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OTODAMA’13~音泉魂~

清水音泉は永遠に不滅です!

2013/9/7(土)@泉大津フェニックス

入浴(出演):アルカラ、OKAMOTO'S、奥田民生、クリープハイプ、SAKANAMON、THE COLLECTORS、THE STARBEMS、四星球、東京カランコロン、モーモールルギャバン、MONGOL800、0.8秒と衝撃。、レキシ、N'夙川BOYS
入浴宣言:レイザーラモン 湯上りDJ:ピエール中野(from 凛として時雨)

『“勝手に”熱湯CM』怒髪天1.12 日本武道館:グレートマエカワ(フラワーカンパニーズ)、竹安堅一(フラワーカンパニーズ)、マツキタイジロウ(SCOOBIE DO)、佐藤シンイチロウ(the pillows/Theピーズ)、奥田民生、キヨサク(MONGOL800)、コヤマシュウ(SCOOBIE DO)、鈴木圭介(フラワーカンパニーズ)、TOMOVSKY、ハル(Theピーズ)、レキシ

貸切! 宴会場テント:Analogfish OTDM acoustic edition、爆弾ジョニー、ハルカトミユキ、HINTO

 

今年で開湯10周年を迎える清水音泉の“記念イベント3連発”を締めくくるのはこのイベント! 一年に一度、志を共にする仲間たちが集う大人の文化祭“OTODAMA'13〜音泉魂〜”が、例年の如く(笑)、少しどんよりとした天気の中開催された。入浴宣言はこのふたり! 音泉魂ではすっかりお馴染みのレイザーラモン! もはや伝統芸能の域に達しているHGの“フォー!”に敬意を称し崇め奉ったり、RGが“あるある”ネタを歌って美声を披露したりと、のっけからお笑い方面へフルスロットル! 勢いそのままで四星球に繋ぐ。

「一回オモテ、大浴場ステージの攻撃〜」と、野球にかけてウグイス嬢のアナウンス風ジングルが鳴り、四星球が登場! 最初は入浴宣言として発表されながら、突如レイザーラモンに変更となったときは「四星球は出ないのか?」とヒヤヒヤした。しかし最終的には本ステージ初出場を決めるという、プレイボール前から既にメークドラマを達成した彼ら。これがアガらないわけがない! まずは「め狐 CONG CONG COMPLEX」で、お馴染みの“吉川!”“布袋!”のコール&レスポンスをもじり、今回は“いつかは!”“YUKIちゃん(と共演したい)!”と切実な願いを叫ぶ! 一曲目から、かなりカオスな空間に(笑)。さらに「今日のために、音泉魂のテーマを作ってきました」と言って歌い始めた曲が“ラッシュボールは2万人〜 モンスターバッシュは2万人〜 音泉魂数千人〜♪”という、これまた愛情(とブラックユーモア)溢れたもので、もう会場は笑いのるつぼ。

ロック界の奇行師ことアルカラは、サウンドチェックから魅せてくれた。聴いた事の無いような曲を演奏していたので“なんの曲だろう?”と思っていたら、なんと新曲を通しでやってたらしい。Vo./G.稲村が「サウンドチェックで新曲をやる変なバンド、アルカラです」と笑いを誘い、「みんな、後のために体力を残しとかないと! クリープハイプでセックスするんでしょ?」という言葉で一同大爆笑(笑)。一旦ベンチ(バックヤード)入りした後に、再びメンバー登板! まずは「踊れやフリーダ」「チクショー」と定番曲で肩ならししたところで、新曲「おうさまと機関車」。アルカラらしい変拍子で、ちょっと気持ち悪い(褒め言葉)サウンドがクセになる。続いて「キャッチーを科学する(湘南乃風Ver.)」ではまさかのコール&レスポンス! “Ah 真夏のJamboree”“レゲエ<浜辺<<Big Wave!!”と、もはや一部まったく別の曲と化していた(笑)。最後はTHE BLUE HEARTSの「リンダリンダ」をワンコーラス“写真〜には 映らない〜 う〜つくしさ〜が アルカラでした!”と綺麗に落として終了!

