音楽メディア・フリーマガジン

今月のリリース Vol:193

今月のおすすめリリース

『We Ain’t Home』

Artist : Go Chic

クール! クレイジー! “Fuji Rock Festival '10”の“Rookie A Go Go!”や翌11年には“SUMMER SONIC '11”にも出演を果たし、話題沸騰中の台湾出身の女子3ピース・エレクトロ・ロックバンド、Go Chic(ゴー・シック)のアルバムが遂に初上陸!! 彼女達のライブをヨーロッパで競演したエレクトロ・パンクの女帝PEACHESが惚れ込み、自らプロデュースを依頼するという超期待の全12曲入り注目作品。リードトラック「City Slickers' Night Pressure」は、MVを観て頂ければお分かりの通り、台湾にもこんなバンドが存在していたのか! とつい思ってしまう、今までに体験した事のないような唯一無二エレクトロサウンド炸裂です! 幾多のライブで磨き上げた確かなスキルとステージングは、間違いなく日本のオーディエンスのみならず国内のバンドへ大きな影響を与える事間違いなし! メンバーそれぞれ個性の摩擦が引き起こした化学反応は観る者全てを虜にし、新人ながらも世界基準で勝負し、世界を巻き込む彼女達のサウンドは一度聴いたら病み付きに!

レビュー執筆者:ジャパンミュージックシステム 田村建史 宣伝担当。Go Chic 激列PUSHデス!!

『Xと○と罪と』

Artist : RADWIMPS

「RADWIMPS」でネット検索をするとよく第二検索ワードに「解散」の文字が出てきてびっくりするのですが(笑)、仙台の野外ワンマンライブ「青とメメメ」を観て、このアルバムを聴いて、そしてさらに収録しきれないほどの曲がたくさん出来ていると聞くと、そんな心配微塵もなかったなぁと拍子抜けします、きっと。
いくつかのインタビューに立ち会って感じるのは、RADWIMPSは今とてもいいモードなんだ、ということです。そんな中で生まれたこの作品、詞もメロディーもアレンジも歌も演奏も格段に進化して、すごく自由でいて、でもRADWIMPSの4人でないとできない“らしさ”を残した唯一無二の作品なんだと思います。
何回も何回も聴いちゃうんですよねぇ。2年9カ月ぶりのRADの新作ですよ。そりゃあ、そうなりますよねぇ。待望って、こういうことを言うんだなぁ。

レビュー執筆者:村井 悠 EMI Records Japanプロモーション部所属。いまだロックキッズ精神から抜け出せない20代女子。年末まで駆け抜ける!

『LUST FOR LIFE』

Artist : LIE-DOWN

まさに猪突猛進! 爆音グラムパンクロック“LIE-DOWN”の2ndフルアルバムが完成!
昨年10月に1stアルバム『ウルトララブレター』をリリースしてからというものの、全国ツアーを経て、圧倒的スケール感と破竹のテンションで構成されたライブに全国で中毒者が続出! 更に今年8月のTOWER RECORDS限定シングル『overture』では、予測をはるかに上回りレーベル在庫がわずか3日で完売!
今ライブハウス界隈でザワツキ感をビンビンに感じさせる存在である。
完売したシングル曲も含んだ、脂ののりきった彼等の“今”を真空パックした今作は、イギー・ポップ、デビッド・ボウイ、T-REX、ローリング・ストーンズ、はたまたRCサクセションなどからの影響も感じるグラムパンクサウンド!!
テンションフルMAXの今作、是非聴いて頂きたい。

レビュー執筆者:diskunion 大澤 I HATE SMOKE RECORDS、THE SENSATIONS、SEVENTEEN AGAiN。レーベルをはじめ、上記のようなバンドをやってます!

