音楽メディア・フリーマガジン

残響レコード社長兼te’ギター河野のコラム「イメージを形に」vol.9

PH_kono 最近、なんだかいろんな仕事がありすぎて、バタバタな毎日を送っております。

たくさんの仕事をいただくのは嬉しいことなのですが、なんせ会社の人数が少ないもので、猫の肉球も借りたい感じです。

縁あってか、ギターを弾く仕事をいただくことになりまして、しかもアコースティックギターでの演奏で、仕方なく眠っていた倉庫からアコギを持ち出し、錆ついた弦を張り替えたところです。

 

 

 

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このギターは、非常に思い出深いギターで、2年前にロサンゼルスに行ったときに、ナビの道が明らかに遠回りなので、裏道に入ったら間違えてしまって、地図を確認しようといったん止まり、建物を見たらなんと楽器屋さんがあるではありませんか! ミュージシャンが楽器屋を見つけた時の興奮と言えば、それは高まるものがあります! しかも、お宝の宝庫! 絶対に場所を教えてたくない! というか2度と行けない!(笑)。まるでガレージのような中古楽器屋に日本では絶対に手に入らないという楽器やアンプがたくさん! どうやら、店長に話を聞くと、オーナーがマニアックで、ロサンゼルスで一番の中古楽器屋にすると言っているそうだ。そこで、吟味して買ったアコギがこの1本です。音も良く、デザインも好きなのですが、なんとギターのネック側に穴が空いているのです(写真)。こんなギター見たことない! ブランドもよくわからないけど、オーダーでしか作っていないブランドらしく、ブランド名も聞いたのですが、忘れてしまいました。しかし、これどうやってライブやレコーディングで使うんだと思って、全然使っていなかったけど、せっかくの仕事なので今回は使おうと思っております。もし、このアコギでギターを弾いている人がいたら、僕だと思ってください! でも、いま一番欲しいアコギはMATONというメーカーのTOMMY EMMANUELさんとERIC JOHNSONさんの使っているモデルです。両方日本で買うと、合わせて120万円! 買えるか! ということで、誰か僕にアコギをプレゼントしてください。素敵な音楽と交換に!(笑)。

 

残響レコード社長兼te’ギター河野のコラム「イメージを形に」vol.8

PH_kono今回のmini ALは、我々にとって挑戦となる作品である。前回はメジャーからのリリースであったが敢えてインディーズ、正確にはインディペンデントリリースという形でのリリースをとりました。初のmini AL、初の1文字タイトル、tachibana以外の初の別ドラマー、初のライブスタッフの採用、初のハイレゾ配信、これは12年の活動を続けてきたte’が初心に戻り、改めて自分達のあるべき姿や、立ち位置を認識するための作品となりました。すべてが新鮮な気持ちと言えば嘘になるのですが、新鮮な要素を盛り込み、惰性でなんとなく音楽活動をすることを断ち切る心づもりで作った作品です。この作品作りをきっかけに、なんとなくぼんやりしながら活動を続けていた部分がこの作品を作ることでte’の目指すところや将来像が見えてきました。それは自己満足のインストバンドではなく、大きな舞台で活躍する事のできるロックバンドへと成長することだ。目標を定めたり、目的を明確にすることがバンドには足りなかったが、環境を変化させることにより、te’はなぜ存在するべきなのか? 何を目的として活動するべきなのか? 音楽を作っているだけで幸せな気持ちでいられるのか? 活動が誰かの助けになったり、社会貢献することができているのか? という疑問を自分に問いただし、それに対する答えが音に込められた作品となっています。どんなメッセージになっているかは、聴いていただいた皆さんに想像していただきたい。そこに正解、不正解は無い。皆さんに喜んでいただける音が詰っていると感じていただければ嬉しく思います。また、今回のツアーから全公演、高橋宏貴(ELLEGARDEN、Scars Borough、THE PREDATORS)にサポートドラマーとして参加していただくことになりました。高橋さんとは実は初めましてから一緒にツアーを行く事になるのですが、会うまではELLEGARDENのイメージも含めてお互いに怖いイメージがありましたが、スタジオでは本当に明るく、楽しくリハーサルをやれてます。実は高橋さんと僕は同じ年齢で最初から親近感がありました。高橋さんもte’をやればやるほど面白い音楽だと言ってくださるので、メンバーとしてもテンション高く演奏する事ができています。3/19に新木場のイベントに出演させていただいた時はテンションで乗り切った感じではありましたが、ワンマンツアーではしっかりte’の良さを見せて行こうと思います。

te'_AL_JKぜひ、皆さん4/6のmini ALを予習して高橋さんとのツアーを目撃しに来てください!