溢れる若さとパッションがハジけていたOKAMOTO'S。昨年は露天風呂ステージを熱狂の渦に叩き込んだ彼らが、大浴場ステージでも暴れ回る! 「踊っていってくれないかい」とVo.オカモトショウが誘えば「Beek」で至る所でダンスフロアが出来上がる! ハイスピードに繰り広げられる「恋をしようよ」では、Ba.ハマ・オカモトが先日尿管結石(2度目)になった経験をフィーチャーし“尿管結石”“22歳で”“しかも2回目”“生きてて良かった!”と、なかなか悲痛なコール&レスポンス…(笑)。尿管結石は本当に痛いそうなので、熱中症対策も兼ねて、水分はしっかりと摂るようにしよう。四角いジャングル音泉でプロレスの試合を観た後は、レキシの舞台へ。毎度のことながら、池田貴史が軽快なトークで5分ほど消費してようやく曲へ入るのはご愛嬌(笑)。まずは恋する姫のLOVEポップナンバー「きらきら武士」! ところどころ替え歌で“お・と・だ・ま す〜き〜”とさらっと入れてきたり、曲の途中でMCタイムに突入したりと、今日も奔放な池田武士…もとい、池田節が炸裂! 一曲目が終わったら終わったで「ここまで(の展開)去年と同じですよ〜」などというものだから、会場もどっと大笑い。そして「狩から稲作へ」では、“Say HO!”ならぬ“INA HO!”コール。古き良き? レキシの世界に浸ったのだった。

『“勝手に”熱湯CM』は、この日最注目のバンドと言っても過言ではなかったのではないだろうか。来年1月の怒髪天による日本武道館を“勝手に”応援するべく、さまざまな人たちが集い怒髪天のコピーバンドを組むこの企画。怒髪天Dr.坂詰をMCに立て、演奏陣にはBa.グレートマエカワ、G.竹安、G.マツキ、Dr.佐藤のホストメンバーを据えてボーカルが入れ替わるスタイルだ。一番手は、なんとTOMOVSKY&ハルの大木兄弟! 「酒燃料爆進曲」を歌いながら、素敵な双子が右へ左へ駆け回る。二番手はレキシ的人物、池田貴史。“あるある”ネタが共感を誘う「ドンマイ・ビート」を、ところどころ替え歌を交えて歌い上げた。一旦演奏陣は休憩に入り、三番手は奥田民生。「ごめんやで〜」とおちゃめに登場し、「ド真ん中節」を弾き語る。しかも、現れると同時に日が射してくるというミラクル付き。さすが晴れ男、神様仏様民生様! 四番手は白いスーツの人、コヤマシュウが「喰うために働いて生きるために唄え!」を熱唱! 「みんな、1.12は行く? 俺は行くよ。武道館で会おう!」と、盛り上げながらもしっかりと怒髪天を押し上げるあたりが素敵だ。続いて五番手、さっきまでコヤマが使っていたマイクスタンド前に立って「…高いな」とひとりごちたのは、小さな巨人、鈴木圭介。「歩きつづけるかぎり」は、夢を置い続けるフラカンにピッタリの選曲だ。彼らにはぜひ武道館の舞台に立って、怒髪天の“結成後から初武道館までの最長記録”を抜いてほしい! そして、はるばる南の方からやってきた大きい人、キヨサクは「ホトトギス」を担当。すべてのボーカリストが出揃い、残すはあと一曲…と、ここで、なんと怒髪天本人たちが参戦!!! あれだけ注意書きで再三「怒髪天は出ません(>_<)」って書いてたのに!! とはいえ、喜びのあまり涙ぐんでいる怒髪天メンバーの姿には、思わずグッときてしまった。そして全ボーカルと増子で「オトナノススメ」を大合唱! たくさんの応援を受けて、武道館へ向け大きく助走をつけたに違いない!

