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HOWL BE QUIET

夢を追い続ける4人のネクストフェーズ。その進化の行方は誰にも予測できない

PH_howlHOWL BE QUIETが、メジャー2ndシングル『Wake We Up』をリリースした。メジャーデビューを果たした前作のシングル『MONSTER WORLD』では、過去のイメージを打ち破るような衝撃的な進化を見せた彼ら。その次に放つ今回の表題曲は、TVアニメ『DAYS』のオープニング主題歌として書き下ろされたものだ。原作との共通点として“夢”をテーマに描き出された楽曲は、HOWL BE QUIETのネクストフェーズを表している。カテゴライズされることを拒み、常に変化を続ける4人の行く先は誰にも予測できない。

 

「“これが次のHOWL BE QUIETの音楽なんだな”って、僕ら自身も気付かされた部分があったんです。初めからこうすると決めていたというよりも、どんどん昇華されていく中でこうなったというほうが正しいかなと思います」

●今回の表題曲M-1「Wake We Up」はTVアニメ『DAYS』のオープニング主題歌として書き下ろしたそうですが、原作は読んだことがあったんでしょうか?

竹縄:僕は読んだことがなかったんですけど、今回のお話を頂いてから全部読ませてもらって。“高校サッカー選手権”という実際にある大会を舞台にしているお話なので、その決勝をみんなで観に行ったりもしたんですよ。高校生にしかない熱量やドラマというものを肌で体感しないとわからない部分もあるなと思ったから。そこから本格的に曲作りが進んでいきました。

●まずは“高校サッカー選手権”の決勝を観戦することから始めたと。

竹縄:存在は何となく知っていたんですけど、ここまで真剣に観たのは初めてで。試合に出ている選手やベンチの選手から監督まで、葛藤や悩みも全部含めて色んなドラマがあるんだなということをそこで知ったんです。

岩野:決勝戦って、高校サッカーの漫画だったら最終回にあたるような話じゃないですか。それを観た時に、全ての選手を本当に尊敬したんですよ。死にもの狂いで戦っているし、試合に負けている側もすごく誇らしげに戦っていて。今回放送される『DAYS』は第1期なので、まだ物語の始まりの部分で。その時点では(登場人物にとって)まだ夢の舞台なわけですけど、実際に決勝戦に出ていた人たちはその“夢”をすごく現実的に捉えていたんだろうなと。だからこそ“絶対に勝つんだ”という想いも特に強かっただろうし、そういうところに自分たちなりに気持ちを寄り添わせて音も作っていきましたね。

●登場人物に自分の気持を重ねたりもした?

竹縄:初めての書き下ろしというところで、最初はどういうふうに書こうか悩んでいて。主人公の目線で歌うのが良いのか、それとも周りの人たちから見た主人公に対する歌にしたほうが良いのか…色々考えたんですけど、どこか仮面を被るような気持ち悪さが自分の中にあったんです。どう関わるにしても“竹縄 航太”として、そして“HOWL BE QUIET”としての歌を歌わないと、嘘をつくことになるなという感覚があったんですよね。

●自分ではない誰かを演じたくはなかった。

竹縄:だから今回は“竹縄 航太”として、“HOWL BE QUIET”として歌おうと決めたところから曲を書き始めていって。基本的に僕らの音楽は僕らで完結しているものなので、まず曲を産む時は0から1にする作業なんですよ。自分の中にある0を1にしてから、その1をメンバーと一緒に100にしていくという作業で。でも今回は1という欠片をまず『DAYS』から受け取って、それをどうやって100にしていくかという作業だったんです。そこが今までとは一番大きく違うところでしたね。根源が自分にないっていう。

●でも、それをちゃんと自分の歌として歌わないといけないわけですよね。

竹縄:だから、共通点を探しました。僕らは高校時代からバンドを組んでいるので、いわば青春の延長みたいな感じがあって。当時のライブ前の匂いや空気感だったりピリピリした雰囲気というのは、フィールドは違えど(サッカーの試合前と)同じだと思うんです。

