音楽メディア・フリーマガジン

今月のリリース Vol:168

今月のおすすめリリース

SMASH THIS WORLD!

Artist : カミナリグモ

アニソン大好きな私が今回推すのは、カミナリグモ!! 「王様のミサイル」を初めて聴いた時、こんなに爽やかに反戦を歌うアーティストがいたのかと思いました。素朴だけど力強いメッセージ。PVを観ながら平和を考えました。私のカミナリグモの入口はその曲です。
彼らの音楽はメロディやVo.上野の歌声、ghomaのキーボードサウンド…どれをとってもほんわかした気持ちになるのですが、私が一番好きなのは歌詞からイメージされる世界観。例えば前作の「SCRAP SHORT SUMMER」(今作にはアルバムバージョンで収録)は舞台が廃車場、そこでのひと夏の思い出。情景が思い浮かび、まるで絵本を読んでいるような気持ちになりました。今作の『SMASH THIS WORLD!』も、素朴ながらも若者が青春を謳歌しているような爽やかさがあります。私はさながらそれを見守る母親…切なくなりました(笑)。甘酸っぱさを求める方には是非お勧めです! …アニソン以外もいいですねww

レビュー執筆者:三十木桃子 キングレコードの新人大阪プロモーター。アニソンを限りなく愛する26歳女子。

ウインズ SELECTION

Artist : ウインズ

1975年結成以来、地元和歌山県を拠点に活動を続けるJ-POPユニット。Joshin、吉野家など50社以上のCMやテーマソング、ご当地ソングも多数手がけ、“紀州のモーツァルト”とも呼ばれる。また、1993年に200万枚の大ヒットとなった山根康広の「Get Along Together」を含む1stアルバムのレコーディングエンジニア、アレンジや演奏もウインズが担当。2008年に和歌山県文化奨励賞を受賞など、ウインズの音楽は時代を超え、幅広い世代に親しまれている。
今回のアルバムは、関西人なら誰もが知っているJoshinのCMソングをはじめ、1986年のデビュー以来、手がけた多数のCM&テーマソング、ご当地ソングを中心に聴き覚えのある厳選の17曲を収録! 新曲の「仲間達へ」は、長年の音楽活動への熱い思いを込めた一曲となっている。

レビュー執筆者:GREEN FIELD JAPAN 上西 潤也 ウインズ・スタッフを15年以上担当。ステージサイドからライブ・プロモート活動等々を長年サポートし、見続けて来た一人。浪速のブルースロック・バンドマンでもある。

彼とお月様~Notte di Luna~

Artist : Mitz Mangrazie(ミッツ・マングラッチェ)

全米チャートを賑やかす“マイアミの猛犬”PITBULL「Bon Bon」でもお馴染み、世界22ヶ国でヒットチャート1位のYOLANDA BE COOL & DCUP「We No Speak Americano」を“昭和歌謡”דダンス・トラック”のクロス・オーバーでジパング仕様にリアレンジ。
激しくアッパーで、どこかセクシー。なんとなくチープなレトロさが、ノスタルジックな別世界へと誘います。そして、このトラックに、まるで子供に絵本を読み聞かせるような、儚くも強い、艶やかでエモーショナルなMitz Mangrazieのヴォーカルが華を添えます。
歌詞は、トラックからイメージを膨らませMitz Mangrazie自ら“お月様と男の子の恋”がテーマの歌詞世界を情緒豊かに表現。
Mitz Mangrazieが“パッパラ☆イタリア~ノ”にお届けする「彼とお月様~Notte di Luna~」。是非お聴き下さい。

レビュー執筆者:川中 康年 レコード会社勤務。通称YATTON。帰宅後の1缶のビールと2、3服のタバコが生き甲斐という、残念な企業戦士。丁寧すぎる口調故、周囲からは公務員だと思われている。最近マザー・テレサの格言に感銘を受ける。

NEXT GENERATION JUKE BOX「Garage Blast」

Artist : V.A.

渋谷、宇田川町発! これが最新の渋谷系ロックンロールだ!
初期衝動と共に時代を駆け抜ける若者達、そんな彼らの息遣いをコンパイルした必聴の1枚。いろんな気持ちが入ったアルバムなので、これを聴いていろんな気持ちになりましょう!
☆タワーレコード渋谷店での限定発売となっていますが、各バンドの手売りでも販売していますので、是非彼らのライブに足を運び、この『Garage Blast』をお買い求め頂けたらと思います。
まだまだ若く荒削りなバンド達ですが、この中からいずれシーンを牽引し世に影響を与えるバンドが生まれる事と確信しています。
彼らのこれからの活動にも要チェックです!!!

