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チック·コリアから初音ミクまで ジャンルの垣根を超えた新生インストゥルメンタル『寿司ドミナント』

iTunes Store • ジャズ ジャズ トップソング • チャートイン日本 6位

<特集アーティスト>

チック·コリアから初音ミクまで ジャンルの垣根を超えた新生インストゥルメンタル『寿司ドミナント』

 

寿司ドミナント

写真左より イケナガタイチ(Dr) 池田拓真(Ba) Kasei(Gt) 赤髪REY(Pf)


*バンド結成のいきさつ

2017年 神奈川県海老名市にてピアノトリオでバンドを結成、同年ベースの池田拓真が脱退

翌年ベースAoiが加入。

2019年 Kaseiが加わり現在のカルテット体制が完成

2023年 ベースのAoiの脱退と同時期に池田拓真が復帰 以後現在に至る

2022年 世界最大のインディーズバンドコンテスト「EMERGENZA」に参加 

日本決勝で初出場第3位入賞、個人ではベストギタリスト賞受賞

日本卓球プロリーグ「T-LEAGUE」でのオープニングアクト、ハーフタイムショーにて演奏

2023年3月 3rdアルバム「夜奏曲集」をリリース

iTunes Store • ジャズ ジャズ トップソング • チャートイン日本 6位 

 

*最新作の聴きどころ セルフライナーノーツ

M1 炭坑節BLUES / REY

誕生のきっかけは、日本の盆踊り唄である「炭坑節」と、アフリカをルーツとする「ブルース」という、一見遠い場所に存在する二つの音楽の中にある共通項を見出したことにあります。

驚くべきことに発祥地が全く異なる両者には、泥臭くも強烈なエネルギーを放つペンタトニック音階(五音音階)という共通の言語が存在していました。

この、時代や場所を超えて似た熱量を孕んだ音楽が自然発生したという事実に、私は音楽家として深いロマンと不思議さを感じ、それを自分なりにミックスして現代に再構築してみようと考えました。

この曲は、私にとって単なる民謡以上の意味を持っています。

子供の頃、祖母に連れられた夏祭りの記憶。

地域の方々が子供たちにガリガリ君を配ってくれていた、あの温かくも騒がしい風景。

一人ひとつまでというルールを破って何度も列に並び大人に叱られたあの懐かしい思い出、BGM。

それこそがいつも祭りで流れていた「炭坑節」でした。

もうガリガリ君をもらえる歳ではなくなりました。

それでも今も夏祭りの空気に触れると、当時の胸が躍るような高揚感が鮮やかに蘇ります。

この楽曲は単なるカバーではありません。

「日本人のDNAに刻み込まれた旋律」

それをブルースやロックの文脈を拝借して、いかに現代的にアップデートできるかという実験的な試みです。

今の複雑な世界情勢や、日々の社会的な圧力を吹き飛ばすような突き抜けた開放感を音に込めました。

かつて私が祭りで感じたあの熱気を、今度はリスナーの皆さんも「寿司ドミナント」のサウンドと共に

体感していただければ幸いです。( writer . REY )

 

M2 Dilemma / Kasei

人生は毎日、選択の連続です。

大切な選択をするときは、いつも自分なりに悔いのないよう、精一杯考えて決めます。

でも一つの道を選ぶということは、もう一つの道を手放すことでもあります。

「あの道を選んでいたら、どうなっていたんだろう…」

迷いや後悔、少しの犠牲を感じることもあります。

それでも自分が選んだ道を信じて進んでいけば、その選択はきっと自分にとって意味のあるものになる。

”迷い”と”希望”が共存する気持ちを、この曲『Dilemma』に込めました。

( writer . Kasei )

 

M3 Giostra/イケナガタイチ

僕のルーツでもあるEuropean Jazzを意識した

自身の初作品です。

はじめてプロットを持ち寄ったのは、僕のリーダートリオTaichi Trioでのリハーサル。

初めての作曲。キーは合ってるか?音符は間違ってないか?

