今回は、TëKMO+の楽曲『伝えられてないメロディ』
“切ないのに、なぜか体が揺れてしまう音楽”
「悲しい歌なのに、どうして心地よくのれるんだろう?」
『伝えられてないメロディ』は、大切な人との別れを描いた曲。
でも、聴いてみると、
「切ないのに、どこか温かい。
悲しいのに、重すぎない。」
こんな風に聞こえる理由は、曲の土台にあるシャッフルのリズムに
シャッフルとは、簡単に言うと、
少し跳ねるように「タッタ・タッタ」と揺れるリズムのこと。
歩いているというより、
この曲では、その心地よいハネたリズムの上に、
“本当は伝えたかったのに、伝えられなかった想い”
だから『伝えられてないメロディ』は、ただ泣かせる曲ではなく、
泣きながらも前に進んでしまう曲になっています。
『伝えられてないメロディ』の魅力は、主にこの3つです。
① 心地よく横揺れする、ノれるシャッフルバラード
② ホーンと鍵盤が作る、大人っぽくソウルフルな質感
③ 「言えなかったこと」を小さな日常で描く歌詞
この曲の最大の特徴は、歌詞だけ見るとかなり切ないのに、
サウンドはずっと温かく、前へ進んでいるところです。
泣き崩れるのではなく、涙をこらえながら笑おうとしている。
その感情の揺れが、
① リズム:ゆっくりなのに体が揺れる“シャッフル”の気持ちよさ
この曲の一番大きな特徴は、リズムです。
テンポは速くなく、いわゆるバラードのはやさですが、
ドラムとベースが作っているリズムには、
ただゆったりしているだけではない“ハネ”があります。
このハネがあることで、
悲しい歌詞なのに、音楽としてはずっと前へ進んでいく。
ここが『伝えられてないメロディ』の核です。
② ホーンと鍵盤:切なさを華やかに見せるアレンジ
この曲では、トランペットやサックスのようなホーンの音が、
感情の山を作る大事な役割をしています。
でもこの曲のホーンは、
歌の気持ちが少しあふれそうになるところで、
後ろからそっと背中を押すように鳴っています。
言葉では言い切れない感情を、
そして、そこにピアノの響きが乗ることで、
曲全体に大人っぽい丸みを与えているんです…!!
ただ悲しいだけではなく、少しおしゃれで、
少し余裕があって、でもちゃんと寂しい。
このバランスが、
③ 歌詞:「大事件」ではなく「くだらない話」が胸を刺す
『伝えられてないメロディ』の歌詞は、別れを描いています。
でも、劇的な言葉で泣かせにいく歌詞ではない。
むしろ刺さるのは、大きな約束や運命の言葉ではなく、
もっと日常的な後悔です。
-
相手がどんな季節を好きなのか知らなかった。
もっとくだらない話をしていたかった。
「さよなら」とは言えず、「また明日な」で終わらせたかった。
-
この曲の主人公は、
最後までかっこよく別れられる人ではありません。
寂しいと言ってしまったら笑えなくなる。
泣かないようにしているけど、涙を隠せていない。
まだわかりたくないのに、時間は進んでしまう。
この未完成な感じが、生身の人間を表しています。
言えなかったことを、音楽にして届けようとしている曲です。
そこに、TëKMO+がこの曲を歌う意味があります。
今日の“懐かしい音”の正体は、
Toto『Georgy Porgy』
AORのメロウなシャッフル感!
https://www.youtube.com/watch?
AORとは、大人っぽくて、演奏が上手くて、都会的で、
派手にロックするというより、グルーヴ、コード、
Totoの『Georgy Porgy』は、ゆったりしているのに、
ドラムのグルーヴ、ベースの揺れ、鍵盤のメロウな響き。
その上に、少し切ないメロディが乗っている。
『伝えられてないメロディ』にも、そこに近い感触があります。
『伝えられてないメロディ』は、切ない別れの歌でありながら、
心地よく体が揺れるシャッフルバラードです。
ドラムとベースが作る横揺れのグルーヴ。
鍵盤とホーンが生む大人っぽい華やかさ。
そして、言えなかった想いを小さな日常で描く歌詞。
この3つが重なることで、
「ありがとう」と言いたい。「もっと一緒にいたい」
でもうまく言えない。
だから、その気持ちをメロディにする。それが『
TëKMO+の音楽では、おしゃれなサウンドだけではなく、
ちゃんと人の弱さや未練が入っています。
でも、それを重く閉じ込めないで、リズムで揺らして、
ホーンで光らせて、メロディで前へ進める。
『伝えられてないメロディ』は、
“のれる哀愁”というTëKMO+の強みがよく出た、
大人のポップ・バラードです。
【作品とライブの案内】
3rd Album:『CONTINUE?』全国発売中!
