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『MC 一山楓が語る!エマージェンザ大阪大会予選ライブレポ』 (2026/3/14 @心斎橋FootRock &BEERS)

3/14のFootRock&BEERSは、扉を開けた瞬間から“ただの予選じゃない”空気が漂っていた。出演者たちが抱えてきた音の温度や衝動がフロアにじわじわと満ち、最初の一音が鳴るたびに景色が塗り替わっていく。ジャンルもスタイルも違う7組が、それぞれの物語を真正面からぶつけ合う――そんな濃密で、息を呑む瞬間が連続する夜だった。

〈Pura Dell.〉

静けさを切り裂くように、Pura Dell.の音がフロアへ流れ込む。ポストロックの余白、オルタナの鋭さ、EDMの躍動が次々と姿を変え、会場の景色を塗り替えていった。ボーカルが客席へ踏み込み、境界が消える瞬間も。緩急の振れ幅が大きく、息を呑む展開が連続し、多彩な要素がひとつの物語として立ち上がる刺激的な時間だった!

〈The Lura〉

The Luraの一撃目が鳴った瞬間、フロアの温度が跳ね上がる。3ピースならではの直線的な推進力が前へ前へと押し出し、鋭いリフが空間に輪郭を刻む。手拍子がこぼれ、観客の足が勝手に前へ出る。飾り気のないロックの衝動がそのまま形になったような、ステージだった!

〈PONY TRAIN〉

PONY TRAINの奏でる音は、柔らかな風のように会場へ流れ込む。長い時間を重ねてきた人だけが持つ落ち着きと、瑞々しい感性なメロディが印象的だった。軽やかなリズムがそっと背中を押し、聴く人の表情がほどけていく。年齢を超えて音楽を楽しむ姿勢がまっすぐ伝わる、品のあるパフォーマンスだった!

〈N4TURAL KILLERS〉

N4TURAL KILLERSの一音目が響いた瞬間、フロアが大きく揺れた。ベースのうねりがとギターの切れ味が空気を裂いていく。ボーカルの叫びが合図のように観客を巻き込み、全身でリズムを浴びる空間が生まれる。ファンクの躍動が暴れ回る、圧倒的な迫力の時間だった。

〈Jayeblue〉

静かに広がっていくリズムとアコースティック編成とは思えない深みがあり、洋楽ルーツのメロディが自然と呼吸を整えてくれる。観客はゆったりと身体を預け、音の揺らぎに身を委ねる。派手さはないのに、芯の強さがじわりと滲む。静かに心を掴む、味わい深いステージだった。

〈路地裏のバレリーナ〉

ギターの余韻が淡く漂い、ボーカルの繊細な息遣いが情景を描く。荒々しさの中に漂う上品さが独特で、ふと昔の記憶がよみがえるような感覚に包まれる。激しさと静けさが交互に訪れ、心の奥にそっと触れるような表現が光った一幕だった。

〈chains〉

chainsの声が重なった瞬間、空間の密度が変わった。ひとりひとりの声が独立しながらも、合わさるとまったく別の色を生む。全員がSSWで活動し、そのハーモニーが立体的に響く。音の輪郭が鮮明に浮かび上がる瞬間は声の力だけで景色を描き切るような印象的なアクトだった。

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準決勝へと進んだのは、N4TURAL KILLERS、The Lura、chains、路地裏のバレリーナの4組!

ファイナルに向かっての熱い戦いが繰り広げられました。

気になる情報は公式Xなどをチェック!!応援よろしくお願いします!!

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《ライター紹介》

一山楓

エマージェンザ・ジャパンOSAKA MC。

ポップバンド『スクう空气』Gt./Vo.としての活動のほか、イベンター、映画出演、イベントMCなどマルチに活躍中。

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