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SPECIAL LIVE REPORT:the band apart (naked)

ネイキッドなバンアパが笑いと幸せで織りなした至福の夜

2016/3/21@新代田FEVER
the band apart (naked) “SMOOTH LIKE BUTTER TOUR”

開演時間を少し過ぎた頃、温かい拍手に包まれメンバーが登場。荒井岳史(Vo./G.)の優しい歌声で「the same old song」と「ピルグリム」を披露し、冒頭から爽やかなサウンドが会場を包み込む。終始ニコニコしながらベースを弾く原昌和 (Ba./Cho.)の演奏を観ていると、こっちまで楽しくて幸せな気持ちになった。

2ndアルバムのタイトル曲「Quake and Brook」はもう10年以上も前の曲だが、the band apart (naked)として演奏されると、新たな命が吹き込まれたかのような躍動感を感じる。ミドルテンポのサウンドで軽快に歌う「クレメンタイン」は、晴れた日の野外で聴きたくなるような曲だ。しかし歌詞を聴くと“使い古しの共感などいらない”などかなり攻めたフレーズもあり、そこにバンアパらしさがにじみ出ていた。

MCタイムでは突然、原が小学生の時は漫画家になりたかったと告白。自作の壁新聞に漫画を書いて『センパリングファイアー』と名付け、勝手に壁に貼っては怒られたエピソードを話したりと、次々と出てくる原のキラーワードに爆笑で場内があふれ返っていた。まるでラジオを聴いているかのような空気感は、“バンドとお客さん”というより、“the band apart (naked)のスタジオに遊びにきた仲間”という感じがした。 お客さんとの距離をぐっと縮めたあと、原をリードボーカルにシュガーベイブのカバー「DOWN TOWN」を披露。温かい色の照明に照らされ、お客さんもにこやかな顔で幸せそうに聴き入っていた。

続くMCでも原が無口な川崎亘一(G.)をいじり倒してみたり、木暮栄一(Dr.)と真冬に上裸でコンビニに行った話など、音楽とは全く関係ない話をメンバーが思い思いに話し、ゆるくて和やかな雰囲気に。終盤に原が川崎に「これからのバンアパの展望は?」と尋ねる。すると「うちらがやりたいようにやれば良いんじゃない?」と答え、会場からは歓声と拍手が飛び交う。それはまさに、バンアパとお客さんの間に信頼関係が築けている証拠ではないだろうか。

「夜の向こうへ」ではミラーボールも回り出し、この日最高にハッピーな光景が目の前に広がる。そして最後に「Capone」をお客さんと一緒に歌い、多幸感に満ちたフィナーレを迎えた。アンコールでは演奏する曲をお客さんからリクエストを募集。その中で挙がった「before and after」に対し、原は「全く覚えていない!」と言い、荒井がメロディをスキャットするも思い出せずに演奏できなかったりと、最後の最後まで会場は爆笑に包まれていた。

歌い、喋り通した2時間超。まるでトークイベント付きのライブを観に行ったかのような満足感があり、メンバーもお客さんも終始幸せな空気に包まれた至福のライブだった。

TEXT:室井健吾

 

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