『LIFE AS MUSIC』

Artist : SOUR

SOURから「リード曲候補です!」と「Life is Music」のデモが届いてきたとき、「これだ!」とピンときた。
同じようなタイミングで今回のミュージックビデオをどんなものにしようかとのアイデアを川村さんから頂いた時、「すっごいプレス代がかかるな」ということと「すぐにレコーディングしなければ間に合わない」と焦った事を覚えている…。
12/11発売の、このアルバム『LIFE AS MUSIC』はミュージックビデオ「Life is Music」を制作する為に8月上旬にレコーディングしていた。熱かった……。今年の夏は熱かった。スタジオが駅から結構距離があり、歩いて汗だくだった。それが出るときには冬だ。今朝も寒かった。
ミュージックビデオで回しているCD盤面は実際にアルバム12曲の音が入っている。(CD-Rではなく、ちゃんとプレスをした)世界に1枚だけの限定盤として販売し、好評頂いたのもありがたい。

レビュー執筆者:スペースシャワーミュージック A&R 佐久間弘紀 よくこのコーナーで執筆している森暁王の横の横の横の前の席です。

『オトノベル』

Artist : オトループ

渋谷タワーインディーズチャートで6位を記録した、前作『ヒト・リ・バースイ』から1年。亡き母への想いを歌ったリード曲「交換日記」は未だに、Web上で話題になることしばしば。
はっぴいえんど等を輩出した名門ベルウッドレコードが、ロックに特化したレーベル“ロックベル”を立ち上げ、第1弾アーティストとしてのリリース。Vo./G.の纐纈を中心に都内を活動拠点とし、ギターロックというカテゴリーから逸脱する卓越した演奏力は評判を呼び、ミュージシャンやロックユーザーに広く名前が浸透。最後の大型新人とも言われていた。現在のメンバー、Dr.田中、Ba.吹原になってから、演奏力に頼っていた音楽から伝える歌を目指すと、観客動員は劇的に伸び、勢いは未だ止まらない。
7作の短編小説集とも言える今作は、恋愛や、生活の様々な状況で、様々な想いを心の言葉で吐露しながらも、もがき、前に進もうとする姿は、誰もが間違いなく当てはまる“あるあるソング”です。

レビュー執筆者:時乗浩一郎 ROCKBELL records A&Rプロデューサー。ROCKBELLのバンドはどのバンドも言葉を大切に、心に響く歌をロックなサウンドにのせて届けていきます。

『肆 -SHI-』

Artist : SHELLSHOCK

約20年振り(笑)にリリースされる関東スラッシュの雄シェルショック待望の復活後初の最新フルアルバム(通算4作目)。3rdアルバム『FIEL LARM』以降のサウンドを元に、スラッシュをベースにしながらもプログレ、アヴァンギャルド、グラインド等の要素が随所にミックスされていて、生々しいくらいアグレッシヴな全9曲を聴かせてくれる。
歌詞は初期以来の日本語詞を採用。ベースのDieと現ガスタンクのドラマーであるPAZZの組み立てる、前衛的で複雑なリズムがメタリックなギターの裏で常に蠢いてるので、ストレートな曲であっても一筋縄ではいかないのが、今のシェルショック・サウンド最大の特長かなと。なかなか若いバンドには真似出来ないサウンドを構築しているので、複雑でハードなサウンドが好きな方はとりあえず聴いてみて欲しい!

レビュー執筆者:レヴォントゥリ・レコーズ代表 上原英人 基本アル中ですが、電車での寝過ごし遠征は最近してないのが自慢(最大は東京から小田原攻め2回、成田空港1回)。趣味は軍事とホラーと猫。

