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DISC NOW Vol:254

音楽関係者が本気でお勧めする1枚!!

『PIT VIPER BLUES』

Artist : T字路s

約2年ぶりとなる2ndアルバムをリリースするT字路s。
ロングセラーとなった2017年3月にリリースした1stアルバムとはうって変わり、ほとんどの楽曲が伊藤妙子(Vo./E.G./A.G.)と篠田智仁(E.Ba./W.Ba.)の2人でレコーディングされた。
わたしもあなたも誰もが歩んでいる何てことのない日常を、2人だけのシンプルな構成で歌い上げている今作。
そこでは力強いヴォーカルとギター、ベースが響いていて、「泣きたいのにおどけている 自分をだましてばかり」「どこへもゆけないのは 体より心のほう」(『暮らしのなかで』より)という言葉は、それこそ日々の暮らしのなかで忘れていた自分の気持ちに気づかせてくれて、ついつい涙腺が緩んでしまう。
あまりにも瞬時に心を鷲掴みにするので、できれば人目が気にならない場所で聴くことをおすすめします。
ゲストミュージシャンに佐藤良成(ハンバート ハンバート)らを迎え、またT字路sの代表曲「泪橋」の再録も含めた全11曲。

 

felicity
PECF-1165
¥2,700+税
2019/1/23 Release

レビュー執筆者:SPACE SHOWER MUSIC 宮治 2019年の抱負:締切厳守。

『Calyx EP』

Artist : Predawn

前作『Absence』から2年、Predawnの活動期間の中では最速となるリリースペースで届けられた今作は、長らく音源化が待ち望まれていた「キャンバスシューズ」から、真っさらな最新曲まで日本語で綴られた5曲を収録。
今までに発表している曲のほとんどが英語曲で、実際、本人も「日本語の曲ができるのは、10曲中1曲くらい」と語っており、10年かけてようやく1枚の作品となった。
英語の発音の気持ち良さや洋楽的なセンスにフォーカスされることが多いPredawnだが、日本語曲だけでもこんなに豊かな作品を作ってしまうとは、本当に彼女の才能は計り知れない。
特に「紫陽花の庭」は、チャーミングな発声と牧歌的なアレンジで(しかし、歌詞はなかなか辛辣だったりする)、新たなPredawnの魅力に気づかされる。
また、ゲストで参加している神谷洵平(Dr.)/ガリバー鈴木(Ba.)/小山田壮平(Cho.)も素晴らしい。
この先もまだまだマイペースかつ着実に進化していくPredawnにご期待ください。

Pokhara Records
PKRC-9001
¥1,500+税
2019/1/16 Release

レビュー執筆者:sala 安川 Predawnとベランダを担当しています。ビールとタン塩が好きです。毎日楽しいです。

『零になって』

Artist : kobore

東京府中発の4人組ロックバンド、kobore。
2017年9月に発表したミニアルバムからすでに通算4枚目となる単独作品が今回のアルバム『零になって』なんです。
今作は過去もっともボリュームも大きくついに自身初となるフルアルバムを完成させました。
とにかく制作とライブを重ねてきた中で培ってきた経験が全て曲になり、パッケージされた今作は過去の「“ヨル”シリーズ」からも曲を抜粋するなどしつつも、koboreとしては新しいアプローチとなる曲も放り込んできたりしていて、まだまだ底が見えてこないなという印象です。
今年は飛躍の年にするべくメンバー共々頑張りますので、是非koboreに触れてみてもらえたらと思います!

 

Paddy field
PADF-005
¥2,300+税
2019/1/23 Release

レビュー執筆者:Paddy fieldで概ね雑務を担当。盛り上がるサビで乾杯するのが流行ってるので「サビがすぐにきてみんななんとなく知ってて歌える曲」を教えてください。