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ヒラオコジョー・ザ・グループサウンズ / 『OU-TOTSU』

前作の『B.C.Eのコンポジション』は、個人的には衝動的な作品で、今作の『OU-TOTSU』は計画的な作品という気がしています。
メンバーとディレクターの渡辺忠孝さんとで、今僕らが届けたい曲というよりかは、みんなが届けて欲しいだろうと思う曲を、アプローチショットを決めていくような感覚(ゴルフ未経験)で選曲しました。
そしたら結局、今僕らが届けたい曲ばかりでした。
狙ってもないのに、今回も懐かしい気持ちにさせるサウンドばかりが詰まっています。
高校生のファンの子までも、口を揃えて懐かしくて甘酸っぱいと言います。まだ10代の子を懐かしい気持ちにさせるなんて、僕ら凄いなって思います(笑)。
音楽が世界を変えた瞬間を見た事はないけど、少なくとも僕らは音楽によって変えられた人間達です。
だから、誰か一人でも、このアルバムによって少し世界が明るく見えたなら、このアルバムが存在する意味はあると思います。
たくさんの人を照らせるにこした事はないのですが。
この円盤が、聴く人をどこか素敵な場所へ導き続ける羅針盤となってくれる事を僕は願っています。

Vo./G.ヒラオコジョー

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