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四星球

日本一のお祭り男の後を継ぐのは誰だ!? 弐阡拾四年度版四星球西高東低補完計画

PHOTO_四星球2013年夏、アルバム『COMICBAND〜アホの最先端〜』をリリースし、音楽シーンを震撼させた四星球。コミックバンドを貫き、アホのために全身全霊をかけて我々を楽しませてきた彼らは今年も立ち止まらない。紅白歌合戦直後にリリースする彼らの新作は、四星球らしさ全開の泣ける名曲3曲と、1200人を動員した伝説のなんばHatchワンマン公演の舞台裏ドキュメント映像が詰まった2枚組シングル&DVD『親孝行 or DIE』。2014年、空席となった“お祭り男”の座に座るのは彼らしかいないと本命視される4人にskypeでインタビューを行った。

 

 

 

四星球skypeインタビュー

たまには親孝行しようと思って誘ったんですけど、「お金ないだろうからやめてくれ」って逆に気を遣われました。「親孝行 or 拒否」でした。

●昨年8/7にリリースした名盤『COMICBAND〜アホの最先端〜』はヒットチャート(コミックバンド部門)を賑わせましたね。

康雄:おかげさまで西高東低(※西日本では爆発的な盛り上がりを見せているが東日本ではそれほどでもない、という四星球をとりまく現象)も徐々に打破してきている感じがあるんです。

●レコ発ツアー初日のなんばHatchは大成功だったらしいですね。ステージをテレビに見立てた大掛かりなセットは経費が30万円かかったらしいですが。

U太:そういうところには惜しみなく使っていこうと。

康雄:今までワンマンは中学校の文化祭とか色んなテーマでやってきたんですよ。で、今回はテレビをテーマにして、いろんな世代の人が楽しんでくれるようなものにしようと。お茶の間ということで客席フロアにちゃぶ台席も作ったりして。

●今現在もツアー中(取材は12月中旬)ですが、このツアーはどうですか?

康雄:POLYSICSと3本やらせてもらったんですよ。すごくいい人でした。

U太:STOMPIN’BIRDとかもすごかったし。今回のツアーはどこもすごい人たちと一緒にさせてもらってるんですけど、その分、やっぱり出番前は今までにないくらい緊張してます。自分で組んだツアーですけど“これ大丈夫かな?”と思うくらいのいいプレッシャーがありますね。

●え? 四星球ってライブ前に緊張するんですか?

U太:しますよ。そこはジャンルとか関係ないです。ライブとして負けたくないし、何かを残したいっていう想いが強くて。

康雄:僕なんて対バン関係なく緊張してます。出番前は年がら年中ピリピリしてます。

●ところでこのインタビューが載るのは新年号なんですが、毎年元旦って大物がCDをリリースするじゃないですか。紅白歌合戦もあるし。

U太:そうですね。

●だから「今年の元旦は誰がCDを出すのかな?」と思って調べていたんですよ。そしたら伍代夏子さん、ゴールデンボンバー、北島三郎さん、三代目 J Soul Brothers、NMB48、四星球…「え? 四星球?」ってびっくりして。

4人:アハハハハハ(笑)。

U太:ツアーの中盤にひと押ししたかったんです。それで「シングルをリリースしよう」という話になったとき、モリスが「じゃあリリース日は元旦でいいんじゃないっすか」って。まあモリスが言うのならいいかなと。

●モリスが言うから間違いはないだろうと。

モリス:元旦かそうじゃないかと問われたら元旦じゃないですか。それに日本を代表するお祭り男の北島三郎さんが元旦に出すんですよ? 四星球も出さなくてどうするんですか?

康雄:たまたまやないか!

モリス:それに元旦にCDをリリースするアーティストの並び的に、僕らも紅白出たと思われるんじゃないかなって。

まさやん:思われるか!

●ひどいな。

U太:でも結構制作の時間がなくて、なんばHatchが終わった次の週にレコーディングしたんです。

康雄:曲も直前に仕上げたんですよ。M-1「親孝行 or DIE」はなんばHatchでやるために作った曲で、M-2「涙もろくなったもんだ」は完全な新曲、M-3「オトダマーチ」は“OTODAMA'13〜音泉魂〜”でやった曲をアレンジしなおしたんです。

●ということは、「親孝行 or DIE」を中心に作った作品だと。

康雄:そうですね。

U太:なんばHatchは僕とまさやんとモリスの親も観に来てたし、テーマ的にもそういう曲がいいかなと。

●「親孝行 or DIE」はもちろんですけど、今回のシングルはマジで泣ける曲ばかりですよね。

康雄:シングルは毎回そうなんですけど、テーマをぎゅっと絞ったものにしたいと思っているんです。特に今回は題材がわかりやすいですよね。というか、むしろ泣きの要素がありきで、それをどれだけコミックバンドの要素で薄めることができるかというアプローチでした。

●メンバーも30歳になったし、リアリティのあるテーマですね。実際にみなさん親孝行しているんですか?

4人:いや…。

●あれ?

康雄:正直な話をしますと、気を遣って親孝行を避けられました。

●避けられた?

康雄:四国にカニ食べ放題のホテルがあるんですけど、両親に「僕がお金出すから年明けに行かんかえ?」と言ったんですよ。話のネタにもなるだろうし、たまには親孝行しようと思って誘ったんですけど、「お金ないだろうからやめてくれ」って逆に気を遣われました。「親孝行 or 拒否」でした。

一同:アハハハハハ(爆笑)。

PHOTO_四星球02

●U太くんはどうですか?

