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MONICA URANGLASS

MONICA URANGLASSの3人に今までを振り返りつつ夢と未来を語ってもらいました

 80'sダンスミュージックやNEW WAVEに影響を受けたロックで2008年に活動を始めたMONICA URANGLASS。2008年8月のCDデビュー以来、自身のツアーはもちろん、数々のバンドとの競演、“MINAMI WHEEL”、“ダイノジロックフェス”、“RUSH BALL”などの大型イベントに出演を果たし、この3年間で急激に存在を大きくしてきた彼ら。今回は2ndアルバム『PUXA』のリリースを記念し、MONICA URANGLASSの3人に今までを振り返りつつ夢と未来を語ってもらった。

Interview

「地元の野球部の先輩に"ファンタ買ってこい"って言われるノリで"7月ごろに2枚目のアルバム出してこい"って言われたんです」

●デビューから数えたら3年くらい経ちますけど、この3年間はどうでした?

68:デビューする時点では見たことがない世界だったから、イメージしていたものとはやっぱり違いましたね。ただ、当然違うだろうなっていうのは3人ともわかっていたので、そのギャップに対して自分たちがブレずになるべく対応できたらいいなっていうことは意識していました。実際のところかなり違ってたんですけど、それに対して動揺はなかったかな。

●どういう風に違ってたんですか?

68:大事だと思っていなかったことが大事だということがわかったりもしたし。色々ありますね。正直にいうと、最初のころはお客さんがまだ少ない地方のライブとかに行く意味とかわからなかったんですよ。でも行ったことによって、その地方で知名度が上がるっていうことよりも、もうちょっと熱い感じになったんです。

●おっ。

68:例えばJUNGLE★LIFEとかで知って観に来てくれたりして。そういう熱い気持ちにはどんどんなっていったかな。そういうのは思いもよらなかったので。

●クサい言葉で言えば"人との繋がり"みたいなことでしょ?

68:そうそう。そういうのがエネルギーになるっていうのはあまり思ってなかったかもしれないです。もうちょっと敵意むき出しだった感じだったし、かっこつけてるというか、"簡単だろ?"みたいに思ってたところもあったんです。でも逆にシーンに対して"もっと簡単でいいじゃん? 何そんなに難しく考えてるの?"って思うところもあるけど。だから色んな発見はありましたね。

●うんうん。GEORGEさんとリーダー(Kaz-Tics)はどうですか?

GEORGE:特にないです。

Kaz-Tics:俺はこれからちょっと斜に構えたキャラクターになろうと思ってるので今日は黙ってます。

一同:(爆笑)。

68:あ~っ! お前らがそういくんだったらさっきの真面目な話ナシにしてもらおうかな。

●めちゃくちゃだ…。

68:俺は野球部だったんですけど、地元の野球部の先輩に「ファンタ買ってこい」って言われるノリで「CDデビューしてこい」って言われたんですよ。それで3年経っちゃって、まだ先輩のところに戻れないでいます。

一同:(爆笑)。

●あっ! 最初の真面目な話ナシにしてボケ始めた!

68:あと、「2011年の7月ごろに2枚目のアルバム出してこい」って言われて。だから今回作りました。

●アハハハハ(笑)。

GEORGE:俺は今がどういう状況なのかわかってないんですよ。この3年間色んなことがありましたよ。でもそれが実際どういうことなのか、俺たちが今どういう状況になってるのかがわかってない。

●ひどいな(笑)。

Kaz-Tics:3人の中でも特に僕は夢見がちな少年だったので、頭の中には常に武道館があったんです。

68:それは前から言ってたよね。日本の様式美的な階段駆け上がる感じで武道館ってあるじゃないですか。そういうのに憧れてたんだよね。

Kaz-Tics:うん。

●ちょっと時代遅れの感覚ですけどね(笑)。

Kaz-Tics:デビューして1年で武道館でやると思ってたんですよ。実際にデビューしてみて"無理だな"と思ってから、あまり夢を見ないようにしてます。現実を見て着実にやるのが大切だなって。

一同:アハハハハ(笑)。

Kaz-Tics:以前はむしろそれよりも上を見ていたというか、日本を飛び越えて地球規模で夢を見てたんですよ。"とりあえず武道館やりぃ~の、世界に飛び出てツアーとかやりぃ~の"って。google earthで見たら日本ってちっちゃいじゃないですか。

●極端だな。

68:真逆じゃん。俺は真面目に「地方行って熱くなった」とか言ってたのに。

一同:ハハハ(笑)。

68:俺は極端なホームシックなんですけど、最初のツアーでホームシックになっていきなり挫折したんです。"CD以外はいきなり全国展開できないな"と思った。

●小さっ!

GEORGE:68の希望で、ツアーに行ってもウチらは個室じゃないんですよ。

Kaz-Tics:チャッピー(サポートメンバー)やスタッフも含めて5人全員一緒の部屋です。

●え? 寂しいの?

68:寂しいです。先に寝られたりしたらすごいイヤです。

●はぁ?

一同:(爆笑)。

68:住み慣れた街だったら大丈夫なんです。でも3年やってもう慣れました。今は楽しい。昔はいっぱい荷物とか持って行ってましたもん。

●どういうことですか?

68:家にある物をとにかくいっぱい持って行って。

GEORGE:ホテルについたらいっぱい物とか置いたり壁にかけたりし始めるんですよ。

68:外とかにも出るのがイヤで、最初のころはコンビニとかも誰かと一緒に行ってました。

●めちゃめちゃナイーブやん。

68:もう今は大丈夫ですよ。一人で大阪の町歩けるようになりました。日中なら。

●ハハハハ(笑)。

68:1人だと力を発揮できないんですよ。このみんながいたら本来の自分を発揮できるんです。

●68さんがツアー先で1人で出歩けるようになったというのはひとつの成長ですよね。

68:まだ夜はダメですけどね。あと、下痢とかもしなくなったかな。

●ところで野球部の先輩に「7月ごろ2枚目のアルバム出してこい」と言われて作ったアルバム『PUXA』ですが、どういう作品にしようと思ったんでしょうか?

