはあえて“奥のほう”で鳴らすことで、
→ ここが「navyblue」の“色”であり!背景となってるよ。
おすすめの聴き方:
サビを1回だけ“歌”を追わずに、近い音遠い音の順で意識してみ
「この曲、奥行きでテンション上げてるな」って分かるはず!
「navyblue」の速さって、音が派手だからじゃない。
ベースとドラムがずっと前を走ってるから、
つまりこの曲は、
**シンセが“夜の景色”を作って、リズム隊が“
【正体:】“硬いシンセ音” × “16ビートのリズム”=80sの夜のネオンとスピード感
「navyblue」は、
遠近感(空間)と、リズム感(速度)で、現代J-POPに変換し
ヘッドホンで、夜に聴いて。
奥でキラキラしてて、手前でチカチカ鳴ってて、
それが全部そろった瞬間、曲のタイトルが“色”
3rd Album:『CONTINUE?』全国発売中!
『navyblue』を収録したアルバム。全曲はこちら:
(配信/https://pcim.lnk.to/
(全国のCDショップにてお買い求めいただけます。)
(販売元購入サイト:https://pcimusic.
(タワーレコード:https://tower.jp/
(楽天:https://books.rakuten.co.
(※画像1)
[ ONE-MAN LIVE 2本同時解禁!]
5/23(土) 下北沢Music Islanmd O
「たっぷりテクモvol.2サウンド設計-実演編-」
〜近距離でテクモサウンドを紐解く〜
https://www.tekmoplus.com/
8/21(金) 月見ル君想フ
TëKMO+ ONEMAN LIVE ”Summer pulse”
〜テクモと騒ぐ夏〜
https://7057.zaiko.io/e/
始まりました。TëKMO+の連載コラム「サウンド設計室」。
第1回は、3rdアルバム収録曲『24/7』を教材に、
“おしゃれで切ないのに「ノれる」”の正体を分解していきます!
「“おしゃれで切ない”って、音でどうやって作る?」
『24/7』の“エモさ”は、
①夜色のハーモニー
②低音が演出する疾走感
③ネオンみたいな質感
の3つで設計してる。
その結果、80sの都会的ポップスの“キラめき”が、
① ハーモニー:夜の街を彩る「エモい」色の正体
この曲を聴いて「なんだかオシャレで切ない」と感じるのは、
単なる「ドレミ」の明るい音だけでなく、少しだけ「濁り」や「
例えば、都会の夜景を眺めているときに、
ただ明るいだけじゃない、夜の空気感を含んだ「エモい」響きが、
② リズム:夜を駆け抜ける「ドキドキ感」の作り方
この曲の最大の魅力は、立ち止まらせないような疾走感(
心臓の鼓動よりも少し速いテンポに加え、
夜の高速道路をスムーズに走り抜けているような感覚。
一定のリズムを刻みつつも、時折「跳ねる」
耳を澄ませて、一度歌から耳を離し、ドラム・ギター・ピアノ・
③ 質感:音の中に閉じ込めた「ネオンの光」
曲全体を包んでいるのは、
一方で、
この「新しくて、どこか懐かしい」光の質感が、
【正体:80年代のドラマ主題歌のような「都会のキラめき」】
この曲から感じる「懐かしさ」は、
今の時代に聴くと、それが逆に「新しくてカッコいい」
聴いてみてほしい懐かしの曲
・杏里『悲しみがとまらない』
(切ないけれど踊り出したくなる、
https://www.youtube.com/watch?
・PSYQUI 『ヒステリックナイトガールfeat.Sach』
(
https://www.youtube.com/watch?
「一番低い『ドスンドスン』という音だけを追いかけてみよう」
今日は、ボーカルではなく、一番低いところで鳴っている**「
土台となる低い音が、
3rd Album:『CONTINUE?』全国発売中!
『24/7』を収録したアルバム。全曲はこちら:
(配信/https://pcim.lnk.to/
(全国のCDショップにてお買い求めいただけます。)
(販売元購入サイト:https://pcimusic.
(タワーレコード:https://tower.jp/
(楽天:https://books.rakuten.co.

ONE-MAN LIVE開催決定!
2026/2/22(日)「FORTH」|天王洲アイル KIWA
チケット:https://t.livepocket.jp/
(初めての人でも乗れる合図、用意してます!)