U太:世間一般の親孝行はできてないですね。でも、なんばHatchの2階の最前列に座らせてあげたんです。それでライブ中の演出で雪を降らせるシーンがあったんですけど、パッとステージから見たらじいちゃんばあちゃんも総立ちで一生懸命雪を降らせてくれてて、その横で親父とおかんが微笑ましそうに見てて。気持ち的にかもしれないけど、親孝行になったかなって。

●まさやんは?

まさやん:僕の母親は宝塚歌劇団が大好きで、正月も仲の良い友達と着物を着て観に行くらしいんですよ。でもうちの実家からだと宝塚は結構遠いし、自分で車を運転したら着物が崩れちゃうから「まさゆき運転してくれへんか?」って言われまして。それが親孝行です。

康雄:しょうもな! (笑)

モリス:親孝行と思ってるのは本人だけでしょうね。

●モリスは?

モリス:前に実家に帰ったとき、たまたまお昼に母親と2人だったので「回転寿司でも食べようか」って2人で行ったんです。そのときに「僕が出すよ」って払ったら、後から母親からメールが来たんです。僕、名前はハヤキっていうんですけど「ハヤキ、今日はありがとう。“ハヤキが寿司おごってくれた”って日記に書いたよ」って。日記つけてたんや! ってびっくりしたんですけど。

一同:アハハハハ(笑)。

●そんな親孝行な四星球の新曲「親孝行 or DIE」ですけど、ダブルミーニングというか上手いこと言った感がすごく多い歌詞ですよね。

康雄:「親孝行 or DIE」だけに、オヤジギャクというか、おっさんが喜びそうなフレーズを詰め込みたかったんです。だからちょっと演歌調で歌ってみたり。自分の好きなポイントをわざと外しておっさんぽさを出した歌詞ですね。

●敢えてベタにしたと。

康雄:そうですね。おっさんって上手いこと言うじゃないですか。で、ひと通り言ったあと「ちゃうか? ガハハ(笑)」って笑う。そういうおっさんへのリスペクトも込めてます。

●それと「涙もろくなったもんだ」ですけど、これはもう泣かせすぎですよ。おばあちゃんが出てきた時点で、もう駄目でした。

康雄:ハハハ(笑)。「涙もろくなったもんだ」は、ちゃんとしたサビがない曲を作ろうと思ったことがきっかけで書いたんですけど、やっぱり30歳にもなったら涙もろくなりますよね。

●あ、涙もろくなってますか。

康雄:夜中にコンビニ行ったとき、店員がおばちゃんやっただけで泣きそうになります。しかも今の時期、そのおばちゃんがトナカイの帽子かぶってたりするんですよ。そんな姿見たらもう泣いてしまいますね。なんでも泣いてしまいます。たぶん、今まで生きてきた30年間の思い出のどこかにハマるんでしょうね。ツアーで対バンしたSTOMPIN’BIRDなんて、サウンドチェックで泣いてしまいましたからね。

●泣くの早いな。

康雄:自分でも思いました。泣くの早いなって。それくらい涙もろくなりましたね。

●そして「オトダマーチ」ですが、四星球とは切っても切れない夏フェス“OTODAMA 〜音泉魂〜”への愛が詰まった曲ですね。改めて訊きたいんですが、“OTODAMA 〜音泉魂〜”は四星球にとってどういうイベントなんですか?

U太:友達っていうか。

●友達?

U太:ちょっかいを出し合ってみたりするんですけど、それは子供同士の感じじゃなくて、いろんなことをわかった大人同士が、それぞれの立場を尊重しつつもちょっかいを出し合って楽しませる感じ。そういう共通認識があると思います。

●なるほど。

U太:だから他のフェスとは違いますね。

康雄:バンド界に於ける僕らの立場と、フェス界に於ける“OTODAMA 〜音泉魂〜”の立場が似ていると思うんです。インディペンデント感を崩さないし、来てくれる人には絶対楽しませたいっていうマインドとか。フェスに於ける“OTODAMA 〜音泉魂〜”、イベンター界に於ける清水音泉、バンド界に於ける四星球っていうのはすごくカブる感じがあります。

まさやん:清水音泉の人に「今後2DAYSにしたらどうですか?」って訊いたことがあるんですよ。そしたら「いや〜、2日間にしたらスタッフがピリピリして仲悪くなるから嫌やねん」と言ってて。そういうスタンス、めっちゃええなって。

●ハハハ(笑)。

U太:うちがセットに30万円かけてなんばHatchでワンマンやるのと似てるところがありますよね。

康雄:だから信用できますよね。僕らは幸い少しずつ動員が増えていってますけど、動員とか関係なく付き合ってくれるんです。例え僕らの動員が無くても今と同じように接してくれる気がする。

●愛情しかないと。こういう曲っていいですね。

康雄:こういう感じで、誰かに向けてとか1つのものに向けて曲を書いたことは今までなかったんですよ。清水音泉LOVERというか、“OTODAMA 〜音泉魂〜”に来た人だけにわかる曲ですから。

●しかもツアーとかではできないですよね?

康雄:できないですし、やらないです。

●今年は3月までツアーがありますが、ファイナルは代官山UNITでのワンマンですね。

康雄:このファイナルの目玉として、お客さんにアンケートを取る予定なんです。「東日本で四星球が売れるにはどうしたらいいか?」っていう。

●え? 遂にお客さんに相談するんですか?

U太:みんなで話し合ったらなんとかなるかなって。

康雄:UNITくらいの人数がいれば、いいアイディアも出ると思うんですよ。

●ひどいな(笑)。

康雄:また早い段階でアルバムを出したいと思ってるんです。だからツアーファイナルでお客さんに相談してブレイクする方法を教えてもらって、2014年はブレイクする予定です。

interview:Takeshi.Yamanaka

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