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NESS

結成5周年。着実なる進化を遂げる“NESS”の挑戦と真価を見た

2016/5/7@KOENJI HIGH
“NESS 5th Anniversary「Live NESS Special」”

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2011年6月に活動を開始してから5周年を迎えるNESSが、KOENJI HIGHにて記念ワンマンライブ“NESS 5th Anniversary「Live NESS Special」”を開催した。じっくりと演奏を堪能できる椅子席とスタンディングスペースが両方用意された会場には、約半年ぶりのワンマンに集ったオーディエンスの静かな興奮が満ちている。VJによりステージ全体に幻想的な映像が投影される中、次々と現れたメンバーたちはおもむろに楽器を手に取り1曲60分の完全即興演奏でライブをスタートさせた。

三浦俊一(G.)は繊細なフレーズを紡ぎ出し、河塚篤史(Dr.)は生ドラムと電子ドラムを併用して軽やかなリズムと重厚な音色を組み合わせながら曲展開を引っ張っていく。内田雄一郎(Ba.)はドゥームかつシンプルなグルーヴを生み出し、戸田宏武(Syn.)が作り出すノイズの洪水が空間を埋め尽くしていく。それぞれの演奏を重ねるようにインプロヴィゼーションが展開されていくが、そこにあるのは緊迫感ではない。自然に映像と音楽が五感を包み込んでいくような、伸びやかな心地よさがあった。

4人全員での演奏に続いて、三浦〜河塚〜内田〜戸田が1人ずつリレーしていくようなソロパートを挟んで、絶えず変化する抽象画のような映像とともにサウンドスケープが展開されていく。いつまでも続くように思えた音の洪水も、演奏が終了するとまるで一瞬の出来事だったかのような、不思議な心地にさせられる空間だった。

第二部ではこれまでの5年間の活動を総括するように、1st〜3rdアルバムから満遍なく選曲された6曲を披露。MCでは思わず漏れた三浦の「普通の曲を演奏するのはラク」という言葉に会場から笑い声が漏れる一幕も。だが、その言葉に象徴されるように、記念ライブで挑戦的な試みを実行してしまうところは、多彩にして長いキャリアを持つメンバーならではの遊び心と言えるだろう。それぞれの活動と平行しながらのマイペースな歩みながらも、着実にバンドとして“NESS”の音楽を進化させてきた4人の挑戦と真価を感じられる一夜だった。

TEXT:古川うなぎ
PHOTO:大串義史

 

 
 
 
 

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