『野郎共と女たち ELECTRIC MUD Live at CLUB251』

Artist : ELECTRIC MUD

日本のロックを語る時には外せない存在。柴山俊之(サンハウス)率いるELECTRIC MUDのライブアルバム。
今年20周年を迎える下北沢CLUB251にて毎月ワンマンライブを決行して来たELECTRIC MUD。メンバーも強者ぞろい。柴山俊之(Vo.)、鬼平(Dr.)、奈良敏博(Ba.)、藤沼伸一(G.)、山下竜也(G.)とくれば勘の良いリスナーであれば涙が出て来るでしょう。
音を聴けば一目瞭然、日本のロックを牽引してきたメンバー達から溢れ出すロックサウンドは美しくソリッドで強くやさしい。本来バンドが持つべき姿の全てがここに詰まっている。
あーだ、こーだと日本の音楽産業の現状を語る暇があったらこのアルバムを聴いて欲しい。答えがそこにあるはずです。
このライブ盤、本当にカッコいいので是非聴いてみて欲しいです! 宜しくお願い致します。

レビュー執筆者:CLUB251 河崎雅光 音楽とラーメンが大好きなパーマが似合う店長。柴山さんを見続けて、早15年ほど経ちました。年々、柴山さんの音楽の魅力にハマっています。

『Real Intention of Life and Boisterous Gramophone』

Artist : O'VALENCIA!

1年半ぶりのリリースとなる渾身の2ndミニアルバム。
前作の流れは汲みながらも、彼らの陽の部分が際立った美しい楽曲で構成された全6曲。
90年代のオルタナ、エモの匂いを感じつつも決して何かの模倣ではない彼らにしか成し得ない力強い言葉とメロディが詰まっています。
レコ発は12/11に、盟友であるindigo la Endとの2マンライブを開催。
彼らの持ち味はライブにあると言えるほどの爆発力を秘めているので、必見です!!

O'VALENCIA! レコ発イベント“Gramophone Late Show”
12/11(水) 新宿MARZ
共演:indigo la End

レビュー執筆者:伊藤啓太 ギリギリです。

『羊毛とおはなのライブ 10th Anniversary Live「うたの手紙〜ありがとう〜」』

Artist : 羊毛とおはな

結成10周年を記念し、10/20に銀河劇場にて行われた“羊毛とおはなのライブ 10th Anniversary Live「うたの手紙〜ありがとう〜」”の模様をたっぷりと収録。一夜限りのスペシャルライブとなった感動の場面をご体験いただけます。
また、羊毛とおはなとして初のライブDVDとなる本作はブックレットも豪華に50ページ以上に編集、まさしく10年間を詰め込んだ記念すべき作品になります。特典映像や羊毛とおはな2人による副音声トークも収録。フォトグラファー平間至氏による撮り下ろし写真掲載の豪華ブックレット付。
ここだけの情報としては、本編最後で700人のお客さんが一斉に花を振るというサプライズ演出で使用した配布用の花が開場1時間前になっても届かず、ある裏技を使ってゲットしたのですがここでは書けません…。

レビュー執筆者:畠山謙悟 羊毛とおはな、打首獄門同好会、日食なつこのマネージャー。週末は後ろに女の子を乗せてバイクで湘南をとばしてません。だいたい働いてます。

『踊れないなら、ゲスになってしまえよ』

Artist : ゲスの極み乙女。

今年の3月に発売された1stミニアルバム『ドレスの脱ぎ方』がロングセールスを続けハイクオリティーなライブパフォーマンスで中毒者量産中のゲスの極み乙女。が12/4に待望の2ndミニアルバム『踊れないなら、ゲスになってしまえよ』をリリースします!
本作には既にライブでは披露され、オーディエンスを熱狂させている「キラーボール」、「餅ガール」や流麗なピアノと骨太なリズム隊が絡み合う「スレッドダンス」をはじめ、ゲスの極み乙女。の多岐にわたる魅力が凝縮された作品に仕上がっています。
また初のワンマンツアー「ゲスでいこか vol.1」の開催も発表、東京、名古屋、大阪の3カ所で行います。
破竹の勢いで快進撃を続ける彼等の動向から目が離せません!!!

レビュー執筆者:スペースシャワーミュージック/eninal 森 暁王 ロックをこよなく愛する35歳。ゲスの極み乙女。2ndミニアルバム『踊れないなら、ゲスになってしまえよ』、皆さんよろしくです。ライブにも遊びに来てくださいー。
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