 

残響レコード社長兼te’ギター河野のコラム「イメージを形に」vol.7

IMG_4537毎年、年末はフェスなどの出演で忙しい日々を過ごすのですが、今回は少し違いました。10年近くあったフェスが1本も無く、年末に関西で所属バンドのレコーディング、そのまま実家の岡山県倉敷市に帰り、正月まで久しぶりに家族で過ごしました。ほとんど1年の疲れを溜めたので寝てましたが…。あまりに疲れたのでペットショップに動物でも見に行こうと思い、小さな柴犬に出会いました。しかし値段は60万円! そんな金額出せないし、そんな金額で動物を買うことに少し引いてしまいました…。そして1/1には岡山から車で東京に戻り、1日だけ東京で過ごし、船で大洗から苫小牧まで移動して、出張残響shopを札幌で10日間ほど行いました。毎年、音楽関係の仕事は1月頭は非常に仕事が少なく、この少ない間に何かできることは無いかと思ったところ、札幌でぜひ残響shopをというお声をいただいたので、行うことにしました。そこで初めて知ることが多かったのですが、北海道の冬休みは本州より長かったり、最高気温がマイナスなのに割と皆さん普通に外を歩いて買い物などをしていらっしゃる。僕のイメージだと、雪の多い地方ではあまり外に出歩かずに、家の中で長時間過ごすのが普通なのかなと思いきや、全然そんなことありませんでした。本州で今日は雪が降るくらい少し寒い! とか聞くと、いやいや雪の方のエリアはそんなレベルじゃないと痛感しました。なんだか、気温に対する価値観すら変わった気がしました。その後、名古屋でも残響shopを行いましたが、また希望があればどこかのエリアで行いたいと思います。ぜひこのコラムを見られた方は、ここでお願いします! という地域があれば、残響まで問い合わせください! こんな場所というギャラリー情報などもあるとありがたいです。このコラムが出る頃は2月で正月感は無いかもしれませんが、今年は残響内のことが大きく変わりそうです。長期間勤務していたスタッフが辞め、新しい社員が入り、雨のパレードがメジャーデビューしたり、今から楽しみなプロジェクトもたくさんあります。11年なんとか経過して、これから新しい残響がスタートしていくような気がします。もちろん僕自身の価値観も考え方も変わり、大きく変化していく年になりそうな気がします。もしかしたら、えー! というようなことが起きるかもしれませんが、そこはすべてあの破天荒な残響の河野がまたやらかしているなと、思っていただくとありがたく思います。古いものが新しいものに変わることを昔はあまり良く思っていなかったような気がするのですが、今ではわくわくするような日々です。今年もよろしくお願いします!

残響レコード社長兼te’ギター河野のコラム「イメージを形に」vol.6

PH_kono現在、te’のツアー中でございます。この原稿を書いているのは、te’の岡山公演が終了したあたりで、実家の倉敷にて書いております。ツアーとは、楽しくもあり、辛くもあります。いろんな場所で皆さんにお会いできるのは本当に楽しいことです。たくさんの方々に来ていただいて、嬉しく思っております。だからこそ、万全な体制でツアーに望み、1本1本のライブに愛情を込めてお届けしたいと思っております。しかし、ツアーは移動などでかなり体力を消耗します。ステージだけでもかなり体力を消耗するのに、移動でも同じくらい体力を消耗します。まだまだ体力的に負けていられないので、しっかり体調管理が大切ですね。te’のライブでは、今回はワンマンと対バン形式があるのですが、ワンマンは本当にたくさんの曲をやることができて、もっと本当はやりたいけど、いろんな事情を考えて、最大限の曲数をやっています。特に、事前の準備からコンセプト作り、ライブの練習なども含めると、ワンマンライブというのはかなりの時間と労力をかけて行っております。だからこそ、終わった時の達成感、充実感があり、みんなに満足いただけるライブができたかな? なんて気にしながらライブをやっています。今回のte’のワンマンは新しい試みを行っている(こられた方はわかると思いますが)のですが、これも本当に準備が大変でした。でも、現在のところ、順調に進行しております。また、ライブをやるごとに成長していかなければならないので、もっと良くするにはどうすれば良いかを毎回メンバーと話しあったりしています。対バンライブは対バンの良さがあります。対バンライブでは、一緒に出演するバンドのタイプ、順番、イベントの主旨などを考慮して、どうすれば自分たちのライブを1日を通して良いものにできるか、さらに自分たちのライブを短い時間で良いライブにすることができるか、など別のことを準備することがたくさんあります。ただ、曲をやっていれば良いというのは、アマチュアの考えること。お金をいただく以上は、どうすれば皆にとって最高の1日になるのだろうかということを考えます。te’のメンバーだけでも、価値観がみんな違うので、意見の衝突はあります。その中で、議論をしながら今回のツアーコンセプトにずれないようにして、一番良い方向に持って行きます。何が言いたいかというと、ライブ1本に対して、本当に準備が大切だということです。どれだけ練習したかより、どれだけ考えたか、準備したか、イメージしたか、が当日のライブを左右します。たかが、1時間くらいのことかもしれませんが、30分でも1時間でも2時間でも準備にかける時間はかわりません。te’の12/18の渋谷WWWのファイナルでお待ちしております!

