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soyuz project / perspective

P-MODEL→ヤプーズとテクノポップ・ニューウェイヴ界の重要バンドにおいてサウンドの要となるシンセサイザー/プログラムを担当してきた福間創のソロユニット、soyuz project。あらゆる年代の電子音楽に精通し、そのテイストを感じさせつつ10年代のフロアにも適応するテクノをクリエイトしている。

気が付けば前作より5年の月日を経てのフルアルバムとなりました。その間にもこの国では、様々な重大な出来事が起こってしまい、今回の作品も、そのことと無関係でいられませんでした。こと楽曲の風味は、過去作に比べ、よりピュアでエレクトロニカな世界へと舵を切っていることがおわかり頂けると思います。例えるなら、化学調味料だらけの一口目からわかりやすい味付けではなく、天然素材の良さを活かした、噛めば噛むほど味わい深くなる薄味テイスト&素材そのものが持つ新鮮感度の魅力で勝負していますので、そこの所も楽しんで頂ければと思います。但し、いくら口(耳)当たり良く喉元を通り過ぎようとも、天然素材の持つ毒は下処理せず、そのままに収録しておりますので、その点ご注意の上、お聴き頂ければと思います。
それもこれも、幼少の頃から現在まで、自分が影響を受けてきた全てのエレクトロニックミュージック、例えば、80年代テクノポップ〜後半デトロイト、90年代ハウスからブリープテクノ〜AI、ゼロ年代エレクトロからトロニカ、そしてテン年代へとシフトして行く中で、それらの残像や幻影の全てを惜しみもなく注ぎ込んだ結果です。
ところで最近、ある想いから“金曜江戸前デモ”と勝手に自分で名付けた東京湾での船釣りを始めました。本作品の制作中にも、暇を見つけては東京湾に出掛けていることをTwitter等で発信しております。ですが、本作に「Larus Song」「Waves」という楽曲名があるから安易に、「またぁ、福間、釣り始めたからってわかりやすすぎだろ」という解釈は間違っています。決してそういうことでは無いのです。もちろん聴いて下さる方の解釈はそれぞれ尊重されるべきですが、流石にそこまで単純ではないので、それだけは言わせてください。
というわけでこれで最後になりますが、皆様是非、江戸前製のテンネン代、天然エレクトロを深く嚙みしめてくださいね。

福間創

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