Kaz-Tics:これで武道館に行こうと思って作ったアルバムです。

●まだ夢見てたのか。

68:逆に俺たちは武道館に行きたくないけどね。

一同:アハハハハハハ(笑)。

●タイトルの"PUXA"はどういう意味なんですか?

68:"PUXA"っていうのはポルトガル語の感嘆詞らしいんですけど、"ワオ!"とかそういう感じらしくていいなと。あと、前回のタイトル『(CASE STUDY)CORELESS.BLAH!BLAH!BLAH!』がめちゃくちゃ長かったから、今回は簡単にしたかったんです。…要するに"感嘆"と"簡単"とかけたんです。

●言うと思った。

68:アルバム制作はいつも「なんかかっこいい言葉を言ってくれ」って話すことから始まるんですけど、そこで"PUXA"という言葉が出てきて。

●それはアルバムタイトルを考える上で?

68:というより、アルバムのイメージを固めるために。

●あ、そうなんですね。最初に3人でイメージを共有すると。

68:同じ単語とかでも人によってはかっこいいと思えない場合もあるし。例えばGEORGEはサッカーやってるから、"PUMA"という言葉ですごくテンションが上がるだろうけど、俺たち2人はサッカーやってないからそこまでアガらないし。そういう熱量みたいなものの共有ですよね。

GEORGE:ワードは結構リーダーが出してくるんです。

68:でもリーダーのワードには俺たちはなかなかついていけなくて。ものすごい言葉を言ってくるんですよ。

●具体的にどういうワードを出すんですか?

68:"コスメティックシャドー"とか。

●かっこわる!

一同:(笑)。

68:なかなかそこでテンションが上がらないんですよね。でも歌詞にするときはすごく参考にしてます。アルバムを作るときは言葉だけじゃなくて、みんなが好きなアーティストとか好きなブランドとか、最近観た映画とか、そういうものを全部知りたいんですよ。さっき言われたように、まずイメージの共有ができてないとイヤなんです。みんなの夢中になってるものとか知りたいんですよね。

●毎回そうなんですか?

68:そうですね。アルバムだけじゃなくて、たぶんバンド活動の大半はそういう作業だと思っていて。だからアルバムを作るときはまず最初に「今どうなの?」っていう確認作業とするというか。

●ということは、今回の『PUXA』は今3人がいいと思ってるものを詰め込んだんですね。ところでMONICA URANGLASSの今後はどう考えているんですか?

68:今、制作とかはミックスやマスタリング以外ほぼ全部自分たちでやっていて、曲に関しては俺を中心にまとめていって、ジャケットとかはGEORGEさんが中心になってまとめてるんです。グッズのデザインとかもやったりして。まあ宣伝やイベンターさんみたいにツアー制作はできないですけど、クリエイティブな部分は今以上に全部自分たちでやっていきたいですね。

GEORGE:あと、例えばバーン! って売れちゃった人って、その中で経験していかなきゃいけない部分を後々になってわかることがあると思うんです。そういうのをウチらは全部抜け目なく取りこぼしなく、段階を踏んでいけたらなって思うんです。うまくいってバンドの規模が大きくなっていっても、ちゃんとそういう段階を踏んでいきたいですね。例えばすごくデカいバンドのライブを観にいったとき、受付やってるスタッフさんを見て"この人たち今日やるアーティストのことが別に好きじゃないんじゃないかな"っていうのが見えることってあるじゃないですか。

●ああ~、はいはい。

GEORGE:それはちょっとイヤだなって。急にバーン! って売れちゃったらそういうことも仕方が無いのかもしれないけど、自分たちに関わる人だったらちゃんと人となりを知ってやっていきたいですね。そうしたら後々振り返ったときにいい風に思えるかな。そういう意味で着実にやっていくことが大事だと思います。

●なんかすごくいい話だ。

Kaz-Tics:着実がいちばんですね。武道館っていうのも嘘ですし。

一同:(爆笑)。

Interview:Takeshi.Yamanaka

MESSAGE FROM ARTISTS

アヒト イナザワ(VOLA&THE ORIENTAL MACHINE)
68君はいつも僕をからかいます、そしていつも訳の分からない儲け話みたいなのを持ち掛けます、そして酔っぱらった僕を優しく家まで送ってくれるMONICA URNGLASS。ホント、破廉恥で最低で最高な連中! 彼らがよく言う第三世界感がこのアルバムにはたくさん詰まっている。茶化して、ニヤニヤしている彼らの姿が目に浮かぶ。あー楽しい! ライツ!!

塔山 忠臣(0.8秒と衝撃。)
モニカウラングラスを初めて知ったのは、ちょうど、このジャングルライフでした。なあ、山中(編集長)。僕らが出来たばっかのデモテープを広めている最中で、誌面インタビューを読んで、「変わったアーティストやな~」と思っているトコロへ、見たら自分が送ったレーベル…。「どういうことやねん!」と音源を聴いてみると、ほほほ。好きな感じやん♪ 見事、デモテープが認められ、誘われてクアトロなる箱に、LIVEを観に行くと、まさに、ギンギン♪ この2ndアルバムでは、リズム面での強化が、ぎゅんぎゅん★ 68くん、エロイな~!♪ 彼にしか書けない、モニカウラングラスの、キラキラの中にある奥深いソウルが、全曲で叫んでいるねん。