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drumkan

10年ぶりに鳴り響いた音がSHELTERを揺らす

drumkan再結成ワンマンライブ
“rebranding”
2017/11/19@下北沢SHELTER

 

 

2007年に解散したdrumkanがそこから10年の時を経て、オリジナルメンバーでの再結成ワンマンライブを下北沢SHELTERで行った。ステージ上にメンバーが現れた瞬間、“待ってました!”と言わんばかりの歓声がフロアから湧き起こる。10年間の沈黙を破って放たれた1曲目は「PARM」だ。drumkanにとって“始まりの1枚”ともいうべきアルバム『blend』(1999年)のオープニングナンバーに、高揚せずにはいられない。迫力あるバンドサウンドとVo./G.Satoshi Tsugaharaの叫びにも似た歌声がいきなり胸を打つ。

 

その後は「D-357」「CAT」「FACE」と、過去にリリースした様々な作品からセレクトした楽曲を連続して披露。今日の再会を喜ぶかのように、一言一言を丁寧に歌う姿が印象的だ。「こうやってまたみんなと会えて嬉しいです」との言葉に、観客たちも喜びに満ちた大きな拍手と歓声で応える。MCに続いては、なんと10年ぶりの新曲をプレイするサプライズも。重厚なサウンドの中にも垣間見える優しい歌詞とメロディは、この季節にぴったりだと感じた。

 

 

「AS LIFE」ではG.Goro Shimizuが手拍子を促して、会場の熱量を上げていく。「Wake up」「Hatred」と奏でた後のMCタイムでは、Shimizuの自虐を交えた軽妙なトークに和気あいあいとする場内。客席からもたくさんの声が飛び、下北沢SHELTERがアットホームな雰囲気に包まれる。久しぶりに会った友人と旧交を温めるようなやりとりに、バンドとオーディエンスの距離感の近さを感じられるのも再結成ライブならではか。

 

再び始まった演奏では「Basquiat」「IN DOOR」と『blend』からの名曲を立て続けに披露して、ヴォルテージはもう上がる一方だ。その勢いのまま「Something」まで歌い終えると、Tsugaharaが「ケンタッキーからギターを弾きに来てもらいました!」とYour Black StarのJeremy Johnsonをゲストに呼び込む。かつて共にスプリットアルバムもリリースした盟友を迎えて、「I know」から「Last time」まで4曲を共に演奏。トリプルギターとなり、厚みと迫力を一段と増したサウンドに鼓動が高鳴った。

 

 

本編ラストを代表曲の1つ「Who saves the world」で締めると、まだまだ彼らの音を浴び足りない観客の声に応えてアンコールへと突入。「MUTE」に続けての「Away」では再びJeremyが登場して、盟友の復活を祝うようなギタープレイで華を添えた。大粒の汗を流しながらも最後の最後まで全力で演奏するメンバーの姿に勇気づけられたのは、私だけではないだろう。10年ものブランクを感じさせない底知れぬエネルギーと轟音に、魅了されっぱなしだった。

 

来年2月にはGAMEFACEの来日公演に出演されることがアナウンスされるなど、今後もまた彼らのライブを観られることに喜びを感じる。“rebranding”を掲げて再始動を果たしたdrumkanがこれからどんな新しい景色を見せてくれるのか、楽しみでならない。

 

TEXT:室井健吾

 

 
 
 
 

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