レビュー執筆者:田中貴生 1983年10月20日生まれのO型。Shibuya Milkyway ブッキングマネージャー。

Headlight

Artist : MONKEY MAJIK

東日本大震災が起こり、仙台在住のMONKEY MAJIKのメンバーが心配で、安否が確認できたときは本当に安堵した。その後、メンバーの姿を目にしたのはニュース番組で、彼らがボランティアをしている姿だった。彼らも被災して大変だったはずだが、その姿を目にして涙で言葉がつまり、何とも言えない思いだった。
あれから半年が過ぎた先月、被災地の復興ボランティアを続けてきた彼らが、地元そして被災地である仙台でこの出来事を風化させることなく、もう一度美しい東北を取り戻すため、全国に音楽を通じて支援の輪(愛)を広げようとチャリティ・ライヴ“SEND愛“を開催。細美武士、エリオット・ヤミン、LOVE PSYCHEDELICOなども出演し、ライブではテレビ朝日“東北笑顔プロジェクト”に起用された「Headlight」を披露。この曲は未曾有の震災を経験した彼らの想いが心にグッと伝わってくる、優しくも強い志を感じさせる珠玉な楽曲だと思います。ぜひ皆様に聴いて欲しいですm(_ _)m

レビュー執筆者:エイベックス 宣伝 木村恵美子 遂にスカパラの“Discover Japan Tour”がスタートしました!! 寒くなってきましたが、スカパラのライブで身も心もホットになりましょう♪ 詳しくはhttp://tokyoska.net/をチェックしてね♪

SWEET LITTLE FLAMES

Artist : SA

来年10周年目を迎えるSA、約3年4ヶ月ぶりとなる、通算6作目のフルアルバム。
アメリカやアジアなどの海外ツアー、数々の国内ビッグフェス、そしてジャンル不問の貪欲な活動展開などなど。その濃厚な活動実績に裏打ちされた堂々たる貫禄と、いまだ色褪せない初期衝動の瞬殺力が混在する、大傑作が完成した。
いろんな膿みが噴き出し始めたこのご時世、露となった怒りや失意、そして、だからこそ抱き続けるべき“明日への希望”は、彼らの表現力にこれまで以上の破壊力を与えたのかも。腹を括った中年パンクス達の意地とプライドは、そのまま血の通った歌詞とサウンドとなり、世代も性別も踏み越えて確実に届くはずだ。じっくり聴けるし、気付けば大声で歌ってしまう。あとはライブ会場で、理性をスッ飛ばし暴れ回るもよし、涙腺を緩めながらいろんなものを吐き出すもよし。手にした人にとって、間違いなく“宝物”となる全11曲。どうぞブチ込まれてください。

レビュー執筆者:根本豪 PINEAPPLE RECORDS代表、兼SAのマネージャー、兼雑用係。基本的にずっと寝ていたいタイプ。

EDGE OF CHAOS reCONSTRUCTION LIVE&REMIXXX

Artist : WRENCH

現在進行形の個性派集団WRENCHによる約3年ぶりとなる新作! “現場(ライブ)主義”にこだわり、進化/深化し続けるバンドWRENCHの“今”を切り取ったライブ盤に加え、ジャンルの壁を取り払い、さまざまなアーティストと共演してきたバンドだから可能な強力リミックス盤。
2010年12月、ボーカルのワダシゲフミがライブ中に骨折するというアクシデントを経て伝説となった“EDGE OF CHAOS”。ライブの熱気をそのまま詰め込んだライブアルバムと、そのライブ音源を2011年現在、オリジナル極まりないサウンドを響かせ異彩を放つクリエイターらが別次元へと導いたリミックスアルバムの豪華2枚組! テクノ、ヒップホップ、ダブステップ、ノイズ、チルアウトへと変貌を遂げた作品群は、ホント要注目ですよ!
12/1には東京・LIQUIDROOM ebisuにて主催ライブイベント“EDGE OF CHAOS”が開催!

レビュー執筆者:森 暁王 felicity宣伝担当。北海道上川郡士別市生まれ。ロックをこよなく愛する33歳、独身。

メロコア女子流

Artist : V.A.