残響レコード社長兼te’ギター河野のコラム「イメージを形に」vol.5

PH_kono僕は数々のアルバイトをしてきましたが、その中でも音楽の勉強に一番なったのはライブハウスのPAの仕事でした。東京の端にある町田市という場所で生活していた僕は、縁あってライブハウスで働くことができました。そのライブハウスでは、一線で仕事をしているプロミュージシャンの皆さんに音楽の考え方を教わりました。おそらく、どんな専門学校より、素晴らしい環境であることはまちがいありませんでした。コンセプトは60’s・70’s Rock好きの集まるお店で、僕の触れることの無い音楽が溢れている場所でした。オーナーと店長は現役のスタジオミュージシャン。毎日演奏をするのですが、それがまたバカテク。また、ライブハウスの空き時間は好きに練習して良いということで、営業終了後からバンド練習を朝までやっていたこともあります。また、そこの常連客はほとんど現役のプロミュージシャンと音楽通ばかりで、話を聞くだけでも毎日刺激がありすぎて、驚きの日々でした。そこで2年ほど勤めて、残念ながら惜しくも閉店してしまうのですが、大好きな場所でした。最初はドリンクカウンターから始まり、やっとPAをやらせてもらえたときは、本当にドキドキで詳しいことは誰にも教わらずに、少しずつ先輩や常連のお客さんに教えてもらう日々でした。何度もスピーカーを飛ばしたりしましたが、誰も怒ったりしませんでした。そこで出会った師匠と呼べる天才ギタリスト(日向新さん:見てたら連絡ください! 笑)にたくさんのギターの本質を教えてもらいました。ある日、僕はVo./G.だったので僕のバンドに参加してくれることになり、ライブになると必ず日向さんばかりが目立ってしまうのですが、非常に嬉しかった日々が続きました。ある日、日向さんの足下を見ると、なんと、ほとんどエフェクターが無いのに、良い音がしているのを発見しました。なぜ、そんなにエフェクターが無いのにいろんな音色が出るのかを聞いたところ、ギターの本来のクリーンの音作りがきちんとできていれば、タッチのフィーリングでいろんな音が出せるのだということを教えてくれました。僕は彼のサウンドが本当に大好きで、いまだに忘れることができません。連絡も途絶えてしまいましたが、おそらくどこかで活躍しているでしょう。いつの日か、彼と同じくらいのプレイができるようになる日が来ると良いなといつも思っています。今、自分が出している音は、彼の音に近いサウンドだと思います。だからこそ、師匠だと勝手に思っています(笑)。ライブハウスの店長にも教わった台詞が今でも忘れられません。「ギタリストは、いろんなギターを使用しても、最後はストラトに帰るのだ」と。当時、JAZZMASTERが大好きだった僕は、えー!! なんて思ってましたが、今となっては、ストラトに回帰しております。皆さん、日向新さんを探して下さい!(笑)。