●確かに本番前と試合前の空気感は近そうですね。

竹縄:あと、共通点として一番大きかったのは、“夢”というところで。僕らも夢の途中だし、彼らも夢を追っている途中だから、目指すところは違えどもそういう部分での共通点は多いなと。“これを歌うべきだな”という感覚があったので、僕なりの言葉で“夢”について歌おうと思いました。

●“夢”がキーワードになった。

竹縄:“夢”ってすごく大きいものだし、歌ったりすると逆に安っぽくなるから言葉にしない人が多い気もしていて。そういうのは何か嫌だったので、僕は“夢”という言葉をちゃんと使って歌にしようと思って作りましたね。だから、この曲でもすごくたくさん出てくるんです。

●バンドもサッカーもチームプレイが大事という面でも、近いところがあるのでは?

竹縄:ありますね。やっぱり運命共同体だし、切っても切り離せないっていうのもあるから。

橋本:僕らは4人でバンドという集団行動をしていて、音楽を通してすごくぶつかる時もあるし、練習してもできない苦しさもあるんですけど、そういうのってサッカーも一緒だなと。チーム戦だからケンカやぶつかりあいもあるだろうし、集団行動の中でのそういうところが似ているなと思って。それ以上に一緒だなと思うのは、1つの大きいビジョンを見ているところで。僕らだったら“みんなに届けられる音楽を作って知ってもらいたい”というのが、彼らなら“決勝に行きたい”とか“1日でも長くサッカーをやりたい”ということになる。似たところがあったからこそ、竹縄もこの“夢”というテーマを選んだんだろうなと思います。

●そのテーマで曲を作ったことで、結果的に『DAYS』という作品にもシンクロするものになったというか。

黒木:ただのスポ根漫画じゃないっていうのが、僕ら的にはすごく新しいなと思っていて。勝ち負けだけを描いているわけじゃなくて、そこにある人間のドラマや高校の青春感を描いているというのは、僕らがただ音楽だけを伝えたいわけじゃないというのにも通じる部分があるんですよね。そんな作品に関われたということが僕らとしても嬉しかったし、挑戦でもあると思いました。

●サウンド面では、何かイメージがありましたか?

竹縄:サウンド面のイメージは、初めは一切なかったです。ただ自分は昔からアニメが好きで色んな作品のオープニング映像を見てきたので、自分の中で色んなビジョンが浮かんで。そういう中で、特にHOWL BE QUIETとのケミストリーが良いなと思った曲を持ってきました。最初のデモはすごくシンプルな、ギターとピアノとベースとドラムだけみたいなアレンジだったんですよ。

●そこから変わっていった?

竹縄:それだけだとつまらないし、前作『MONSTER WORLD』の次に出るシングルとして、もっと面白いものにしたいという想いが強くなって。曲ができてからどんどんアイデアが浮かんできて、最終的にジャンルレスな感じになりました。カルチャーのないダブステップみたいなところもあり、ロック的なビートのところもあって、レゲエな部分もあれば、間奏ではパレードみたいな開けたサウンドになったり…僕ら自身も“何だこの曲?”ってなるような5分間の曲ができたなと思っています。

●自分たちでもちょっと驚くような曲になったと。

岩野:最初に聴いた時は、まず歌として“これは本当に良い曲だな”と思ったんですよ。でもそこにどうやってアレンジを組み上げていくかが、すぐに浮かばないところも良いなと思って。

橋本:この曲は作っていく段階で、歌詞が何回か変わっているんです。言葉のチョイスを変えたんですけど、最初から伝えたいメッセージは変わっていなくて。それをより伝えるためにはどうしたら良いかという選択肢がブワッと出てきたからこそ、すぐにイメージできなかったというか。

黒木:この曲を初めて聴いた時に、みんなで「この曲をギターロックでやっちゃダメだね」と話していたんですよ。そうしたら、正しい伝わり方をしないんじゃないかっていう。こういう曲だからこそ僕らの今ある武器を使おうということで、シンセ感やカテゴライズされていない感じを存分に出していて。『MONSTER WORLD』のインタビューの時に「僕らはカテゴライズされません」と言っていたのを、この曲で全て表現できたらなと思っていたんです。

