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SPECIAL LIVE REPORT:Nothing’s Carved In Stone “Wonderer Tour” 2021/6/23@EX THEATER ROPPONGI

SPECIAL LIVE REPORT:Nothing's Carved In Stone “Wonderer Tour” 2021/6/23@EX THEATER ROPPONGI

 Nothing's Carved In Stoneが3/17に配信リリースしたシングル『Wonderer』のリリースツアー、“Wonderer Tour”。3/23の渋谷CLUB QUATTROからスタートした同ツアーは、緊急事態宣言の延長によって大阪の2公演が延期になるということがあったが、ひとまずこの日、EX THEATER ROPPONGIにてファイナルを迎えることとなった。2日間連続ライブの2日目、6/23のEX THEATER ROPPONGIには多くの観客が詰めかけていた。
 
 
 
 
 会場の照明が暗転し、SEに合わせて手拍子が起こる。そして4人がステージに登場すると、客席の手拍子が大きな拍手に変わる。Vo./G.村松は客席に目をやり、そしてG.生形、Ba.日向、Dr.大喜多の顔を見た後に小さく頷く。ライブがスタートした。
 
 
 
 

 
 
 
 4人が呼吸を合わせて出した音の圧力は凄まじく、思わず身がひるむ。「Like a Shooting Star」の一音一音に触れ、ライブの感触を身体が思い出して血が熱くなる。結成当初から貫いてきた“音楽で伝える”というNothing's Carved In Stoneの真骨頂が、1曲目から遺憾なく発揮される。
 
 
 
 
 生形がギターを響かせ、駆け上がるようなリズムと大きなブレイクで一瞬にして観客の胸ぐらを掴んだ「Bloom in the Rain」。楽曲に合わせて腕を振るオーディエンスを見て日向が笑顔になった「In Future」。村松は会場に居る観客1人1人に訴えかけるように歌い、「心は自由。届いてるよ」と「Bog」へと繋いでいく。
 
 
 
 

 
 
 
 生形が放つ凶暴なギター音がクラップと混ざり合って始まった「NEW HORIZON」は大きく開いていくサビでキラキラと音が降り注ぐ快感に酔いしれ、ステージ最前で村松が客を煽って会場の温度を上げた「Rendaman」では音で頭をガンガンと殴られているような快感に没頭する。
 
 
 
 
 一陣の風が吹き抜ける「Brotherhood」で会場の空気を一変させ、歌詞に合わせて村松が客席を指差して笑顔を見せる。バンドが持つオルタナティブ性の極みとも言える「Hand In Hand」の、爆音で描かれる美しく素晴らしい景色。彼らの音楽は、その場に居る1人1人とのコミュニケーション。ステージと客席の間に強い繋がりを感じさせる。
 
 
 
 

 
 
 
 「みんなのことを想って書いた曲」と村松が告げた新曲「Wonderer」。ドラマチックな幕開けから怒涛のように音が押し寄せ、オーディエンスはリフに合わせて身体を揺らし、村松と一緒に心の中で歌う。
 
 
 
 

 
 
 
 輝くような音像を展開した「Alive」「村雨の中で」の後、圧倒的だったのは「Mirror Ocean」。4人それぞれが放つ音ががっしりと噛み合い、大きな音の歯車が動き出して見たこともない情景をステージに作る。ゾクゾクと心が震える中、ライブハウスでしか味わうことが出来ないこの感触をギュッと握りしめる。
 
 
 
 
 生形のギターが胸を焦がした「Milestone」では大喜多のリズムに合わせた観客のクラップの波の中、村松が「音楽があるのは音を楽しんでくれるみなさんのおかげ」と感謝の気持ちを告げる。そしてライブが佳境に入ったことを悟ったのか、観客もクラップに込めた熱をどんどん上げて「きらめきの花」でひとつになり、荒々しく傍若無人な「Spirit Inspiration」のアンサンブルに身も心もうずめていく。
 
 
 
 

 
 
 
 一気に加速していく感情は制御不能。4人が別々の地平面で鳴らした音が時空を超えて一点に収束する「Out of Control」で会場を揺らした後、村松が「去年1年やろうと思っていたことがどんどん流されていったけど、自分たちが出した曲に支えられました。その曲を…」と「Dream in the Dark」で本編を締め括る。
 
 
 
 
 アンコールでは「BLUE SHADOW」を思う存分堪能させた後、「楽しかったな…」と村松が思わず発した言葉に対する、客席からの大きな大きな拍手にしばし言葉をつまらせた後、ツアー中に新しい曲を作っていること、そして9/19に日比谷野外大音楽堂にて“Live at 野音 2021”を開催することを発表し、最後は「November 15th」で終演。
 
 
 
 

 
 
 
 まるで「音楽は必要無い」と世の中から言われ続けているようなコロナ以降の1年半、僕らはNothing's Carved In Stoneの音楽に支えられてきた。彼らの音楽が存在するからこそ、今までなんとかやってこれた。それはこれからも、ずっと変わらない。
 
 

TEXT:Takeshi.Yamanaka
PHOTO:RYOTARO KAWASHIMA

 
 
 
 

 
 
 
 
 

Nothing's Carved In Stone 2009年〜2019年の全作品に関するインタビューまとめ

一切妥協することなくストイックに、そしてエゴイスティックに音を練り上げてきた唯一無二のバンド・Nothing's Carved In Stone。2009年の結成以来、年1枚のペースでアルバムをリリースし、2018年には日本武道館でのワンマンライブがソールドアウト、2019年には自主レーベル"Silver Sun Records"を設立し、10枚目のアルバム『By Your Side』を完成させた。今まで全作品についてインタビューを行ってきたJUNGLE LIFEの記事を以下にズラーッとまとめました。

 
 
 
 

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