何度も何度も見直した譜面を持って、ドキドキでリハーサルに向かったのを覚えてます。

「寿司ドミナントでもやろう」

そう言ってくれたのは、確かリーダーの怜誉。RECではみんな熱を持って挑んでくれました。

遊園地を連想させるピアノルバートから、疾走感のあるイントロ、今回はRECの手法上、ドラムは正真正銘ありのままの一発録り。

ドラムソロは、何も考えずただ流れてくる、バッキングと音の揺らぎに乗りながら、手足が動くままに表現しました。

楽しかった遊園地も間も無く終園。

そんな寂しさを誤魔化し吹き飛ばすかのような、ピアノソロと共にこの曲は幕を閉じます。

Giostraとはメリーゴーランド。

白馬が音を立てて止まるその時、終わらないで…

そんなふうに誰もが思いますよね。

9分37秒という短い時間に、こんな思いを閉じ込めました。

( writer. イケナガタイチ )

 

*対バンしたいアーティスト

 →Pia-no-jaC←

中学の時に、自分がクラシック以外のピアノ音楽で夢中になったアーティストです

(REY)

Lars Jansson

寿司ドミナントでもたくさんカバーをしてきました。憧れのミュージシャンです。

一度でいいから一緒にライブをしたいです

(イケナガタイチ)

 

*これから国内外のミュージックシーンはどうなっていくと思いますか?

メインストリームでは、より短くわかりやすい歌詞やメロディの音楽が好まれるようになり「音楽ファン」と呼ばれる一般層は減少していくと思っています。

CDや楽曲そのものに大きな価値がつきにくくなり、音楽を嗜むという行為自体が、やがて一つのサブカルチャーになっていく可能性も十分にあるでしょう。

ですが、悲観的になる必要はありません。

僕は寧ろ大きなチャンスだと捉えています。

成熟しきったメインストリームは細分化され、音楽家はそれぞれが小さなコミュニティや「村」を形成していくようになります。

さまざまなニッチなジャンルやディープな音楽が生まれ、今やそれらを愛好家たちはスマートフォンひとつで掘り起こせる時代になりました。

かつてはメインストリームの陰に埋もれていた音楽も、膨大な情報が流通する現在では、熱狂的なリスナーに発見される可能性を持っています。

大衆全員に届く音楽は減るかもしれません。

しかし、本当にその音楽を必要としている人に届く機会は増えているように感じます。

これからの音楽家に求められるのは、万人に向けて発信することではなく、我々の音楽を深く探究し、愛してくれる人たちにどう伝えて、繋がっていけるかです。

大きな市場を奪い合う時代から、小さくても熱量の高いコミュニティを育てる時代へ。

僕は、その変化の中で生まれる新しい音楽に、文化に大きな期待を持っています。

そして或いは音楽の未来は縮小ではなく、多様化に向かうと信じています。

(writing イケナガタイチ)

 

*今後の展望

2026年7月6日、恵比寿BLUE NOTE PLACEでワンマンライブを開催します。

出演のお話をいただいたときは、メンバー全員で大喜びでした。

バンドを始めて10数年。

今年はなんだか良い風が吹き始めているような、そんな予感のする一年です。

このライブを皮切りに、地方遠征や現在制作中のアルバムを携えたワンマンライブなど、さらに活動の幅を広げていきたいと考えています。

そして、このコラムを読んで「寿司ドミナント」を初めて知ってくださった皆さまへ。

今からならアナタも「寿司ドミナント」の古参ファンです。

ぜひライブにも足を運んでいただき、これからの活動を応援していただけたら嬉しいです。

(writing イケナガタイチ)

https://lit.link/sushidominant


 *最新作

*ライブ情報

2026年7月1日 104.5 御茶ノ水

2026年7月6日 BLUE NOTE PLACE 恵比寿

2026年8月2日 CABIN 本厚木

2026年9月4日 INTO THE BLUE 町田

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