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村田知哉 / Helvetica

札幌を中心に活動するシンガーソングライター、村田知哉。10代の頃より宅録を得意とし、作詞作曲アレンジ、演奏から録音までをマルチにこなせるなんとも2010年代らしい、自己プロデュース能力の高いアーティスト。切ないメロディに、遊び心溢れる歌詞が心地よい。

人生初の流通盤ということで、とにかく気合を入れて作ったのがこの『Helvetica』(ヘルベチカ)です。Helveticaというのはパソコンなどに入っているフォントの一種で、1957年に発表されて以来、デザイナーなどからずっと愛され続けている書体だそうです。タイトルに関しては他にも候補があったのですが、末永く、いつまでも皆さんに聴いて貰いたいという願いを込めて、これを採用しました。そして個人的には、このタイトルに負けない素晴らしい作品が完成したと思っています。
このアルバムが素晴らしいものになった要因として、豪華なゲストミュージシャンたちのご参加があったと思います。札幌の大先輩であるsleepy.abの田中さん、山内さん。元sleepy.abの津波さん。そして、ほぼ面識がないのにご参加して頂いたovallのスズキシンゴさん。スライドギターなどで素晴らしい音を提供してくれた元ポメラニアンズの光由さん。友人としてもミュージシャンとしても、尊敬しつつ仲の良い元竹内電気の斉藤くん。そして、以前僕がサポートギターを勤めたこともあるバンド、シュリスペイロフからボーカルの宮本さんにコーラスをお願いしました。
レコーディングは、スタジオレコーディングとホームレコーディングを半々といった割合で行いました。僕はずっと宅録をメインに制作を行ってきたミュージシャンなので、今回もその要素は取り入れつつ、それでいて素晴らしいゲストミュージシャンやエンジニアさんの力を借りて、自分だけでは到底出来ない、だけども全てにおいて自分らしい作品を作ろうと思いました。聴き所というのは各曲それぞれにあるのですが、それよりも出来ればアルバムを一枚通して聴いた時の物語性を特に注目して欲しいと思います。曲の並びや間の空白、こういった部分にもこだわりがありますので。そしていつまでもいつまでも、聴き続けて頂ければ、と思います。

村田知哉