『navyblue』を収録したアルバム。全曲はこちら:
(配信で聴く→https://pcim.lnk.to/
(全国のCDショップにてお買い求めいただけます。)
(販売元購入サイト:https://pcimusic.
(タワーレコード:https://tower.jp/
(楽天:https://books.rakuten.co.

ONE-MAN LIVE 情報
8/21(金) 月見ル君想フ
TëKMO+ ONEMAN LIVE ”Summer pulse”
〜テクモと騒ぐ夏〜
https://7057.zaiko.io/e/
この曲を聴く→https://pcim.lnk.to/
今回の教材は、3rd Album『CONTINUE?』収録曲『くるりってさ。』
この曲をひと言で言うなら、
“サウンドと歌詞で景色をくるっと変えていく、都会派ファンク・
ただ明るいだけじゃない。ただおしゃれなだけでもない。
冴えない日常を、低音のグルーヴ・きらめくエレピとシンセで、
そんなTëKMO+らしい一曲を解説します!
「日常の景色を少しだけ変えてくれるTëKMO+のサウンド秘密
『くるりってさ。』の気持ちよさは、
① タイトなドラムと弾むベース
② ネオンみたいに光るシンセとエレピ
③ 景色が回るようなサウンドの上で聴こえる歌詞
この3つが重なることで、
ただの“おしゃれなポップス”ではなく、
日常の見え方が少しだけ変わる体験になっています。
設計ポイント①
タイトなドラムと弾むベース
この曲の土台はとてもシンプル!
ドラムは無駄に動かず、しっかりとリズムの芯を作る。
その上で、ベースが自由に跳ねる。
この関係性が、この曲に”深さ”をもたらしている。
ドラムがまっすぐだから、ベースの細かい動きが際立ちます!
結果として、“歩いてるだけなのにちょっと気分がいい”
みたいなグルーヴが生まれています。
これぞ、テクモが表現しているシティ・ポップ、ソフィスティ・
あの時代のおしゃれなポップスを、
設計ポイント②
ネオンみたいに光るシンセとエレピ
この曲の「都会感」は、ここで決まってます。
曲の開始10秒から出てくる柔らかなシンセが一気に“夜”
さらにエレクトリック・
キラキラだけじゃない、少し温かみのある温度感が加わる。
シンセ=夜の光
エレピ=温かい空気
この2つが重なることで、
ネオンが滲む夜の街みたいな質感になっています。
ここが弱いと、この曲はただのファンクになる。
でもここがあるから、“TëKMO+の夜”になる。
設計ポイント③
景色が回るようなサウンドの上で聴こえる歌詞
この曲のタイトルにもある「くるり」。
これ、サウンドと完全にリンクしてます。
ベースが動く
和音が流れる
シンセが光る
その上で、歌詞が乗ることで、
“同じ一日なのに見え方が変わる感覚”が成立している。
例えば、
・「売り切れてしまったわ」
・「誰かが持ってった」
こういう日常の断片的な言葉が、リズムにハマることで、
さらに、
・「最悪な今日だって」
・「ご機嫌の伏線になってほしい」
ここで一気に視点が変わる。
重要なのは、無理に前向きにしてないところ。
現実はそのまま。でも解釈だけ少し変えることで、“
サウンドの「くるり」と完全に噛み合ってる。
【正体:Level 42『Something About You』的な、ベース主導の80sファンク・ポップ】
https://www.youtube.com/watch?
『くるりってさ。』を聴くと、80年代のUKファンク/
特に近いのは、Level 42の『Something About You』のような美学です。
ポイントは、
ベースが目立っているのに、曲全体はちゃんとポップに聴こえると
テクニックを見せるためのベースではなく、
低音が派手に動いているのに、全体の印象は涼しくて都会的。
このバランスがすごく重要です。
『くるりってさ。』も、ベースがしっかり主張しています。
でも、あくまで中心にあるのは歌と曲の景色です。
だから、音楽好きには「このベース、かなり気持ちいい」と届く。
一方で、細かいことを知らなくても「なんかおしゃれでノれる曲」
この二段構えが、この曲の強さです。
まとめ
『くるりってさ。』は、
リズムで身体を動かしながら、
言葉で景色の見え方を変える曲。
・下ではドラムとベースが前に進ませる
・中ではシンセとエレピが夜を作る
・上では歌詞が日常を少しひっくり返す
この3層がちゃんと機能してるから、「なんかおしゃれでノれる」
“聴いたあとに、ちょっとだけ気分が変わる曲”になってます!