残響レコード社長兼te’ギター河野のコラム「イメージを形に」vol.4

PH_konote’の新しいALがリリースされました。リリースの際に、必ず取材を受けるのですが、どのメディアさんもたくさんの特長があり、楽しく話させていただいております。特に、印象的だったのが「19歳の時にどういう音楽を聴いて、何をやってましたか?」という質問で、僕の19歳を思い出す良いきっかけになりました。その時は大学のサークルに入ったけど、先輩が下手すぎて辞めた記憶があります。大学外でバンドを組み始めて、Mr.Childrenのようなバンドをやって売れよう! と思ってVo.で歌ものの活動をしました(僕はもちろん、そんなに歌はうまくありませんよ)。バンドがうまく行くようになって、その頃に人気も出てきたのですが、何を思ったのか、いきなりその音楽性を捨ててマニアックな音楽に走ってしまいました。なんてあまのじゃくなやつなんでしょう。そして、その後バンドを少しお休みして、アメリカへ留学に行きました。大学は1年さぼって、休学もせずに行きましたが、テストまでに帰ってきてなんとか留年は逃れました。教授には、留学がバレてましたが、悪いようにはされませんでした。アメリカに行った時の経験が、あまりに衝撃的で僕はいまだに忘れられないのですが、日本の英語教育は本当に間違っている! と痛感しました。僕が英語を話しても、何を言っているかわからないと、さんざん言われました! 僕の学んできた英語は何だったのか? 本当に愕然としました。日本人が全然居ないテキサス州だったのですが、その時の日本はまだ着物を来ている人がいると信じている人がたくさんいました。それくらい情報がなかったのです。そのおかげか、小さなことにくよくよしなくなりました。世界から見たら、自分の悩んでいることなんて本当に小さなことなんだなって思いました。その経験があるからこそ、いまの自分があると思っています。人は経験から、歴史からしか学ぶことができないと思います。日本だけの価値観で過ごしているなんて、本当にもったいない。特に若い方は時間がたくさんあると思うので、観光ではなくて、日本人が不在の環境で1人で暮らしてみると良いと思います。厳しい環境であればあるほど、成長できると思うし、視野が広がると思います。自分の仕事を選ぶ上で選択肢が海外になるだけで、選択肢は大きく増えます。英語なんて少しできれば良いんです。大切なのは自分がどういう考えを持っていて、どういうことを主張したいかで、それがあれば英語は手段でしかありません。こんな僕でもイギリスに支社を作ることができました。取材は、自分のことを思い出す良い機会になりました。『音楽と人』では、かなりぶっちゃけてますので、ぜひ!

残響レコード社長兼te’ギター河野のコラム「イメージを形に」vol.3

PH_konote’が8/5にALをリリースします! te’というバンドで、活動を始めて10年が経過しました。1st ALをリリースしたときには、まさかこんなにバンドが続くとは思っていなかったので、冗談半分でつけたタイトルが6th ALにまで及ぶとは想像もつかなかったことです。タイトルは、すべて30文字で統一されています。te’はメンバーチェンジをしているのですが、元々はBa.のmasa氏がタイトルを考えていたので、masa氏が辞めることになって、タイトル次からどうするんだ! となった時に、なんと新しく加入したBa.のmatsuda氏が同様のタイトルを書けるという奇跡的なことが起きました。また、Dr.のtachibanaが今回一時脱退ということで、代わりのDr.をyokoがやってくれることになり、初期のte’のメンバーに戻りました。非常に不思議な縁です。バンドを長く続けて行くことは本当に難しいことですが、運良く続いているし、楽しく活動できています。活動するたびに、どんどん新しい課題も出てきたり、新しい出会いもあったり、再度メジャーでリリースさせていただくことにもなりました。これも、聴いてくれる皆さんや支えてくれているスタッフのおかげでもあります。29歳の売れないバンドマンがゼロからスタートしたバンドと会社を今でも続けられるということは、本当に感謝しています。最近では、te’はどうやったらJ-POPに近づけていけるのか? ということを考えたりしています。僕は、チャゲアスやTM NETWORK、徳永英明さん、浜田省吾さん、安全地帯、LOOK、筋肉少女帯、オフコース、大江千里さん、岡村靖幸さん、松任谷由実さん、KATZE、Spiral Life、L⇔R、RAZZ MA TAZZ、ユニコーン、ブルーハーツ、ジュンスカ、COMPLEXなどなどメタルと同じくらいJ-POP、J-ROCKが大好きで、今でもよく聴いています。バンドのスタンスより、歌やメロディが好きなので、そこは残響に所属しているバンドにも共通していると思います。音楽に歌心が込められているものでないと、ぐっと来ないのです。近年では、実力派の歌手が減ってきたような気がします。それは非常に僕としては寂しい感じであります。以前、テレビで音楽特番をなんとなく見ていて、玉置浩二さんが出てきた時に歌は圧倒的に素晴らしくて驚いた記憶があります。やはり、80年代に活躍していた歌手のレベルは今のミュージシャンより遥かに高い気がします。つまり、何が言いたいかというと、te’がその説得力を付けられると良いなと思っているということです! 今回のALはPOPを意識したので、ぜひ聴いてみてください!