●何かにカテゴライズされない曲を目指していた。

黒木:結果的にただのシンセミュージックでもないし、ロックでもないし、パレードでもない“何でもない”感じになったというか。ただHOWL BE QUIETの「Wake We Up」であるということが大切だなと思っていたので、そこは意識しましたね。

竹縄:“これが次のHOWL BE QUIETの音楽なんだな”って、僕ら自身も気付かされた部分があったんです。初めからこうすると決めていたというよりも、どんどん昇華されていく中でこうなったというほうが正しいかなと思います。

●ちなみに、タイトルを「Wake We Up」にした理由とは?

竹縄:これには色んな考えがあって。まずタイトルに関しては、誰も付けていないものにしたいという欲がいつもあるんですよ。パッと調べた時に自分たちの曲しか出てこないようなものにしたいというところから考えていきましたね。文法的には“Wake Me Up”が正しいんですけど、過去の自分も未来の自分も全部含めて“自分たち”だなという感覚がすごく強かったんです。今までの自分たちがいて、これからの自分たちがいて、そいつらに今試されているのが今の自分であるというところで。

●だから歌詞にも“ミライの僕ら VS イマの僕らの天王山”という表現が出てくるわけですね。

竹縄:僕の中で未来に託している感覚っていうのがすごくあるんですよ。きっと今までの“僕ら”が託してくれたものが今の自分だなと思うし、逆に今の自分は未来の自分に何を残せるかなと思っていて。これまでの24年間の“自分”の集合体が今の自分であるという感覚もあったので、“Me”であり“Us”であるという想いがあったんです。そこから“Me”の“M”をひっくり返せば“We”という言葉になるというところに、つながりや面白さを感じたのでこのタイトルにしました。

●カップリングの2曲は、今作に向けて作った曲?

竹縄:M-2「ウォーリー」は2年くらい前から温めていた曲で、メンバーやスタッフの間でも「良い曲だね」とは言われていたんです。ただ、この曲をどういう形で出してあげるかをすごく悩んでいて。当時からこういう感じのアレンジだったんですけど、そこに僕らが追いついていなかったというか。

●イメージを表現しきれていなかった。

竹縄:でも今の僕たちならちゃんとHOWL BE QUIETとして表現できるんじゃないかということで、今回リアレンジして作りました。M-3「My name is...」は最近作った曲ですね。「Wake We Up」ができて、次に何を歌おうかなと思った時にパッと浮かんだのがバラードだったんですよ。

●曲調はバラードですが、歌はラップ調ですよね。

竹縄:こういう感じも好きなんですよね。最初はこの5倍くらい歌詞があったんですけど、クロ(黒木)から「何とかこれくらいにまとめてくれ」って言われて、自分の中でまとめた次第です(笑)。

岩野:初めてこの曲を聴かせてもらった時に、すごく歌詞が良かったんです。“タケちゃん(竹縄)がラップを歌ってきた”という衝撃と、“これは詞を活かせなかったらダメだな”という気持ちがありましたね。「ウォーリー」にしても「Wake We Up」にしても、今回の3曲はどれも新鮮さがあって。

●自分たちにとっても、新しいものができた。

竹縄:普遍的なものにしたくないという気持ちがすごくあるんですよ。ビートルズが世に出てから早50年くらい経って、いわゆるジャンル的なものはほとんど出尽くしたと思っているんです。その中でも新しいことや面白いものはいくらでもできるなと思っているので、どの曲においても今の時代における新しいことや面白いものを追求したいんですよね。それは僕らの根源であり、それがそのまま曲に表れているのかなと思います。

●今後もさらに変わり続けていく?

竹縄:“HOWL BE QUIET”というもの自体が新しくて面白いものに見られたいという欲しかないから。その上で全てにおいて妥協したくないし、追求していきたいんです。これから自分たちがどんな曲を書くのか、どう変化していくのかは“未知”なので、僕ら自身も楽しみですね。遊び心は常に持っていたいなと思います。

Interview:IMAI
Assistant:森下恭子

 

 
 
 
 

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