3rd Album:『CONTINUE?』全国発売中!
『navyblue』を収録したアルバム。全曲はこちら:
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ONE-MAN LIVE 2本同時解禁!
5/23(土) 下北沢Music Islanmd O
「たっぷりテクモvol.2サウンド設計-実演編-」
〜近距離でテクモサウンドを紐解く〜
https://www.tekmoplus.com/
8/21(金) 月見ル君想フ
TëKMO+ ONEMAN LIVE ”Summer pulse”
〜テクモと騒ぐ夏〜
https://7057.zaiko.io/e/
(この曲を聴く→https://pci.lnk.to/
「体が動いてしまう“気持ちいいリズム”って、何でできてる?」
『♭Boy』の気持ちよさは、
①シンプルなドラムが作る、まっすぐな進み方
②一音一音をしっかり踏みしめるベースライン
③シンセとピアノが“テーマ”と“物語”を与えるフレーズ設計
の3つでできています。
この曲は、
むしろ、大きな流れの中で自然に体が揺れるようにできている。
だから、無理にテンションを上げなくても、
しかも歌詞では、もう戻らないと決めながらも、
失ったものを抱えたまま、
つまり『♭Boy』は、迷いが消えた歌じゃなくて、迷いを抱えた
だからこそ、サウンドの中でも、過剰に跳ねたり暴れたりしない。
大きく、まっすぐ、でも内側にはちゃんと揺れがある。
そのバランスが、この曲の“体が動く気持ちよさ”
① ドラム:細かく煽るんじゃなく、「自然に歩きたくなる流れ」
『♭Boy』のリズムの良さは、
まずはドラム。
パターン自体はかなりシンプルで、余計なことをしすぎない。
このシンプルさは、歌詞ともよく合っています。
この曲は、感情を派手に爆発させる歌ではなく、
② ベース:細かく暴れるんじゃなく、「
この曲で体が動く要素に、ベースの存在も強く絡んでくる!
ここでのベースは、細かく動き回ってノリを作るというより、一音
だから耳だけで追うというより、まず体で受け取れる。
聴いていると自然に揺れるし、
さらにベースのこのプレイも、歌詞の意味を反映しています!
『♭Boy』では、もう帰らない、戻らない、
だったらリズムも、右往左往しすぎない方がいい。
ベースが太く、長く、まっすぐ進むことで、後戻りしないと決めた
③ ピアノとシンセ:リズムを埋めるんじゃなく、曲に“物語”
この曲のシンセは、イントロ、間奏、アウトロでテーマを弾いて、
そして、そこに対してすごく大事なのがピアノ。
この曲のピアノは、単なる後ろの伴奏ではありません。
シンセと同じ動きをしたり、
サウンドに人の気配みないなものを入れてくれています。
シンセだけだと無機質になりやすいところに、
“表面はクールだけど、中では熱が消えていない感じ”を、
【正体:80年代シンセポップ/ダンス・ロックの“
https://www.youtube.com/watch?
ただノれるだけではなく、
だから『♭Boy』は、懐かしいだけで終わらない。今の耳で聴い
「ベースの“前へ進む感じ”と、ピアノの“物語の足し方”
今日は、歌より先に土台の気持ちよさを追ってみてください。
まずはドラムとベースだけに集中して、
「この曲、なんでこんなに自然に体が揺れるんだろう?」
たぶん、ベースが一音一音をしっかり置きながら、
そのあと、シンセとピアノに耳を移す。
ここで注目してほしいのは、
「この2つはリズムを埋めているというより、
そうやって分けて聴くと、『♭Boy』は
ドラムとベースが体を動かし、
そして歌詞まで重ねると、
ただノれる曲じゃなくて、迷いながらも前を向こうとする意志の歌
3rd Album:『CONTINUE?』全国発売中!