誰しもが聴いたことのあるヒットチューンを女子ボーカルのメロコア/スカコア・バンドがパンクカバー! “これぞメロコア!”といった感じにアレンジされた「マル・マル・モリ・モリ!」や「桜の栞」「会いたかった」。スカパンクな「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」「LOVEマシーン」「トイレの神様」などなど、あんな曲やこんな曲が軽快なパンクロック・ナンバーとなっている。
演奏は天然ブッ飛びHAPPY BUNNYちゃん率いるパンクポップバンド・BUNNY THE PARTY、名古屋発・スカポップサウンドで人気の男女混合6人組バンドYum! Yum! ORANGE、関西発のスカバンド・SKULL CANDY他、多数の女子ボーカル・バンドが参加!! どれも誰しもが知っている曲だけに、友人・恋人などとのドライブ中のBGM、あるいは“女子流”だけに“女子会”のBGMとしても「何これ!?」と盛り上がること必至!

レビュー執筆者:avex entertainment A&R 山本里奈 早くも11/30には第2弾『メロコア女子流 EVERGREEN編』もリリースが決定しているので、そちらも要チェックです!!

After The Apples

Artist : 吉井和哉

吉井和哉、約7か月ぶりのニューミニアルバム『After The Apples』。その名の通り、前作『The Apples』の延長線上にある今作は、前作に収めきれなかった楽曲、そして4~7月にかけて行われた全国ツアー“Flower & Powerlight Tour 2011”後に制作された楽曲を収録しています。
ここ1~2年でさらに多くのファンに愛され、まさに“音は世につれ”を体現している吉井和哉の音楽性。そして、今年日本を襲った災難を通して考え抜いた音楽観…。またそんな状況下の全国ツアーで、各地のファンから感じ取ったソウル…。その全部がこのアルバムに詰まっていると断言できます! 間違いなく2011年名盤のひとつです! これを引っ提げて12月も全国ツアーと勢力的な吉井和哉さま! 男も惚れる男ですね。あー、要らんことばかり書いてたら曲の説明入らない(汗)。この先は皆様のお耳に委ねます。ドロン。

吉井和哉、約7か月ぶりのニューミニアルバム『After The Apples』。その名の通り、前作『The Apples』の延長線上にある今作は、前作に収めきれなかった楽曲、そして4~7月にかけて行われた全国ツアー“Flower & Powerlight Tour 2011”後に制作された楽曲を収録しています。
ここ1~2年でさらに多くのファンに愛され、まさに“音は世につれ”を体現している吉井和哉の音楽性。そして、今年日本を襲った災難を通して考え抜いた 音楽観…。またそんな状況下の全国ツアーで、各地のファンから感じ取ったソウル…。その全部がこのアルバムに詰まっていると断言できます! 間違いなく2011年名盤のひとつです! これを引っ提げて12月も全国ツアーと勢力的な吉井和哉さま! 男も惚れる男ですね。あー、要らんことばかり書いてたら曲の説明入らない(汗)。この先は皆様のお耳に委ねます。ドロン。

レビュー執筆者:EMIミュージック・ジャパン 奥原強 EMIにて邦楽プロモーターと代表取“乱”役を兼任。

いくつかの恋

Artist : 蜜

はじめまして。“蜜”と書いて、みつ、と読みます。喜怒哀楽豊かな木村ウニ♀(元ロックバンドのボーカリスト)、透明感とせつなさの橋詰遼♂(さすらいのシンガーソングライター)。唯一無二の声を持つ2人による奇跡&前代未聞の唄合戦ユニット、なのです。ロック、ポップ、カフェミュージック風、昭和アングラ歌謡…とあらゆるジャンルにアクセスしながら生み出される、超個性的な2人の歌唱と不思議に溶けるハーモニーは、新たなるジャンル“蜜”を織りなします。
初の全国流通盤となる『いくつかの恋』は、過ぎ去った甘くほろ苦い恋を、2人の歌、ギター、時々リズム、とシンプルな構成で、笑いあり涙ありでお届けする作品です。ときに激しく、ときに切なく、ジェットコースターの如く感情を揺さぶられること間違いなし! そしてこの盤をお楽しみいただいた方は是非とも、ライブハウスでの蜜をご堪能ください!! 隠し味たっぷり、実に奥深い2人組なのです。

レビュー執筆者:ハニーヒップ・まるこびっち “蜜”の素敵な音を伝えるべく、一緒に巣で練り練りしたり、ミツバチの如く飛び回ったりな日々を送る、アラサー♀です。
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