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Discharming man / フォーク

2004年12月に解散したkiwirollのVo.蝦名啓太が、札幌にて、納得いく伴奏で、しっかりと歌を届けたいという目的で始めたもの。当初は機械的なサウンドを標榜していたが、その後アコースティックセットに移行。その流れでドンドン演奏する人間が増え、現在はバンド編成で活動をしている。

今回はタイトルで『フォーク』というように言葉の強いアルバムになりました。昔から音楽でも言葉が強いものに影響を受けることが多かったんです。その上で音楽性が強いもの。そういうものを目指して中学生ぐらいの時から音楽を作り続けて今に至ります。なので『フォーク』はその歌詞の部分が大きく特化したものになりました。
意図したものはありません。狙ったことも一切なかったです。ただ日々いろいろなことを考えていました。人を憎んだり、蔑んだり、羨んだり、嘘をついたり、後悔したり、空想したり、喜んだり、笑ったり、泣いたり、怒ったり、腐ったり、自暴自棄になったり、でもやっぱり最後は笑ったりして、なんだかのんびりと日本の片隅で生きてました。そんな中で出来た作品です。
自分は最終的に普通のことしか考えられない人間。中流階級に生まれ、極々普通の教育を受けた、普通の考えしか持てない大したことない人間なので、少しは共感してもらえる部分もあると思います。今回の震災を引き合いに出すのは、戦争映画を作るぐらい卑怯かと思いますが、やっぱり音楽はいい。理屈じゃなく音楽はいいと思えます。あの日から。
最悪、購入しなくてもよいので何かで耳にして少しでも癒しになってくれたらうれしい。ライブに来てくれたりしたらなお最高! いっしょに楽しみたい。笑う顔が一番うれしいさ。そこに至った大きな一歩です。

Vo.蝦名啓太

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