『navyblue』を収録したアルバム。全曲はこちら:
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80年代の“夜の匂い”って、
TëKMO+の3rd ALBUM収録の「navyblue」(https://
聴けば聴くほど要素が分解できて気づいていくタイプのやつ。
「80sの懐かしのサウンドを、現代J-
「navyblue」の正体は、これ。
この3つの要素で、80sの気配が“懐かしさ”で終わらず、
「navyblue」は、
でも実は、いくつかの“味”を重ねて作ってる曲だと思うと一気に
中心になってるのは、だいたいこの4つ。
大事なのは、混ぜただけじゃなくて、役割分担してるってこと。
懐かしさは“背景の景色”に回して、前に出るのはメロとノリ。
だから、レトロっぽいのに古臭くならない。
「navyblue」の立体感は、曲中にずっと「ジャン!」
同じシンセでも、“どこで鳴ってるか”が全部違う。
・近くで鳴るシンセ
サビで「チキチキ」って細かく鳴ってる音が聞こえるかな?
→ これがあるから、沢山の音を詰め込んでも、
・遠くで鳴るシンセ
耳を澄ませて。サビ、歌の後ろの方の遠くで「ジャン!」
これはあえて“奥のほう”で鳴らすことで、
→ ここが「navyblue」の“色”であり!背景となってるよ。
おすすめの聴き方:
サビを1回だけ“歌”を追わずに、近い音遠い音の順で意識してみ
「この曲、奥行きでテンション上げてるな」って分かるはず!
「navyblue」の速さって、音が派手だからじゃない。
ベースとドラムがずっと前を走ってるから、
つまりこの曲は、
**シンセが“夜の景色”を作って、リズム隊が“
【正体:】“硬いシンセ音” × “16ビートのリズム”=80sの夜のネオンとスピード感
「navyblue」は、
遠近感(空間)と、リズム感(速度)で、現代J-POPに変換し
ヘッドホンで、夜に聴いて。
奥でキラキラしてて、手前でチカチカ鳴ってて、
それが全部そろった瞬間、曲のタイトルが“色”
3rd Album:『CONTINUE?』全国発売中!
『navyblue』を収録したアルバム。全曲はこちら:
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(※画像1)
[ ONE-MAN LIVE 2本同時解禁!]
5/23(土) 下北沢Music Islanmd O
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〜テクモと騒ぐ夏〜
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始まりました。TëKMO+の連載コラム「サウンド設計室」。
第1回は、3rdアルバム収録曲『24/7』を教材に、
“おしゃれで切ないのに「ノれる」”の正体を分解していきます!
「“おしゃれで切ない”って、音でどうやって作る?」
『24/7』の“エモさ”は、
①夜色のハーモニー
②低音が演出する疾走感
③ネオンみたいな質感
の3つで設計してる。
その結果、80sの都会的ポップスの“キラめき”が、
① ハーモニー:夜の街を彩る「エモい」色の正体
この曲を聴いて「なんだかオシャレで切ない」と感じるのは、
単なる「ドレミ」の明るい音だけでなく、少しだけ「濁り」や「
例えば、都会の夜景を眺めているときに、
ただ明るいだけじゃない、夜の空気感を含んだ「エモい」響きが、
② リズム:夜を駆け抜ける「ドキドキ感」の作り方
この曲の最大の魅力は、立ち止まらせないような疾走感(
心臓の鼓動よりも少し速いテンポに加え、
夜の高速道路をスムーズに走り抜けているような感覚。
一定のリズムを刻みつつも、時折「跳ねる」
耳を澄ませて、一度歌から耳を離し、ドラム・ギター・ピアノ・
③ 質感:音の中に閉じ込めた「ネオンの光」
曲全体を包んでいるのは、
一方で、
この「新しくて、どこか懐かしい」光の質感が、
【正体:80年代のドラマ主題歌のような「都会のキラめき」】
この曲から感じる「懐かしさ」は、
今の時代に聴くと、それが逆に「新しくてカッコいい」
聴いてみてほしい懐かしの曲
・杏里『悲しみがとまらない』
(切ないけれど踊り出したくなる、
https://www.youtube.com/watch?
・PSYQUI 『ヒステリックナイトガールfeat.Sach』
(
https://www.youtube.com/watch?
「一番低い『ドスンドスン』という音だけを追いかけてみよう」
今日は、ボーカルではなく、一番低いところで鳴っている**「
土台となる低い音が、
3rd Album:『CONTINUE?』全国発売中!
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ONE-MAN LIVE開催決定!
2026/2/22(日)「FORTH」|天王洲アイル KIWA
チケット:https://t.livepocket.jp/
(初めての人でも乗れる合図、用意してます!)