音楽メディア・フリーマガジン

今月のリリース Vol:194

今月のおすすめリリース

『YOU』

Artist : セイルズ

イラストレーターの中村佑介の歌うバンド。PVには女優の平田薫ちゃんが出演してくれたり、全国の書店でのサイン会や講演会では軒並み参加券が無くなるほどだったり、話題の尽きないバンドなのですが、音楽の中身ってまだまだいまいち伝わっていない気がします。
アイドルさんや、女優さんとかがたまに出すCDとかで、プロデュースがだれだれで、とかありますけど結局まわりの大人達次第で音楽が変わっていて…それでも、お目当ての人が歌っていれば関係ない、なんて哀しい事もありますが、このセイルズは違います。
100%セイルズプロデュース、そして中村佑介の音楽が真ん中にある作品なのです。まあ、当たり前なんだけどね(笑)。なので、聴いて好きになったら、きちんとセイルズが責任を取ってくれます。なので安心して聴いて〜。

レビュー執筆者:サカモトヨウイチ ワイキキレコード、レーベルオーナー、そしてELEKIBASSのボーカル、中村佑介と同世代、同い年。

『MY PROLOGUE』

Artist : knotlamp

2007年に彗星のごとく現れ、デビュー翌年には全国の夏フェスに出演するなどロックシーンに大きな衝撃を与えたknotlamp。
2013年、衝撃の活動休止を発表し、12/8の代官山UNITでのライブをもってその歩みを止めることとなったが、今作はこれまでリリースした6枚のミニアルバムとフルアルバムの集大成となるベストアルバムとなっている。
ライブでダイブ&モッシュの嵐となるキラーチューン「A Star Tribe」「Last Train」などを含め、新旧余すところなく選曲されている。更に未発表音源としてファンへの最後の贈り物として「Last Train -Classic demo-」も収録。
また初回限定盤は、これまでの全てのミュージックビデオが収録されたDVD付きとなっている。
knotlampの全てが凝縮され、デビュー以降の軌跡がここに形となった究極的な1枚。

レビュー執筆者:LD&K KOUYAMA LD&KのA&Rディレクター。knotlampをデビューから担当。

『ウィーアーザワールド』

Artist : 快速東京

Google「Chrome World Wide Maze」のキャンペーンに起用される等、世界規模で注目を集めている“快速東京”、1年半ぶり待望の3rdアルバム!
エッジーなギターリフにタイトなリズム。ストップ&ゴーが爽快なキャッチーな展開。
期待値満点、昂ぶるロックキッズの欲求に応えるソリッドなロックンロールが満載のアツアツな決定盤が完成!
キメもタメもグッと効いたアンサンブルから繰り出される閃光のようなハイエナジーのファストチューンが魅力です。
世界に向けて本格的なブレイクを狙う2014年最重要作品! 間違いないです!
また発売日の1週間前となる1/8には、3rdアルバムリリース記念ワンマン新年ギグ“ごあいさつ”を渋谷CLUB QUATTROで開催!

レビュー執筆者:スペースシャワーミュージック / eninal 森 暁王 ロックをこよなく愛する35歳。ゲスの極み乙女。2ndミニアルバム『踊れないなら、ゲスになってしまえよ』よろしくです。

『ザ・ベリーベスト・オブ・モリクン』

Artist : モリクン

「モリクンはみんなの心に住んでいる。いつも心にモリクンを‼」甲本ヒロト(ザ・クロマニヨンズ)
80年代からグレイトリッチーズ、ザ・ポテトチップスなどで活躍してきた稀代のロックンローラー「モリクン」が、生誕50歳を記念して新録ベスト盤をリリース。ポテトチップス時代のヒット曲「家を出た」をはじめ、甘酸っぱいパワーポップ〜60年代ブリティッシュ・ビートを昇華したキャッチ―でメロディアスな日本語のロックンロール、名曲が全10曲。初回限定特典として、ポテトチップスの91年のライブCD12曲入『Live The Chips!』が付いた大変お得な2枚組仕様です。
只今、モリクンHPでは、怒髪天、ザ・ピーズ、ニューロティカ、ジュン・スカイ・ウォーカーズ、ホフディラン、ワタナベマモル、トモフスキーほか、多くの友人からのメッセージが掲載されています。
http://rock-morikun.com/

レビュー執筆者:ボルテイジ・レコードC.E.O サミー前田 キノコホテル、シャロウズに続く弊社の新作、ベテランという言葉が最も似合わない同級生「モリクン」をどうぞよろしく。

『Soundtrack For Your Lonely View』

Artist : ALL OFF

ALL OFFというバンドが急激に成長しました。
担当アーティストを褒めるのはちょっと恥ずかしいのですが…。ラウドロックという枠の中で試行錯誤を続けて、もがき苦しんでいたのが嘘のようです。
自分がディレクターで関わっているアーティストの中では一番歩みが遅く、不器用なバンドでしたが、今作品を通して多くのリスナーの支持を獲得することでしょう。
と同時にデビュー当時からのファンの中にはメジャー感のある楽曲に首をひねる人達もいると思いますが、CDのアートワークも含めてメンバー、スタッフ一同会心の出来栄えの作品になりました。
ALL OFFの第一幕が終わり、第二幕がスタートした感じです。
2014年がALL OFFにとっての特別な年になる気がしますね。

レビュー執筆者:田村タツジ フリーの音楽プロデューサー、ディレクター、ミュージシャン。ALL OFFの他、THE PINBALLS、Goodbye holidayの音源制作。小田純平、IKU、でんぱ組.incなどのギターサポートとしても活動中。
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