試合もいよいよ後半戦。クリープハイプの回になだれ込む。まずは「オレンジ」で、清水音泉男湯・田口氏曰く『ハイトーンボイス四天王のひとり(他3人はPOLYSICSのハヤシ氏、凛として時雨のTK氏、the telephonesの石毛氏らしい。納得。)』であるVo./G.尾崎の高音が突き刺さる。透き通るような美しいメロディーの「おやすみ泣き声、さよなら歌姫」から“夏のせい”のリフレインが印象的な「ラブホテル」の後、尾崎が「8月は夏のせいにしたけど、9月は…」と言って始めたのは「グレーマンのせいにする」! さらに「こういう曇りの日こそ紫外線が強いみたいだから、気をつけて」と前置きし、某日焼け止めクリームのMCソング「憂、燦々」へと繋いでいく。もともと曲も歌詞も声も良かったが、さらにライブの魅せ方に磨きがかかったクリープハイプはもう最強だ。「初めて大きなステージに出たのが“音泉魂”で、最初は全然見てもらえないのが悔しくて。今日は7割くらいの人がみてくれて嬉しいです。次は10割目指します」。尾崎からの決意表明を経て「HE IS MINE」へ! “今度会ったら”“セックスしよう!”とお馴染みの大合唱を見て、彼らのライブの楽しさを改めて実感。

“ピ〜ッ”と甲高い音が聴こえたかと思うと、ホイッスルを吹きながら奥田民生が登場。第一声で「もう酔っぱらってます」と豪語した民生さん。いきなり「さっさとやって、MONGOL800に渡したいと思います」と愛嬌たっぷりに言ってのける。他の人が言うと“ちょっと…”と思うかもしれないセリフも、民生さんが言うと“民生さんらしいなあ”と素敵に見えるのが不思議。「スルドクサイナラ」に始まり「マイカントリーロード」「海の中へ」と、少しずつ緩やかにアクセルをかけていく。目に見えて派手なパフォーマンスをするでもなく、一際奇抜な言葉をぶつけるわけでもない。それでもなぜか目が離せなくなったり、グッと聴き入ったりして惹き付けられるのは、彼の人柄の成せる業だろうか。「アーリーサマー」「悩んで学んで」と徐々にオーディエンスをアゲていき「風は西から」「さすらい」という有名曲でフィニッシュ。本人曰く「アーリーサマー以外曲順を考えてなかった」ということだったが、結果的には文句なしで最高のセットリスト! 頭から終わりまで、実に気持ちの良い流れだった。

“ラッキーセブン 大浴場ステージの攻撃”…沖縄民謡的な出囃子と共に、ラストバッター、MONGOL800が満を持して現れる。観客は意識的にか無意識的にか、沖縄の伝統芸、カチャーシーを踊って出迎えた。陽気なリズムに自然と身体が揺れる「DON'T WORRY BE HAPPY」で景気付けると、Vo./Ba.キヨサクが「宴じゃ宴じゃ、パーティーじゃ〜!」と言い「PARTY」の始まり! アッパーチューンで思い思いに踊った後は美しいバラード「Love song」に聴き惚れる。そして「もういっこラブソングします。ちっちゃいやつを」と言って一世を風靡した代表曲「小さな恋のうた」! ふいにCメロあたりで、キヨサクがマイクスタンドごと客席に向ける。“夢ならば覚めないで 夢ならば覚めないで あなたと過ごした時 永遠の星となる”。何千人ものオーディエンスが自然と口ずさむことができるその歌は、今も昔も変わらずに私たちの心に響いてくる。本編最後は「あなたに」。響き渡る大合唱が、いつまでもこだましていた。
ライブ終了後、全出演者がステージに集合。オーディエンスと一緒に記念撮影して無事ゲームセット! 誰もが全力投球で投げきった、音楽史史上に残る最高の試合。清水音泉は永遠に不滅です!
TEXT:森下恭子

 

モリス5840 四星球0272 BD2_7509

アルカラ3569 アルカラ5933 アルカラ6028

オカモト0464 オカモト0471 オカモトズ0476

レキシ0583 レキシ0741 レキシ0798

熱湯CM6654_2 レキシ6619 ガリクソン6586

クリープ4648 クリープ4755 クリープSRQ6809

奥田05-020 民生014 奥田05-027

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