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TheSpringSummer / stitching everywherer

2003年結成。大阪を拠点に活動する4人組エモーショナル・ロックバンド。2本のギターが織りなすアンサンブル、タフなリズム隊たたみかける切ないメロディーに中毒者が続出。

今作を聴いて少しでも何かを感じてくれて、日常の中で生じるたくさんの感情の一つとして、あなたの中に自然に溶け込んでいってくれたらいいなと思います。
僕たちの楽曲は、この曲はこういう曲だっていう明確な答えはなくて、聴いた人それぞれがいろんなことを想像して、あるいは自分に当てはめて聴いていけるような余白が多いと思っています。だからこれは、個人的な感想文みたいなものだと思ってください。
M-1「Sunday」は、イントロや間奏のギターが気持ちいいです。どちらかといえば明るい雰囲気の曲ですが、切ないです。思い出す日曜日です。
M-2「garden」は、勢いのある曲で、なんかこう、内に秘めた決意のようなものを放出する少年のような気持ち。切ないです。
M-3「marl」は、少し曲調が変わってポップな仕上がりですが、実は切ないです。
なんていうか、喪失の喪失みたいな。大人になって失くしたものは、昔はもっと大切に思っていたはずなのでは。
M-4「twilight」は、疾走感とギター2本の絡みが素敵な曲ですね。その疾走感が逆に切なさを加速させている感じ。理由なき焦燥感みたい。
M-5「Puzzle」は、なんかこう一筋縄ではいかない感じがすごく好きです。コーラスもすごくいい感じで気持ちいいです。この曲もやっぱり切ないです。まだそこにあるような気がして。
M-6「Angels field」は、タイトル通り天使が下りてくるイメージです。天使は神聖なところに下りてくるわけじゃなくて、天使が下りてきたからその場所が神聖になった、みたいな。浄化。切ないです。
一応これで一通り終わりましたが、なんか漠然と「切ない」しか言ってないような気がします。すいません。でも、どこがどう切ないのか、何をどう思ったのかは、やっぱり、聴いてくれる皆さんに委ねたいと思います。ありがとうございました。現在ツアー中なので是非ライブにも足を運んで下さい。

Vo./G.佐々木 陽平

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