残響レコード社長兼te’ギター河野のコラム「イメージを形に」vol.2

PH_kono残響レコードの河野です。前回はマニアックな自己紹介をさせていただきましたが、今回は少し音楽のお話をしたいと思います。僕の音楽ルーツなのですが、ギターを始めたきっかけは、J-POPとメタル(正確にはハードロック)がルーツです。残響なので、インテリジェンスな音楽や、オシャレな音楽、ギターロックが大好きだと思われるのですが、実はまったく違います。単なる洋楽バカで、特にハードロックが大好きなのです。先日、ジェイムス・ブレイクが来日した同日に、ハロウィンとガンマ・レイが来日していまして、もちろんハロウィンとガンマ・レイの方に行かせていただきました。Twitterにそのことを書き込んだところ、残響の社長はジェイムス・ブレイクに当然行っていると思っていたというお客さんの意見があり、僕からすると驚くべき事実! まさか僕がそんなイメージで思われていたなんて、非常に驚きでした。僕が特に好きなジャンルは美メロハードロック、特にデフ・レパード、イングヴェイ・マルムスティーン、クイーンズライク、フェア・ウォーニングなんかはいまだによく聴いています。残響には毎日デモが届くのですが、いま一番リリースしたいバンドは、デフ・レパード的な美メロハードロックを若者が送ってこないのか? といつももやもやしながら待っています。ミクスチャーやハードコア、メロコアも嫌いではないですが、もっと美メロのちょっと古い80’sロック(というと語弊がありますが)ものが好きなのです。ジャンル的には、シューゲーザー、UKロック、エモ、USインディ、ポストロックは大好きなのですが、ルーツはハードロックです。日本では、LOUDNESS高崎さんのギタープレイやB’zの松本さんのプレイも大好きでかなりコピーしておりました。先日、ついにデフ・レパードのギターのフィル・コリンさんのモデル(→写真参照)を購入しました!
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一度だけte’のライブで使用してみたのですが、バンドでは全然あわなかった…(笑)。本当は、将来的には美メロのハードロックバンドのオリジナル曲を作って活動したいと思っているのですが、現実的に難しそうです(笑)。本当の僕のルーツを理解してもらえたら嬉しいです! というか、こんなこと自由に話せる場所があるなんて嬉しいです! では、また!

■プロフィール
河野 章宏 (こうの あきひろ)

残響レコード社長兼、te’のギタリスト。1974年生まれ。岡山県倉敷市出身。2004年にte’を結成。同年に自主レーベル・残響レコードを立ち上げる。
残響レコード公式サイト→http://zankyo.jp/

残響レコード社長兼te’ギター河野のコラム「イメージを形に」vol.1

PH_kono皆さん初めまして。残響レコードの代表の河野です。このたび、JUNGLE LIFEさんでコラムをやらせていただくことになりました! 軽く自己紹介しますと、日経オンラインビジネスでもコラムやっていたり、『音楽ビジネス革命』という本を出したり、te’というバンドのギタリストもやってたり、残響レコードの社長もやっております。僕は実は大の飛行機オタクで、自分でもセスナ機の免許を持って、時々飛んでおります。やはり一番好きなのは旅客機で、いつか運転してやろうと、ひそかに企んでいるような男です。あまりにも飛行機が好きすぎて、アメリカのボーイング社やフランスのエアバス社にまで行ってしまうくらい、飛行機狂です。多分、音楽業界で僕を上回る飛行機好きはいないと思います。そんなことを公言していたら、ある日TOLIPという某大手航空会社の機長達が組んだバンドと知り合うことになりました。まったくもってCDをリリースするつもりは無かったのですが、いつのまにか仲良くなり、毎月彼らの飲み会に誘われるようになり、すっかり取り込まれてしまっています。なので、いつかCDが出る事でしょう。そのときのレーベル名はすでに決めてあります! 「残響airlines」です。冒頭にもある「イメージを形に」という言葉は僕が大好きな言葉です。実は、これ僕が行っていた飛行機学校のキャッチコピーなんです。イメージできないものは、形にならない。これは音楽にも何事にも言えることです。あまりにも飛行機ばかりの話になってしまったので、残響レコードの話をすると、te’からスタートした会社で、僕が好き勝手にやっている会社です。所属するバンドは僕が勝手に決めて、決めた後は自由にしてもらうという非常に無責任な会社です。イメージしている会社は海外のインディーズレーベルから始まり、日本ではあまり例をみないレーベル買いできる会社を目指してやっております。いまのところ、こういった形で10年やってきましたが、これからはもっと路線変更していこうと思います! もちろん、最終的には航空会社を運営してやる! A380を日本で飛ばしてやる! と思っている会社です。では、残響がどのように変化していくつもりなのかは、また次回!

■プロフィール
河野 章宏 (こうの あきひろ)

残響レコード社長兼、te’のギタリスト。1974年生まれ。岡山県倉敷市出身。2004年にte’を結成。同年に自主レーベル・残響レコードを立ち上げる。
残響レコード公式サイト→http://zankyo.jp/